この記事は2015年4月6日の記事を更新しています。

Webマーケティング界隈で使われる単語は、「CVR」「CTR」など、語感がよく似ているうえに意味も紛らわしいものが多数あります。
SEM」と「SEO」の2つの単語も、初心者にとっては非常に見分けがつきにくいのではないでしょうか。

今回は、意味を混同しがちな「SEM」と「SEO」の違いを解説します。

SEMとは

SEMとは、Search Engine Marketingの頭文字を取った略語で、検索エンジンマーケティングを意味します。
検索エンジンに関わるマーケティング全般を指し、リスティング広告SEOなどのマーケティング施策すべてが含まれます。

また、画像検索や動画検索など、あらゆる検索方法に対する施策も含まれます。
近年では、YouTube動画が検索結果に表示される場合も多いため、テキスト記事だけでなく動画のマーケティング施策も考慮する価値があります。

ただ、一般的にSEMとして取り組まれるのはSEOリスティング広告なので、今回はこの2つを重点的に見ていきましょう。

SEOはSEMの施策の一部

検索結果.png
検索エンジン検索結果画面には「自然検索結果」と「広告枠」の2種類の表示枠があります。一般的なSEMは、この2つの表示枠に対しての施策となります。
「自然検索結果」の施策はSEO、「広告枠」の施策はリスティング広告です。

このように、SEMSEOは同列のものではなく、SEMの1つの手段としてSEOが存在している、というのが正しい認識です。

SEOは広告ではなく、検索エンジン上での露出機会を増やすことを目指す施策

SEO」は、「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
Google検索エンジンのアルゴリズムにホームページを最適化させ、検索エンジン上での露出機会を増やすことを目指す施策です。

Googleは、創業当時からユーザーファーストを一貫しているため、ユーザーにとって役に立つホームページを優先して表示させるようなアルゴリズムの形成を進めており、Googleウェブマスター向けガイドラインにも、どのようなホームページが推奨されるかを記載しています。

アルゴリズムの精度が低かった数年前までは、そのようなGoogleの意図に反して、アルゴリズムの隙を突くSEO手法(ブラックハットSEO)が横行していましたが、精度が向上した今はGoogleが推奨するユーザーファーストなSEOホワイトハットSEO)が主流となりました。

参考:
Googleウェブマスター向けガイドライン全34項目補足情報まとめ
知らぬ間にやってない!?絶対NGなブラックハットなSEO手法まとめ

リスティング広告は広告で、検索キーワードに合わせて表示が出来る

リスティング広告は、検索結果画面の広告枠のことで、検索キーワードに沿った広告が表示されるため「検索連動型広告」とも呼ばれます。
入札方式の広告で、設定キーワード広告タイトル&文章、金額など様々な要素を考慮して表示される広告が決定されます。

こちらも基本的には、「ユーザーが求める情報を的確に表示させる」というスタンスを取っているため、SEO同様ユーザー視点を取り入れることが不可欠です。
Google AdWords、Yahoo!プロモーション広告ともに、ガイドラインが用意されているため、運用を開始する前に確認するようにしておきましょう。

広告掲載のポリシー - AdWords ヘルプ
広告掲載基準:もくじ - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

SEMに含まれるマーケティング施策

上記ではSEOリスティング広告を説明しましたが、検索結果には自然検索や広告枠以外にも様々な枠が存在します。

  • リスティング広告
  • SEO
  • Naverまとめ(Yahooのみ)
  • Jword(Yahooのみ)
  • Yahooショッピング(Yahooのみ)
  • Yahoo知恵袋(Yahooのみ)
  • Yahooオークション(Yahooのみ)
  • Yahooニュース、Googleニュース

など。またGoogleはナレッジグラフという、キーワードが人物であれば人物に関わるあらゆる事象について検索結果に表示する機能を持っており、表示される項目は上記で挙げたものよりも多いです。

これらの枠に対して、自社のページを表示させてターゲットユーザーを獲得しようとする施策もSEMといえます。

まとめ

検索エンジンで検索行動を行うユーザーは、何かしらの情報を知りたいというニーズがあるため、そのニーズに合った情報を届けることができればコンバージョンに寄与できる確率が高くなります。

SEMにおいて一番意識するべきなのはユーザーです。

自社がターゲットとするユーザーが求めているものは何か、どのように調べるのか、どのような表現であれば見たいと思われるのか。このような視点を念頭においたうえでそれぞれの施策に取り組みましょう。

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