より効果的に運用するために!Facebookページでの「リーチ」を理解しよう
Facebookページを運用している方は、少しでも多くのユーザーに情報を届けるために日々奮闘されていることと思います。
Facebookページには、どれくらいのユーザーが投稿を閲覧したかを数値で確認する「リーチ数」というものがあります。
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今回は、「リーチ」の概要と、リーチを上げるためのポイントについて解説します。
Facebookページを効果的に運用するための参考にしてください。
なお、記事内での情報は執筆時(2016年1月7日)現在のものです。
Facebookは度々仕様が変更になりますのでご注意ください。
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リーチとは
「リーチ」とは、Facebookページの投稿がファンのタイムラインに表示される状態を指します。
リーチ数が多ければ多いほど多くのユーザーに投稿が見られており、低いと少数のユーザーにしか見られていないと判断することができます。
最近の国内での調査データによると、ファン(Facebookページいいいね!しているユーザー)のニュースフィードへの平均リーチ率は、ファン数が1,000人以上~5,000人未満の平均が25.99%、5,000以上~10,000人未満の平均が18.37%とされています。
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ページに「いいね!」をしているユーザー全員が投稿を見ているとは限らないということです。
そのため、「いいね!」を押してくれるファンを獲得するだけではなく、いかにリーチ数を増やしていくかが課題となります。
リーチ数を左右する要因
リーチ数を左右する要因として主に取り上げられるのが「エッジランク」です。
エッジランクとは、ユーザーのFacebook上の友達やフォローしている企業のFacebookページのうち、どの投稿を優先的に表示させるのかを判断する、Facebook独自のアルゴリズムです。
エッジランクの仕組みを理解すると、Facebookページからのリーチ数を増やせる可能性が高くなります。
エッジランクの詳細は公開されていませんが、主に以下の3要素がエッジランクに大きな影響を与えるとされています。
・親密度(affinity score)
・重み(Weight)
・時間(Time)
親密度
親密度は「普段ユーザーとどの程度コミュニケーションをとっているか」で判断されます。
「コミュニケーション」の詳しい定義は公開されていませんが、一般的にはコメントを書き込む、いいね!をする、タグ付けをする、メッセージのやり取りがある、プロフィールページの閲覧頻度などは少なくとも「コミュニケーション」の対象として判断されると言われています。
企業のFacebookページでは、ファンユーザーがFacebookページを訪問してくれることが「プロフィールページの閲覧」として捉えられます。
重み
重みとは、各投稿に対するいいね!数やコメント数、シェア数などの、ユーザーからのリアクション回数を指します。
リアクションごとにも評価の重みがあり、いいね!よりもコメントがつくほうが、その投稿には重みがある、と判断されると言われています。
また、投稿の種類にも評価の重みがあり、近況として投稿するよりも、写真や動画の投稿の方が重みが高いとされています。
時間
時間とは、投稿されてからの経過時間と、ユーザーからのリアクションがついてからの経過時間の2つを指します。
どちらも、現時点の時間に近い方が評価が高くなります。
例えば、1週間前に投稿されたものはそのままではニュースフィードに表示されにくくなってしまいますが、その投稿に対して今いいね!がつけば評価が高くなってニュースフィードへ表示されやすくなります。
エッジランクについてさらに詳しいことが知りたい方は、ferretの以下の記事を参考にすることをオススメします。
リーチの種類
Facebookページの管理者であれば、タイムラインから投稿ごとのリーチ数を確認できます。
また「インサイト」からのリーチ数の変動を見ることが可能です。
詳しい確認方法については、下記で解説しています。
リーチは、大きく以下の3種類に分けられます。
・オーガニックリーチ
・有料リーチ
・口コミからのリーチ
オーガニックリーチ
オーガニックリーチとは、ユーザーのニュースフィードやFacebookページのタイムラインなどで投稿を閲覧したユーザー数を表します。
オーガニックリーチには、Facebookページにいいね!をしているユーザー以外が閲覧した数も含まれます。
有料リーチ
有料リーチとは、ページポストアド(投稿谷でFacebook広告を出稿できるサービス)やスポンサー記事など、Facebook広告経由でFacebookページの投稿を閲覧したユーザー数を表します。
ここではリーチしたユーザーの属性なども確認することができます。Facebook広告を運用している場合は、どれだけのターゲットユーザーに投稿が届いているかをチェックしましょう。
口コミからのリーチ
口コミからのリーチとは、Facebookページの投稿にいいね!やシェアをしたユーザーを介して投稿を閲覧したユーザー数を指します。
クチコミが増えれば、Facebookページ自体のいいね!数が増えることも期待できます。
リーチ数を確認する方法
ここでは、リーチ数を確認する方法について解説します。
効果のあるFacebookページ運用を行うためにも、上記で解説した各リーチ数をチェックして、投稿がしっかりとターゲットユーザーに届いているのか、リーチ数の拡大ができているのかを確認するようにしましょう。
各投稿ごとのリーチ数を確認する
各投稿ごとのリーチ数は、投稿記事の下で確認することができます。
オーガニックリーチと有料リーチを確認する
オーガニックリーチと有料リーチは、インサイトから確認することができます。
なお「口コミからのリーチ」は、オーガニックリーチに統合されているので、口コミ単体でのリーチ数を確認することはできません。
まずFacebookページの管理者ページから「インサイト」をクリックします。
画面右側にメニューが表示されますので、そこから「概要」をクリックしてください。
すると投稿ごとのリーチ数やエンゲージメント、いいね!やシェア・コメント数などを確認できる画面が表示されます。
ここで「リーチ」で表示されているグラフにカーソルを合わせると、オーガニックリーチと有料リーチの内訳を確認することができます。
リーチ拡大のために意識したいポイント6選
エッジランクをあげてリーチを拡大することが、Facebookページを運用する上では欠かせないことはお分りいただけたでしょうか。
続いて、リーチ拡大のために最低限意識したい主なポイント6選を紹介します。
1.Facebookページの説明文
Facebookページのトップには、そのFacebookページがどのような情報を発信しているのかを簡潔に伝える「説明文」を記載する項目があります。
説明文の項目はFacebookページのトップに常に掲載されるので、発信内容を具体的に記載し、少しでもユーザーの興味をそそるような文章にするとよいでしょう。
2.画像にこだわる
ヘッダー画像やプロフィール画像、投稿時の画像などユーザーが目にする画像にはこだわりを持つとよいでしょう。
心理学的にも画像の影響は大きいとされており、文字よりも画像の方が認識しやすく記憶に残りやすいことを心理学用語で「画像優位性効果」と呼びます。
Facebookページで発信したい情報の内容と画像に大きな差異が生まれないようにすること、一手間かけてユーザーが引き込まれるような画像を使用する事などを心がけましょう。
3.投稿時は文字情報だけではなく視覚情報も活用する
Facebookページに投稿する際は、文字情報だけではなく画像や動画などの視覚情報も活用するとよいでしょう。
先に紹介したとおり、人間は文字情報よりも画像などの視覚情報のほうが認識しやすい傾向にあります。
4.投稿回数は多ければいいわけではない
Facebookページへの投稿は、多ければ多いほうがよいというわけではありません。
1日に何度も投稿すると、ユーザー側には「飽き」が生じてしまい、リアクションを示すユーザーの割合も低下してきます。
参考
効果的なフェイスブック投稿は「週に1~4回」、高頻度ほどパフォーマンス低下に―英・ロコワイズ調べ | トラベルボイス
目安としては、1日に1〜2回程度の投稿に抑えるようにしましょう。
5.インサイトを活用してユーザーを知る
Facebookページの管理者ページでは、インサイト(アクセス解析)を確認することができます。
このインサイトを活用して、ユーザーが求めている情報はどのようなものなのかを研究するとよいでしょう。
インサイトでは、ユーザーからの反応がいい投稿の内容や投稿のタイプ、閲覧環境(パソコンなのかスマートフォンなのかなど)、閲覧時間等が閲覧できます。
過去のデータを参照し、ユーザーからの反応がよりいい投稿を繰り返していくことで、リーチ拡大が期待できます。
6.ユーザーとのコミュニケーションは積極的に行う
投稿に対してユーザーがコメントをつけてくれた場合は、できるだけ@ユーザー名をつけて返信するように心がけましょう。
「@」をつけることでコメントをしてくれたユーザーにFacebookページからコメントがあったことが通知されます。
コメントをつけることが難しい場合でも、「いいね!」だけでもつけるようにしましょう。
ユーザーとのコミュニケーションを積極的に行うことで、エッジランクを上げる「親密度」が高まるだけではなく、Facebookページの「重み」も高くなりやすくなります。
また、ユーザーからのコメントへの返信に対して、さらにユーザーがいいね!をつけると、これもエッジランクを高めることにつながります。
まとめ
Facebookページは無料で作成することができるので、リーチ拡大に尽力すれば費用対効果の高いプロモーションとして利用することができます。
Facebookページのリーチが拡大するということは、それだけ多くのユーザーに情報を届けられたということを示し、露出増加や反応の増加も期待することにつながるからです。
リーチには「いいね!などのリアクションをしていないが投稿は見ている、というユーザーも含まれますので、彼らが何かしらのリアクションをしたくなるような投稿を心がければ、次の投稿はさらにリーチしやすくなります。
少しでも多くのユーザーの目に止まり効果的にFacebookページを運用するためにも、ユーザーのニーズとエッジランクについて理解を深め、ユーザーが思わず見たくなるようなFacebookページ作成ができるように意識しましょう。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- ページ
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- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- ページ
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- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
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- オーガニック
- オーガニックとは、検索結果ページに表示されるリストのうち、広告以外のものを指します。「オーガニック検索」、「自然検索」、「ナチュラル検索」などとも言われます。
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- 広告
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- ターゲットユーザー
- ターゲットユーザーとは、自社の商品やサービスを利用するユーザー、または、運営するホームページの閲覧を増やしたいユーザーを、性別、年代、職業など、様々な観点から具体的に定めることを指します。
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- 「口頭でのコミュニケーション」の略で、消費者の間で製品やサービスの評価が伝達されることです。 一方で、不特定多数の人々に情報が伝達されることをマスコミと使われます。
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- エンゲージメント
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- ヘッダー
- WEBページの上部スペースに位置し、どのページが開かれても常に共通して表示される部分です。ヘッダーの役割は、まずWEBページを目立たせ、ブランドイメージを訴求することにあります。会社のロゴなども通常はここに置きます。また目次となるメニューを表示し、自分が今どのページにいるかを分からせることもあります。
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