効果的なビジネスアカウント運用のために注意すること

Facebookページ(ビジネスアカウント)を効果的に運用するためには工夫が必要です。企業ページは、やみくもに投稿していても、思ったほどの反響を得られない可能性があるのです。運用のコツをいくつかご紹介します。

ターゲットのニーズを熟慮する

個人ページと異なり、企業ページは反響を得ることが目的です。そのため、反響を得たいユーザーにとって価値のある情報を提供することが必須になります。それなりの投稿頻度は必要ですが、投稿の回数を増やすより、情報の質を重視しましょう。顧客化したいユーザーを明確にした上で投稿内容を企画をするべきです。

管理体制を構築した上で運用する

企業ページは複数のメンバーで運用しているケースが数多くあります。運用方針や対応基準など、事前にルールを決めておかなければ、ユーザーからのコメントへの対応が遅れてしまうといった事態を引き起こしてしまうかもしれません。

分析を細かく実施する

Facebookにおいてもデータ分析は欠かせません。投稿した内容にどのような反響があったのかを踏まえた上で常に改善を加えなければ成果を向上させるのは難しいでしょう。インサイト機能による数値だけではなく、どのようなユーザーから反響を得ているのかなど、独自の分析を加えてみることも有効です。想定しているターゲットにリーチできていないのなら、戦略の修正が必要になります。

企業のFacebookぺーじ活用事例

ビジネスにFacebookを活用できている企業から学びましょう。自社と同じ業界や顧客属性が似ている企業など、積極的にチェックすることが大切です。

トヨタ自動車

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(画像引用:トヨタ自動車株式会社Facebookページ

トヨタ自動車のFacebookページは、ディープなトヨタファンはもちろん、最近トヨタユーザーになった人や、これからトヨタの車に乗りたいと思っている人まで、幅広くリーチできる情報網羅が魅力です。

名車コンテンツの紹介や、トヨタジュニアゴルフW杯やトヨタ博物館でのイベントなどバリエーションに富んだ投稿に溢れています。また、「TOYOTA GAZOO Racing」など他のFacebookページとのつながりから、ファンに自社の活動を上手に伝えることができている印象です。

資生堂

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(画像引用:株式会社資生堂Facebookページ

ユーザーニーズを満たす企画が見事です。紫外線対策や汗に関する知識など、季節ごとにユーザーが興味を持つことをピックアップしています。

また、キャンペーンや商品情報も交えて緩急ある投稿で、リズムよくページを読んでいけます。化粧品以外では資生堂パーラーの情報など、ユーザーに自社の色々な事業を認知してもらえるように取り組んでいるのが特徴です。

全日空

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(画像引用:全日本空輸株式会社

毎回の投稿に多くの「いいね!」と「シェア」が集まっています。自社と顧客の距離を縮める投稿が魅力的です。働いている人の姿など、顧客が気づかないところにスポットを当て、親近感を高めている印象です。

写真がどれも美しく、投稿にはいつも楽しさが溢れています。ユーザーのコメントにも楽しさや前向きさを感じるものが多くあり、同社のファンの多さに納得します。みんなのフォトアルバムというユーザー参加型コンテンツもよい企画であり、ユーザーとの関わりの作り方がとても上手です。