若い世代で人気の動画配信SNS「TikTok」。実際に使っている人はもちろん、各種メディアでの広告などを目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

このTikTok、実は2018年から広告配信プラットフォームとして注目されているのです。

では、TikTokの広告にはどんな種類があるのか、そしてどんな特徴があるのか、解説していきます。

TikTokとは?

TikTokは、中国のByteDance社が提供する動画配信SNSです。最大の特徴は配信できる動画の尺が短いこと。作成できる動画は15秒から1分と短くなっています。また、動画にBGMを付けられることも特徴のひとつ。BGMはフリー素材だけではなく、音楽配信サービス「AWA」との業務提携により、約25000曲の楽曲が使えます。

そして多彩な特殊効果が使えるのも特徴。0.5倍速や2倍速といった効果に加え、逆再生や顔の輪郭をスマートにしたり、肌を滑らかに補正するといったフィルターを使用することも可能。簡単に言えば「盛れる」わけです。

TikTokは、楽曲に合わせてダンスをする動画などが多く、特に若い世代での利用率が高いのが特徴。2020年1月の時点で全世界のユーザー数は8億人、日本国内では950万人となっています。ユーザー層は10代、20代が多く、世界では男性ユーザーが多めですが、国内では女性ユーザーのほうが多くなっています。

参照:
【2020年4月更新】主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ|UNIAD

【最新版】5分で分かる『TikTok』広告のすべて(解説)|VALUE CREATION

TikTokの広告は3種類

今や巨大プラットフォームとなったTikTokですが、2018年からは広告配信も開始しています。これだけのユーザー数がいるサービスですから、その効果のほどが期待できるはず。そこで、TikTokの広告の種類について解説します。

起動画面広告

TikTok起動時に表示される純広告枠です。対応形式は静止画とGIFで、3〜5秒表示されます。起動時に全画面表示されるため、訴求力が高いのがポイント。ただし、1日1枠の限定メニューとなっているため、枠の確保が難しく、費用も高価となっています。

#チャレンジ広告

これは「ハッシュタグチャレンジ広告」と読みます。SNSで使われるハッシュタグ(#○○)を設定し、そのハッシュタグにちなんだ動画投稿をユーザーに促すというタイプの広告です。

ディスカバリーページのトップとアプリ内のコンテンツページに表示させることが可能です。

ユーザー参加型広告のため、拡散しやすいのが特徴ですが、なお、インフィード広告や起動広告がパッケージ含まれているため、広告費が高額となります。

インフィード広告

インフィード広告は、おすすめ投稿フィード上に表示されます。広告には5秒から15秒の動画を設定することが可能。またリンクを設置することができ、アプリページや外部サイト、アプリストアへの誘導が可能です。そのほか、さまざまなCTAの設定が行えるようになっています。

この広告では純広告だけではなく運用型枠も用意されてるのも特徴。期間保証やインプレッション保証、CPM・CPC課金による配信も可能です。

参考:【動画マーケティング】TikTok広告の概要|カルテットコミュニケーションズ