WebサイトとLP(ランディングページ)は、それぞれどんな目的があるのでしょうか。目的の違いを解説します。

目次

  1. WebサイトとLP(ランディングページ)の目的の違い
  2. 集客方法の違い
  3. LP(ランディングページ)の特徴
  4. Webページ・LPは「365日24時間稼働の営業担当」

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WebサイトとLP(ランディングページ)の目的の違い

本来の意味でのLP(ランディングページ)とは、検索や広告などからユーザーが最初に流入するページのことを指します。1枚構成の縦長のページも、サービスサイトのTOPページなども本来の意味ではランディングページになり得ます。
但し、この記事においては、制作物の観点から下記の定義で説明します。

Webサイト

Webサイトとは、複数のWebページで構成されるサイトのこと。あらゆる情報をまんべんなく届けるフルコース料理のような立ち位置です。
まずトップページがあり、そこからさまざまなカテゴリに分岐、下層ページへとつながっていきます。

Webサイトの目的は下層ページへと誘導していくことです。アパレルのECサイトであれば、トップページからレディース・メンズに分かれ、トップス・アウター・ボトムスなどに分かれていきますが、見てほしいのはトップス・アウター・ボトムスなどの各商品であり、トップページではありません。訪問者が多数のページから求めているコンテンツ(下層ページ)をすぐ見つけられるように、わかりやすいサイト構造を心がけるのが重要です。

LP(ランディングページ)

Webサイトをコース料理とするならば、LP(ランディングページ)は1ページ完結型の単品料理。GoogleやYahoo!などの検索サイトに加えて、バナー広告やSNS広告など、主に広告から遷移する入り口のページとして使われることが多い傾向にあります。

LPの目的は、ターゲットを集客してコンバージョン(顧客から得たい反応)を獲得することです。コンバージョンは「購入」「問い合わせ」「資料請求」「見積もり請求」などサービス・商品によって異なりますが、顧客に売り上げアップにつながる行動をしてもらうページです。

WebサイトとLPの違い.png

集客方法の違い

WebサイトとLP(ランディングページ)では、集客方法も違います。それぞれどんな集客方法が向いているのでしょうか。

Webサイト

Webサイトは基本的には売り上げに直結するものではありません。ECサイトであれば別ですが、メディアやコーポレートサイトだとすぐにコンバージョンにつながるわけではないので、有料の広告で集客するのはコストパフォーマンスが低く効率的な方法とは言えないでしょう。

無料の集客をするのが望ましく、SEO対策SNSへの投稿、プレスリリースの配信などが主な集客方法です。定期的にコンテンツを発信しWebページを更新しながら増やしていく地道な努力が必要ですが、SEO対策がうまくいけば無料で大きな集客効果が期待できます。

LP(ランディングページ)

見込み客を呼び込み売り上げを作るLPは、広告を出して有料で集客することが圧倒的に多いです。「PPC広告」と呼ばれる検索広告やSNS広告、アフィリエイト広告などが一般的で、メルマガから集客することもあります。

GoogleやYahoo!などの検索広告は、すでに関連ワードで検索しているユーザーに広告を表示するため、ニーズが顕在化しているターゲットにピンポイントで訴求できます。

SNS広告は、多くの人が常に持っている根源的な欲求にアプローチするのに向いています。
たとえばダイエット、モテ、薄毛、健康、お金、出世などです。
実際に検索していなくても、FacebookやInstagramに広告出稿すればそれなりの集客が見込めるでしょう。

Webサイトブログ記事コンテンツ)からLPへ集客するケースもみられます。Webサイトブログで定期的に情報発信してファンを増やせれば、すでに商品・サービスに興味を持っている人をLPに呼び込めます。

LP(ランディングページ)の特徴

LP(ランディングページ)ならではの特徴がいくつかあります。どれも効果を出すポイントなので、あらかじめ押さえておきましょう。

縦長の1枚ページ

LPは、一般的には「縦長の1枚ページ」になっています。その1ページに、顧客に行動してもらうための情報を詰め込んでいるのが特徴です。問い合わせや購入をしてもらうにはそれなりの情報量が必要なので、自然とページが長くなるのです。楽天市場の商品ページを想像するとイメージしやすいでしょう。

1枚のページにすべてを集約しているのは、来訪者の離脱を防ぐためです。違うページに遷移しなければ購入・問い合わせなどができない場合、クリックする手間が生まれます。
来訪者が離脱しやすくなって取りこぼしが生まれるので、なるべく1枚のページで完結するように構成するのです。

コンバージョンボタン(CTA)がわかりやすい

コンバージョンボタン(CTA)とは「購入」や「問い合わせ」などのコンバージョンにつながるボタンのこと。LPはコンバージョン獲得に特化したWebページなので、コンバージョンボタンは一番目立つ場所にあり、すぐクリックできるように配置されています。

色はクリックされやすいように背景色に対して目立つ色が多く、ボタンのサイズは大きい傾向があります。コンバージョンボタンが埋もれないように、ほかのリンクやボタンが少ないのもLPの特徴です。

購買意欲を高めやすい

LPは縦長の1枚ページなので、上から下に順番に読んでいきます。そのため来訪者に読ませたい情報を順番に見せることができ、購買意欲を高めやすいのが特徴です。ストーリー立てて構成し、最後にコンバージョンボタンを設置してクリックするように誘導します。

王道の順番は下記のような構成です。

ターゲットへの呼びかけ(共感・理解)
❷ 商品・サービスのメリット実績・証拠お客さまの声(口コミ)
❺ 限定特典コンバージョンボタン(CTA)

特に「無料」は大きな訴求ポイントになりコンバージョン率を上げる効果があるので、コンバージョンボタン直前の限定特典はとても重要。ターゲットが欲しがるものを無料特典として用意しましょう。

Webページ・LPは「365日24時間稼働の営業担当」

WebページやLPはWebマーケティングの土台となる存在で、365日24時間稼働の営業担当でもあります。効果を出すにはそれぞれの目的を踏まえて集客方法を選定し、ユーザーのことを考えたページ制作をしなければなりません。
基本の知識を身につけたうえで、ユーザーが何を求めているのか深く考え、それに応えるWebページ、LPを作ってください。そしてターゲットに合った集客方法で「見られる努力」をしてください。

参考:
・現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲る ランディングページ/相原 祐樹
・億を売る『LP理論』: 〜最高の見込み客リスト獲得ランディングページ教本〜/大山祐矢
WEBサイトとランディングページの違いを考える | lp制作・改善のコンバージョンラボ
ホームページ集客の10の手法と正しい選び方::株式会社イノーバ

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