この記事は2014年11月20日の記事を更新しています。

突然ですが、皆さんはGoogleサーチコンソールをちゃんと使いこなせていますか?

Googleサーチコンソールを利用すると、(not provided)として隠されていた検索キーワードを調べることが出来たり、Google検索結果であなたのWebサイトがどのように表示されているかを知ることができます。

また、Googleアナリティクスと連携することで、アナリティクス上でGoogleサーチコンソールの情報が閲覧出来るようになっています。

今回は、Googleサーチコンソールとは一体何のためのツールなのか。そしてWebサイト運営をしている立場なら必ず必要になる、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携方法、そして検索キーワードの取得方法を紹介します。

ちなみに、便宜上ユーザーに馴染みがある言葉として「検索キーワード」として使っていますが、正確には「検索クエリ」になります。

目次

  1. Googleサーチコンソールとは
    1. Google アナリティクスとの違い
    2. Googleサーチコンソールに登録すると使える機能
  2. Googleサーチコンソールへの登録方法
  3. GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携方法
  4. Search Consoleレポートを確認する
  5. Googleサーチコンソールを連携するメリット

Googleサーチコンソールとは

Googleサーチコンソールとは、Googleが提供しているツールの1つで、Web担当者が欲しいと思うデータが多く閲覧できるツールです。
無料で使えるツールですので、必ず登録しておきたいところです。

ちなみに、Googleサーチコンソールは、2015年5月20日まで「Webマスターツール」と呼ばれていましたが、その日を境に名称変更を行っています。

Web担当者が登録しておくべきツールとしては、Googleアナリティクスが非常に有名ですが両者の違いとは何があるのでしょうか?

Google アナリティクスとの違い

検索結果画面での表示のされ方
Googleアナリティクスでは、Webサイトにアクセスされる前のことはわかりません。ユーザーがそもそも来なければデータは取得できないためです。
しかし、Webサイトへアクセスしてきたユーザーが、「どこから来たのか」「どんなページを見たのか」「どれくらい滞在したのか」などアクセスしてきた後のデータの取得には非常に長けたツールです。

一方、Googleサーチコンソールはアクセスしてくる前のデータが多く閲覧できるのが特徴です。例えば、検索結果で自サイトのページがどれくらい表示されているか、どれくらいクリックされているかなどのデータを見ることが出来ます。それ以外にも、サイトが検索エンジンにどう見られているか、ペナルティを受けているかなども見ることが出来ます。

Googleアナリティクスのほうがメジャーになっていますが、Googleサーチコンソールで取得できるデータも非常に重要です。
なぜなら、検索結果上でクリックされなければWebサイトへのアクセスにはならないからです。一体どれくらいの人がクリックしていて、どれくらいの人がスルーしているのかがわかれば改善も出来ます。

一般的には、Googleサーチコンソールでアクセス前の動きを取得し、Googleアナリティクスでアクセス後の動きを取得するという使い分けが一般的です。

Googleサーチコンソールに登録すると、上記で説明した以外にも様々なメリットがあります。

Googleサーチコンソールに登録すると使える機能

Googleからのメッセージ
・構造化データのチェック
・リッチカードレポート
タイトル、メタディスクリプションの重複チェック
・サイトリンクの調整
・AMPのエラーレポート
・検索流入キーワードの詳細(表示回数、クリック数、掲載順位)
・サイトへのリンク元情報
内部リンクの状況
・手動のペナルティ状況
・インターナショナルターゲティング
・モバイルユーザビリティの状況
・サイトのインデックス状況
コンテンツキーワード
クローラーのアクセスをブロックした詳細
URLの一時的な削除機能
クロールエラーレポート
・再クロールの申請
サイトマップおよびrobots.txtの送信
・その他パラメータの処理機能

など、とても多くの機能が無料で使えるようになります。
その中でも、特によく使う赤文字の機能を解説します。

Googleからのメッセージ

message.png
サーチコンソールに登録すると、Webサイトに関するGoogleからの重要なメッセージが届くようになります。左赤枠で囲っている部分を選択するとメッセージが右赤枠に表示されます。

画像は、「AMP対応するとメリットいっぱいありますよ」と、Googleから言われている内容になりますが、他にもペナルティをサイトが受けているというようなメッセージも届くため、いち早く対応ができるようになります。

検索流入キーワードの詳細(表示回数、クリック数、掲載順位)

searchanalytics.png
検索アナリティクスという機能を使うと、検索流入キーワードの詳細を知ることが出来ます。

検索トラフィック > 検索アナリティクス

からデータを閲覧することが出来ます。閲覧できるデータは、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の4種類です。
これにより、実際にサイトに来ている検索流入キーワードとその検索順位、クリック率などが分かるため何を今すべきなのかがわかります。
例えば、検索上位にも関わらずCTRが低いキーワードがあった場合、検索上位なら普通はCTRも高くなるためCTRを高める施策を打たなければいけないということがわかります。

サイトへのリンク元情報

サイトへ張られたリンク元の情報を閲覧することが出来ます。
リンク数の多いリンク元」と「多くリンクされているコンテンツ」の2つの情報について閲覧することが可能です。

検索トラフィック > サイトへのリンク

サイトへのリンク元情報を調べることの出来るツールは世の中にあまり存在していません。しかし、無料で使えるサーチコンソールでリンク元の情報を確認することが可能です。

リンク元の情報をなぜ知る必要があるのかというと、不正なリンクなどを第三者に張られた場合、そのリンク情報を元にGoogleからペナルティを受けてしまう可能性があるのです。しかし、それを精査することができるです。

再クロールの申請

サーチコンソールでは、Fetch as Google を使うことで、クローラーにサイトへクロールしてもらえるような指示を出すことができます。

クロール > Fetch as Google

通常、Googleクローラーリンクなどを通じて自然とサイトをクローリングしてくれますが、サイトを立ち上げたばかりの場合などは、クローラーがそのサイトの存在を知り得ないため、クロールできず検索結果にサイトが表示されないことがあります。そのような場合は、Fetch as Googleを使って、Googleにサイトの存在を伝えることで適切にクロールしてくれるようになります。

Googleサーチコンソールへの登録方法

Googleサーチコンソールへの登録方法は非常に簡単です。

searchconsole01.png
Googleサーチコンソールへの登録は、公式サイトから行います。
Googleアカウントでログインをします。Googleアカウントを持っていない場合は、公式サイトのページ下部に「アカウント作成」があるので、そちらからアカウントの作成を行ってください。

searchconsole02.png
サーチコンソールに一度もWebサイトを登録していない場合は、上記画像のようにWebサイトの登録画面になります。
赤枠の部分に登録したいWebサイトを入力し、「プロパティを追加」を選択してください。

searchconsole03.png
過去登録をしたことがある場合は、登録済みのWebサイト一覧が表示されているはずですので、その画面右上にある「プロパティを追加」から追加が可能です。

searchconsole04.png
「プロパティを追加」を押すと、上記画面になるのでここから登録が可能です。

searchconsole05.png
Webサイトの所有者であることを証明することを求められます。証明する方法は全部で5種類あります。

  1. DNSレコードを作成する
  2. HTMLファイルをアップロード
  3. HTMLタグ
  4. Googleアナリティクス
  5. Googleタグマネージャ

この中でおすすめする方法は太文字で示した2,3,4になります。比較的2,3,4に関しては導入しやすいです。ただし、1,5に関してもエンジニアなどがいる場合は相談してみると良いでしょう(エンジニア的には1,5のほうが楽という場合もあるため)

1.HTMLファイルをアップロードして所有権を証明する方法

searchconsole06.png
HTMLファイルをアップロードする場合は、Googleが指定するファイルをサーチコンソールからダウンロードし、それをサーバーにアップロードすることで所有権を証明することが出来ます。

2.HTMLタグで所有権を証明する方法

searchconsole07.png
HTMLタグで所有権を証明する場合は、サーチコンソールが指定するmetaタグをheadタグ内に記述することで所有権を証明することが出来ます。
赤枠で囲った部分をコピペして、貼り付けてアップロードすれば完了です。

3.Googleアナリティクスで所有権を証明する方法

searchconsole08.png
Googleアナリティクスで所有権を証明する場合、GoogleアナリティクスにWebサイトが登録されている必要があります。登録が完了しトラッキングコードが正常に読み込まれている場合は、「確認」を押せば所有者と証明することが出来ます。

searchconsole09.png
所有権が証明できれば、登録は完了です。

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの連携方法

Googleアナリティクスを利用しているとGoogleアカウントと、Googleサーチコンソールを利用しているアカウントが同じであれば、すぐに連携ができます。

1.Googleアナリティクスにログイン

プロパティ画面で連携
Googleアナリティクスにログインし、画面上方の「アナリティクス設定」をクリックします。

2.連携するGoogleサーチコンソールを選択

プロパティ設定画面内の「グーグルサーチコンソールの設定」から、「編集」をクリックします。
すると、連携可能なGoogleサーチコンソールが表示されますので、それを選び保存すればOKです。

Search Consoleレポートを確認する

グーグルサーチコンソールと連携したGoogleアナリティクスで閲覧できるようになるのは「Search Console」です。

集客>Search Console

からアクセスすることが出来ます。

Search Console>検索クエリでは、検索されたキーワード別の表示回数、クリック数、掲載順位、CTRを確認出来る

集客>Search Console>検索クエリ

へ入ると、連携したグーグルサーチコンソールのデータを閲覧できます。

検索クエリ

グーグルサーチコンソールのデータは、検索結果で自サイトのリンクが表示されたら、1回カウントされます。

よって、

検索クエリ自サイトへの流入した検索キーワード
表示回数自サイトへの流入に繋がる可能性があった数
クリック数自サイトへ実際に流入した数
平均掲載順位その期間の平均掲載順位
クリック率検索結果上での自サイトのクリック率

と言い換えられます。

同じ検索キーワードで複数のページ検索結果上に表示されている場合は、算出方法が少し複雑になります。
詳細は、GoogleGoogleSearchConsoleヘルプを確認してみてください。

検索アナリティクス レポート - Search Console ヘルプ

Search Console>ランディングページでは、ページ別データが確認できる

「検索クエリ」は検索キーワード別ですが、「ランディングページ」はページ別の数値を確認することが出来ます。

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青枠の部分がSearch Consoleで取得した数字データ、赤枠の部分がGoogleアナリティクスのデータになります。
今までそれぞれからデータをダウンロードしてきて付け合せしなければいけなかったものが、これでだいぶ楽になりました。

各項目の意味

表示回数:
Google検索結果に表示された回数です。多ければ多いほど露出していることになります。

クリック数:
検索結果でクリックされた回数です。概数で集計されていますので、実際のアクセス数とは若干ずれます。

平均表示順位:
複数のページなどが検索対象になることもあり、その平均順位。

CTR(クリック率):
クリックされた割合。高ければ高いほど、クリックされやすいと言えます。

また、

集客>検索エンジン最適化>ランディングページ

では、あなたのWebサイトでどのページ検索結果に表示されたのかがわかります。

たとえば、あるページは多く表示されているにも関わらずクリック率(CTR)が低いとします。そのときは、タイトル文や概要の文章があまり魅力的でない可能性があり、それらを調整することで改善が期待できます。

Googleサーチコンソールを連携するメリット

前述のデータは、Googleサーチコンソールの管理画面でも見ることができます。

Googleアナリティクスと連携するメリットは何かというと、Googleアナリティクスの機能を利用できる点です。

グーグルサーチコンソールのデータをバックアップ

たとえば、上図のように定期的に特定のメールアドレスに、サーチコンソールのデータを自動送信できます。上図では毎月1日にPDFファイルで配信する設定となっています。これは、グーグルサーチコンソールではできないことです。

サーチコンソールのデータは3ヶ月までしか保持されません。このようにして定期的にメール送信しておけば、バックアップのような効果も得られるのです。

アクセス前の状況がわかるサーチコンソールを、ぜひ定期的に見てホームページのチューニングをしてみてください。