MOOC(ムーク)で受けられる海外の大学の英語・プログラミング講座とは?
MOOC(ムーク)は海外の大学の授業をオンラインで受けられる学習サービスであり、スキルアップを志す人にとって最適です。日本ではまだ認知度が高いとは言えないサービスのため、初めて聞いたという方や、MOOCという名前を知っていても具体的にどのような講座があるのかまでわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、MOOCに関する基礎的な情報のほか、おすすめの英語講座やプログラミング講座を紹介します。
MOOC(ムーク)とは
MOOCとは、Massive Open Online Courseの略称です。どこにいてもインターネットを利用できれば、日本や海外の大学の授業を受けられます。有料の講座もありますが、無料で受講できる講座もたくさんあり、勉強に意欲的な人にとって最適なサービスと言えるでしょう。
海外留学をする資金や時間を捻出するのが難しい人も気軽に利用できるほか、留学を考えている学生が海外の大学の授業に触れる体験としても役立ちます。社会人にとっては日々の仕事をしながらのスキルアップに使える価値の高いサービスです。また、MOOCは、修了条件を満たすと修了証をもらえる場合もあるので、学んだ成果が形として残ります。
学びたい人を支える平等なサービス
MOOCは、誰でも受講することができる万人に平等なサービスです。費用がかからない講座も多いので、高い学費を用意しなくてもよい上に、場所や時間に縛られることなく、高度な教育を受けられます。そのため、年齢を問わず様々な人から支持を得る存在と言えるでしょう。
しかしながら、先述した通りMOOCの認知度はまだ高いとは言えません。文部科学省によると、対象の大学、短期大学、高専697校のうち、88%にあたる学校がMOOCを利用していない、もしくは認知していないと回答している現実があります。
参考:
MOOC(ムーク)とは?世界で注目されている学習方法でスキルアップ|INTERNET ACADEMY
MOOCにはたくさんのプラットフォームがある
スタンフォード大学やプリンストン大学が参加している「Coursera(コーセラ)」、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学が参加する「edX(エデックス)」、ジョージア工科大学などが参加する「Udacity(ユーダシティ)」といった米国に本部を置くプラットフォームが数多くあります。その他の国としては、ドイツのポツダム大学が参加する「openHPI」、シドニー大学やタスマニア大学などオーストラリアの多くの大学が参加する「Open2Study」をはじめ、多数のプラットフォームが存在するのです。
日本版は「JMOOC(ジェイムーク)」
出典:JMOOC
日本にもMOOCがあります。JMOOC(ジェイムーク)と言う名称であり、Japan Massive Open Online Courseの略称です。早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学、東北大学などたくさんの大学が講座を配信しています。基本的に1週間を単位として学習を行い、動画の視聴が終わると小テストを行うという流れです。課題の提出もあり、条件をクリアすれば修了証を取得できます。掲示板で他の受講生と交流し学習の理解を深める場も提供されているので心強いでしょう。
MOOC(ムーク)の英語講座
1.TOEFL® Test Preparation: The Insider’s Guide(edX)
出典:TOEFL® Test Preparation: The Insider’s Guide
TOEFLを含めた多数のテスト開発をしているETSが提供する講座です。TOEFL試験を作成する専門家による英語スキルの向上プログラムなので、TOEFLのスコアアップを目指している人にとって最適でしょう。1週間に2~4時間、6週間で修了する講座です。TOEFLを受けたことのない人でも、英語力アップに役立つのでトライしてみてはいかがでしょうか。
2.Improve Your English Communication Skills専門講座(Coursera)
出典:Improve Your English Communication Skills専門講座
米国のジョージア工科大学が提供しています。この講座は、英語によるコミュニケーション能力を向上させるものです。メールの作成や会議でのスピーキング、プレゼンテーションを鍛えます。キャリアやビジネスを次のレベルに引き上げるために何が必要かを明確にし取り組めるのです。週に約4時間の学習を実施すれば、4ヶ月ほどで修了できる初級向けの内容なので安心です。
3.English for the Workplace(Future Learn)
British Council(ブリティッシュ・カウンシル)が提供するビジネス英語プログラムです。仕事探しをして面接を受けるところから、職場での英語によるコミュニケーションまでカバーします。これから英語環境で仕事をはじめる人にも良さそうです。レベルとしては、中級下くらいを想定しており、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
4.English for Business and Entrepreneurship(Coursera)
出典:English for Business and Entrepreneurship
米国のペンシルベニア大学が提供するビジネスを学ぶための英語講座です。受講生から高いレビュースコアで評価されている初級レベルの人気プログラムであり、約25時間で修了
できます。ビジネスの概念や問題について学びながら、本格的なビジネス英語の学習に力を入れます。マーケティングやビジネスプランの作成も学び、説得力のあるプレゼンテーションまで学べるのが魅力です。
MOOC(ムーク)のプログラミング講座
1.みんなのためのPython専門講座(Coursera)
米国のミシガン大学が提供するPythonを学ぶための講座であり、5つのコースで構成されています。初級レベルの講座なので、Pythonをこれからしっかり学習したい人に最適です。1週間に13時間ほどの学習を推奨されており、順調に進めば3ヶ月程度で修了できます。レビュー評点も4.8(2020.3月時点)と高く、多くの人に支持されています。
2.Parallel Programming in Java(Coursera)
出典:Parallel Programming in Java
米国のライス大学が提供するJAVAを学ぶための講座です。この教材は3つのコースから成り立っています。レベルは中級であり、約15時間で修了できるカリキュラムです。JAVAを使った並列プログラミングについて学習でき、わかりやすさが受講生から評価されています。
3.プログラミングしながら学ぶコンピュータサイエンス入門(edX)
東京工業大学が提供する講座です。Rubyを使ったプログラミングをしながら、コンピュータサイエンスの基礎を習得できます。「計算を通じてコンピュータの世界を知る」というコンセプトのもと作られており、基礎からプログラミングを学びたい初心者の人に最適な内容です。4週間の中で週に2~3時間の学習を想定しています。日本語で受講できるので、気軽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
4.NANODEGREE PROGRAM Front End Web Developer(UDACITY)
出典:NANODEGREE PROGRAM Front End Web Developer
米スタンフォード大学の教授であるSebastian Thrun氏により作られたUDACITYというプラットフォームです。高品質のWebサイトの制作を実現するためにフロントエンドエンジニアとして必要なプログラミングスキルを身につけられる講座です。CSS、Flexbox、CSS Gridを使用したレスポンシブ仕様のホームページを制作します。HTMLとCSS、JavaScriptの基礎の部分からスタートするので初心者に最適です。Nanodegreeというコース修了の認定を受けられる少々高めの有料コースです。
どのような講座があるのか積極的な情報収拾がコツ
MOOCを最大限利用するためには、まず自分が必要とする講座を徹底的に探しましょう。無料で講義を視聴できる以上、いかに自分にとって最適な情報を集められるかが、有益なスキルアップのコツと言えるでしょう。また、まずは手軽な講座からスタートして、MOOCがどのようなものなのか体験してしまうのも一つです。意欲的に進める学習ほど、効率的に身につくものはありません。この記事を読み終えたら、早速スタートしてみてはいかがでしょうか。
eラーニングを活用するメリット・デメリット
eラーニングのメリット・デメリットと最新事情まとめ
最近はeラーニングで勉強できる事柄の種類も増えておりますので、あなたにピッタリのプログラムが見つかるかもしれません。今回はeラーニングのメリット・デメリットに加え、最新情報をまとめさせていただきました。
- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
- インターネット
- インターネットとは、通信プロトコル(規約、手順)TCP/IPを用いて、全世界のネットワークを相互につなぎ、世界中の無数のコンピュータが接続した巨大なコンピュータネットワークです。インターネットの起源は、米国防総省が始めた分散型コンピュータネットワークの研究プロジェクトARPAnetです。現在、インターネット上で様々なサービスが利用できます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- コンセプト
- コンセプトとは、作品やサービスなどに一貫して貫かれている考え方をいいます。デザインと機能がバラバラだったり、使い勝手がちぐはぐだったりすると「コンセプトが一貫してないね」などと酷評されてしまいます。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- CS
- CSとはCustomer Satisfactionの略称で「顧客満足度」を意味します。顧客との関係維持、サービスの発展に関するマーケティング戦略に関わる用語です。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- HTML
- HTMLとは、Webページを記述するための言語です。"HyperText Markup Language "の略です。"<"と">"にはさまれたさまざまな種類の「タグ」によって、文章の構造や表現方法を指定することができます。
- JavaScript
- JavaScript(ジャバスクリプト)とは、Webサイト上でさまざまなインタラクティブな動きを実現するために用いられる言語
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