スケーラブルデザインとレスポンシブデザインの違い

レスポンシブデザインと同様にHTMLメールが実現できるものとしてスケーラブルデザインがあります。ここではそのスケーラブルデザインとレスポンシブデザインの比較を行っていきますが、その前にスケーラブルデザインを簡単に説明します。

スケーラブルデザインとは

スケーラブルデザインとはEvernoteにも用いられている手法です。
デバイスを問わないデザインを採用しており環境を問わないHTMLメールを実現しています。この考えはモバイルフレンドリーやモバイルファーストといった呼び方をされることもあります。

実装はシンプルでプラットフォームに応じたテーブルや画像や文字のリライズは不要メディアクエリも必要なく通常は行動で対応するところデザイン側で対応が可能です。

作成が簡単なのでHTMLに慣れていない方でも直感的に活用できるでしょう。
ただし、スケーラブルデザインには以下のような注意点があります

  • 全体の横幅を550px程度にする
  • 文字サイズを16px以上にする
  • シンプルなレイアウトにする
  • CTAボタンは44px以上にし、タップしやすくしておく

簡単に操作できる分、上記のような点に留意して活用しましょう。 一方、レスポンシブデザインでは、かなり自由度の高いレイアウトが可能です。

とはいえ、ある程度のHTMLへの専門知識が必要になることがあります。

スケーラブルデザインとレスポンシブデザインの違いを踏まえた上で、それぞれ以下のような方は活用を検討してみるといいかもしれません。

<スケーラブルデザイン>

  • HTMLメールを試してみたい
  • コンテンツのボリュームが少なめ
  • コンテンツ作成に投資する時間が少ない

<レスポンシブデザイン>

  • レイアウトを充実させたい
  • モバイルでの閲覧割合を高めたい
  • 基本的なHTMLメール作成の知識がある

まずはお試しをしたいのであれば、スケーラブルデザイン。がっちりと魅力あるコンテンツを作りたいなら、レスポンシブデザイン。といった判断をするといいでしょう。

レスポンシブデザインへの需要はますます増えている

現代においてレスポンシブデザインへの需要はますます増えています。
お伝えしたようにレスポンシブHTMLメールがユーザーに求められているのも必然と言えるでしょう。

同時にレスポンシブHTMLメールのメリットは計り知れないものがあります。
その一方で、基本的な知識が必要になるのも確か。

ぜひレスポンシブHTMLメールで、自社のより良いメール運営に活用してみてください。

参考:
レスポンシブHTMLメールとは?特徴や長所・短所を紹介|メール配信システムはWiLL Mail

htmlメールの作成方法を伝授!作成の基本から、効果の高いメルマガを配信するためには!!!|メールマーケティングのCuenote

HTMLメールとテキストメールの違い|読まれるメールはどっちだ? |起業ログ