ネット印刷通販のラクスル、フリマアプリのメルカリが調達を発表するなど、2014年は大型の資金調達のニュースが多数話題となりました。
2013年度頃から資金調達がブームとなっていますが、勢いは衰えることなく今年も引き続き数多くの資金調達が発表されています。

今回は、2015年度に資金調達に成功したサービスを、メディア関連に絞ってご紹介します。
最近のビジネストレンドにどのような傾向があるか、という点も踏まえてぜひご覧ください。

※2015年11月20日時点の情報になります。

今年資金調達を実施したメディア関連サービス

1.ママリ|Connehito (調達額:1億5000万)

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http://jp.techcrunch.com/2015/03/03/jp20150303mamari-connehito/
Connehito株式会社は、B Dash Ventures、プライマルキャピタルから1億5000万円の資金調達をおこなったことを3月3日に発表しています。
同社は、育児、出産に関わる情報提供をおこなうキュレーションメディア「ママリ」、女性に特化したQ&Aサービス「ママリQ」を展開している企業です。

両サービス共に月間MAUは約100万人程度、月次の成長率は投稿数ベースで直近約40%となっており、特にママリQは急速に成長しています。

今回の調達資金は、サポート機能や更なるスムーズな問題解決のために使うとの考えです。

2.Japan Info|Grood(調達額:非公開)

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http://thebridge.jp/2015/10/grood-funded
株式会社Groodは、ベンチャーユナイテッド、ガイアックスから資金調達を実施しています。
これまで声優オーディション案件を配信するサービス「Voip!」、旅行計画をクラウドソーシングできるサービス「tabikul」を手掛けてきましたが、これらサービスは事業譲渡や運営停止という形をとっています。

現在は、2015年1月にリリースした訪日旅行者向けメディア「Japan Info」の運営に力を注いでいます。
月間の掲載記事数は400本で、トラベルはもちろんカルチャーを含め幅広い情報を掲載しています。

SNSでも大きく成長しており、訪日旅行者を対象としたビジネスに注目が集まっている状況で、今後の動きが期待されます。

3.C Channel|C Channel株式会社(調達額:5億)

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http://thebridge.jp/2015/04/former-ceo-for-line-akira-morikawa-start-up-new-company-c-channel
C Channel株式会社は、2015年3月末までLINEで代表取締役を務めていた森川氏が立ち上げた新会社です。
設立にあたり、アイスタイル、アソビシステムホールディングス、グリー、GMO VenturePartners、ネクシィーズ、B Dash Ventures、MAKコーポレーション、楽天から総額約5億円の資金調達を実施しています。

同社では、ファッションやヘアメイクなどの情報を扱う動画プラットフォーム「C CHANNEL」を立ち上げていて、2015年4月10日からβサービスを提供開始しています。

4.ZUU Online|ZUU(調達額:4億5000万)

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http://thebridge.jp/2015/09/zuu-fundraises-3-7-million-from-fenox-others
株式会社ZUUは、Fenox Venture Capitalおよび複数のエンジェル投資家から総額約4.5億円の資金調達を実施しています。
本調達は、昨年8月に実施した1億500万円の資金調達に次ぐものです。

エンジェル投資家の中には、マレーシアの首相の右腕とも名高い鈴木二郎氏を含んでいます。
同社は、エグゼクティブ層の資産管理、資産アドバイザーのビジネスサポートを事業としている企業で、金融バーティカルメディア「ZUU Online」を展開しています。

今回の調達資金は、主に人材面の強化に充てられる予定です。

5.LOVEGREEN|株式会社ストロボライト(調達額:非公開)

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http://jp.techcrunch.com/2015/09/30/lovegreen-raised/
株式会社ストロボライトは、アイモバイル、SMBCベンチャーキャピタル、プライマルキャピタル、個人投資家から調達金額非公開で資金調達を実施しています。
過去には、インキュベイトファンドによる起業支援プログラム「Incubate Camp 8th」にも参加しています。

同社は生活に植物、花を取り入れるボタニカルライフをサポートするメディア「LOVEGREEN」を運営しています。
植物の育て方の問題解決ができるメディアがないという状況を解決していきたいという方針です。

今回の調達資金は、広告費、店舗課金、ECでの利用を検討しています。

6.ITトレンド|株式会社イノベーション(調達額:1億3000万)

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http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000014573.html
株式会社イノベーションは、株式会社日経BPおよび株式会社リンクアンドモチベーションから約1億3,000万円の資金調達を実施しています。

同社はこれまで、IT製品を比較できるメディア「ITトレンド」、管理部門を対象にしたメディア「BIZトレンド」の運営や、ホームページへ来訪した企業を解析するツール「リストファインダー」を提供しています。
サービスを通して、法人営業の仕組み化と効率化の実現、BtoBマーケティングの変革を目標としています。

今回の調達資金は、経営基盤強化と展開中の自社事業のサービス強化、事業拡大推進にあてる考えです。

7.メディカルノート|株式会社メディカルノート(調達額:2億5000万)

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http://jp.techcrunch.com/2015/07/20/medical-note/
株式会社メディカルノートは、ジャフコから2億5000万円の資金調達を実施しています。
現役の医師や医学生による医療情報メディア「メディカルノート」を運営しており、記事も医師や医学生が寄稿したものが中心となっています。

特定分野を得意とする医師が確認することで、品質の高い情報を配信するというのが特徴です。
ディー・エヌ・エーのMedエッジ、サイバーバズのDoctors Meほか医療情報をベースにした競合は多いものの、記事と医師が結びついている点がメディカルノートの大きな強みとなっています。

今回の調達資金は、人材の強化によるサービス開発、コンテンツ制作体制強化に活用していく考えです。

8.cozreマガジン|株式会社コズレ(旧:トウキョウアイト)(調達額:1億)

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http://jp.techcrunch.com/2015/07/31/cozre-raised/
株式会社コズレ(旧:トウキョウアイト)は、グローバルブレインから1億円の資金調達を実施しています。
同社は、子供を持つ親をターゲットにしたナレッジシェアメディア「cozreマガジン」、子連れの外出を楽しくするコミュニティサイト「cozre」を運営する企業です。

今後は、今回の調達資金によりcozreマガジンの事業強化を推進し、コンテンツや品質強化、ユーザビリティ強化を進める方針です。
また、保有している子育て経験を持つナビゲーターを、今年中に10倍まで増加させる予定となっています。

これにあわせて、投稿しやすい独自CMSの開発、トライアル中の別事業の本格化も進めていく見込みです。

9.ViRATES|株式会社狩猟社(旧:株式会社まさか)(調達額:3500万)

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http://jp.techcrunch.com/2015/01/26/20150126masaka/
株式会社狩猟社は、独立系ベンチャーキャピタルファンドのANRIから3500万円の資金調達を実施しています。
主な事業として、我を忘れられる「忘我の時間」の提供を目的とし、『オモシロ』を集めたキュレーションメディア「ViRATES(バイレーツ)」を運営しています。

メディア内では、主に面白い動画コンテンツを毎日配信しています。
今後はメディア、動画制作事業を主軸にするため、株式会社まさかから株式会社狩猟社に社名変更しています。

調達資金は、"YouTuberとテレビ局の中間"的存在の新事業にあてる予定です。

10.旅MUSE|バリーズ株式会社(調達額:非公開)

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http://www.sankei.com/economy/news/150528/prl1505280083-n1.html
バリーズ株式会社は、シリアルアントレプレナーの経沢香保子氏、株式会社VOYAGE VENTURES、スローガン株式会社、AZURE・PLUS株式会社、個人投資家から調達金額非公開で資金調達を実施しています。

同社が主な事業としているのは女性向け旅行特化型メディア「旅MUSE」で、インフルエンサーを迎えて旅行ニーズを喚起しています。

調達により、コンテンツの拡充、アクティブユーザーの増加につなげるとしています。

まとめ

以上、2015年資金調達に成功したサービスをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。

今回はメディア関連のサービスだけに注目しましたが、これだけの企業が資金調達をおこなっています。
昨今の資金調達ブームがいかに盛り上がっているかをお分かりいただけたのではないでしょうか。

来年以降、このブームがどのような動きを見せるのか今後も注目です。

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