Zoho CRMの機能や評判は?料金や顧客管理ツールの選び方も解説
CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、 顧客関係の管理を表す用語です。顧客に関する情報や自社の社員と顧客とのコミュニケーション、業務管理などを一元管理するシステムをCRMシステム、あるいはCRMツールといいますが、一般的に「CRM」とも呼ばれます。
数あるCRMツールのなかで、 「Zoho CRM」は15万社以上で導入される信頼性の高いシステムとなっています。Zoho CRMは高機能でリーズナブルな価格設定のため、CRMツールの導入が初めての企業にもおすすめです。
この記事では、Zoho CRMの機能や評判、料金プラン、自社にあうCRMを選ぶためのポイントについて解説します。Zoho CRMを導入し、顧客管理や営業の効率を高めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
1.Zoho CRMとは
4.Zoho CRMが向いている企業
5.Zoho CRMの主な機能
6.Zoho CRMの評判
7.Zoho CRMの料金プラン
8.自社にあうCRMの選ぶポイント
9.効率化CRMは、低コストで高機能のZoho CRMがおすすめ
Zoho CRMとは
Zoho CRMは世界25万社、製造業から世界的規模のEコマース大手企業など、さまざまな業界の企業に導入されている顧客関係管理ツールです。多種多様な企業のシステム構築の経験から、オーダーメイドの運用に長けています。さまざまなニーズに応えることができる、信頼の高いCRMツールです。
Zoho CRMのメリット
● AIのサポートが受けられる
Zoho CRMのメリットのひとつに、AIのサポートが受けられるということがあります。顧客情報や営業情報から分析した、顧客への最適なアプローチの方法・タイミングや、自社業務の作業パターン自動化の提案などが受けられます。
● スマホやタブレットなどでの利用も可能
また、PCだけではなくスマホやタブレットなどでの利用も可能なため、場所を選ばずいつでもツールを使っての顧客とのやり取りができます。また、「マルチチャネルコミュニケーション機能」によって、メールや電話、SNS等が直接Zoho CRM上で発信が可能。コミュニケーションの記録・管理もできます。
● 20種以上のアプリケーションとの連携が可能
Zoho CRMは拡張機能やプラグインを利用することで、Microsoft Office 365やGoogle Workspaceなど、20種以上ものアプリケーションとの連携が可能です。ビジネスを円滑に進めることができます。
● 利用料金が安価
さらに利用料金が安価なため、CRMを初めて導入する場合や試してみたい場合は強みとなります。
Zoho CRMのデメリット
● 一部モバイル機能が行えない
モバイル機器での操作が可能な一方、レポートの詳細表示や複数の単語での検索など一部モバイル機能が行えません。しかし、スマホのブラウザからアクセスしたZoho CRMの場合、PC版と同じ機能がすべて利用可能です。
● 入力項目が多い
また、入力項目が多いため、簡単な情報入力を想定している場合は負担に感じてしまう可能性があります。操作は日本語表記で可能ですが、英語の自動翻訳を使用しているため、表現に違和感を感じる場合もあります。
Zoho CRMが向いている企業
利用料金が手頃なため、スタートアップ企業や中小企業など低コストで一元管理をしたい企業には向いています。また、Zoho CRMは世界の多くの企業が導入しており、28言語に対応しています。現地時間や通貨、法制度への対応もされているため、世界に支店や顧客を持つ企業も利用価値が高いといえます。
Zoho CRMの主な機能
・顧客管理
・セールスオートメーション(SFA)
・マーケティングオートメーション(MA)
・分析レポートの作成
・AIによるアシスト
・外部システムとの連携
Zoho CRMは顧客情報の管理機能に加えて、セールスやマーケティング業務を自動化するための機能や、AIによるアシスト機能などがあります。また、顧客情報に関する分析レポートの出力や、外部システムとの連携も可能です。
顧客管理
Zoho CRMでは、 顧客の企業名や住所、メールアドレスなどの情報や、各顧客とやりとりした活動履歴の管理が可能です。
Zoho CRMの顧客管理機能では、まだ商品やサービスの購入に至ってない段階の見込み顧客と、すでに取引が開始している既存顧客を区別できます。顧客ごとの取引状況に応じて、適切な対応をしやすいことが、Zoho CRMの特徴です。
セールスオートメーション(SFA)
SFAは「Sales Force Automation」の略称で、 CRMのデータを活用してセールス活動を自動化すること を表します。Zoho CRMのセールスオートメーション機能を使えば、 毎日繰り返すルーティン業務を自動化したり、タスクを管理したりすることが可能です。
また、営業の担当者を各タスクに割り当ててスケジュールを管理したり、購入頻度や購入金額などに基づいて見込み度の高い顧客を特定したりすることもできます。
マーケティングオートメーション(MA)
マーケティングオートメーション(MA)とは、見込み顧客に関する情報取集や、購買意欲を高めるための活動を表します。
Zoho CRMのマーケティングオートメーション機能では、 自社サイトのフォームから登録された見込み顧客の情報を自動で取り込むことが可能です。資料請求やメルマガ登録などが発生した際に、見込み顧客のメールアドレスや流入経路を自動で管理できます。
また、メールへの反応や自社サイトへのアクセス状況などをもとに、見込み顧客への情報提供を自動的に行えることも、Zoho CRMの特徴です。
分析レポートの作成
Zoho CRMの分析レポート機能を使うと、 売上目標などの達成に役立つデータをリアルタイムで確認できます。
Zoho CRMの分析レポートは、予めセットした内容に基づいて自動的に作成することが可能です。そのため、手作業でデータを集計したりする手間がかかりません。また、達成すべきKPIを設定しておくと、ダッシュボードと呼ばれる画面で目標達成度を簡単にチェックできます。
分析レポートやダッシュボードでは、グラフやチャートなどさまざまな形式でデータを可視化できるため、必要な情報を直感的に把握できることが特徴です。
AIによるアシスト
Zoho CRMには、 *Ziaと呼ばれるAI(人工知能)*を活用して業務効率を高めるための機能が備わっています。Zoho CRMのAI機能は、営業担当者の業務パターンなどを分析し、効率化に役立つ提案をすることが可能です。
また、CRMに蓄積された過去のデータに基づき、顧客行動を予測することもできます。行動パターンが似ている顧客の傾向から、購入の見込み度が高い商品を割り出したり、売上を予測したりできることがZoho CRMの特徴です。
外部システムとの連携
Zoho CRMの拡張機能を使えば、 さまざまな外部システムと連携して、業務効率をさらに高めることができます。例えば、電話対応を行っている企業の場合、Zoho CRMの電話連携サービスが効果的です。Zoho CRMとコールシステムを連携することで、顧客情報やこれまでの履歴を確認する手間と時間が省けます。
このほか、Zoho CRMを通じた顧客へのアンケート機能や、カスタマーサポートチケットの管理なども可能です。
Zoho CRMの評判
Zoho CRMをすでに導入した企業が、どのような感想をもっているか気になる方も多いのではないでしょうか。特に、自社と似た課題を持つ企業からの評判は、導入前の検討材料として参考となります。
Zoho CRMに関するレビューや口コミ情報は次の通りです。
受賞歴やレビュー
Zoho CRMは、IT分野の世界的な調査会社であるガートナー社が主催するランキングにおいて、 *「ユーザーが選ぶ2020ベストSFAソフトウェア賞」*を受賞しました。また、このほかにもさまざまな賞を受賞しています。
さらに、App Storeの評価では4.5、Google Playの評価では4.0を獲得するなど、レビューも高評価です。
口コミからわかること
Zoho CRMを利用したユーザーからの口コミでは、 導入のしやすさや、 機能の柔軟性が高いことに対する好意的な意見が見られました。ITツールに関する口コミサイトに寄せられた情報は以下の通りです。
「Zoho CRMは導入までのハードルが低く、コストパフォーマンスも高いです。スマホでも利用できる点も使い勝手が良く便利でした。」
「ほかのCRMと比べて料金が安いが、機能面は十分でした。必要に応じてカスタマイズもできます。これまでエクセルやスプレッドシートで顧客情報を管理していて、CRMの導入を考えている企業におすすめです。」
Zoho CRMの料金プラン
Zoho CRMでは初期費用0円で利用可能な、4つのプランを用意しています。おすすめなのは「エンタープライズ」プランです。4つのプランに共通なデータストレージ、CRM機能をはじめ、ベーシックSFAや、Zoho CRMの特徴でもあるAIを利用したアシスト、最新トレンド機能など、業務の効率化、ビジネスの効果を上げるサポートが利用可能です。
Zoho CRMには、顧客情報管理などの基礎機能が3ユーザーまで使える無料のプランがあります。無料プランはこのほか、データストレージが最大5,000件まで利用可能で、顧客管理・商談管理、マルチチャネル連携などのCRM機能も利用できます。
ただし、企業に導入して本格的に活用する際は、有料プランの利用がおすすめです。
15日間の無料お試しプランもあるため気になる方は、トライアルからはじめてみることもひとつでしょう。
Zoho CRMの料金プランは以下の公式サイトで確認できます。
自社にあうCRMの選ぶポイント
自社にあうCRMツールを選ぶ際は、 導入目的の明確化や、適切な 料金プランの選択が重要です。十分な検討をせずにCRMツールを導入してしまうと、業務効率が改善できないため注意しましょう。
導入目的を明確にする
CRMツールを導入する際は、 導入によって何を達成したいかを明確にすることが大切です。例えば、「現在エクセルを使って行っている顧客管理業務を自動化して作業時間を短縮したい」など、導入目的を明らかにしましょう。
また、営業効率を高めることが目的であれば、 CRMツールによって改善したいKPIを具体的に定めることも効果的です。「営業の成約率を何パーセントにアップさせる」や「見込み顧客の獲得件数を2倍にする」など、具体的な目標を立てましょう。
適切な料金プランを選ぶ
多くのCRMツールでは、複数の料金プランが用意されています。料金の高いプランでは数多くの機能が利用できますが、必ずしもすべての機能が必要とは限りません。
自社の導入目的を考慮したうえで、適切な機能が含まれる料金プランを選びましょう。
機能だけでなくサポート内容も確認する
CRMツールを選ぶ際は、機能面だけでなくサポート内容も確認することが大切です。
Zoho CRMなら、導入時や導入後もサポートしてもらうことができます。そのため、CRMツールの導入が初めての企業でも、スムーズな業務効率化が可能です。
効率化CRMは、低コストで高機能のZoho CRMがおすすめ
Zoho CRMは顧客情報の管理やレポートの分析、業務の自動化など、さまざまな機能が含まれるCRMツールで、使い勝手の良さやコストパフォーマンスの面で、高い評価を得ています。
顧客管理やセールス業務を効率化したい方は、ぜひZoho CRMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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- CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、直訳すると顧客関係管理となります。
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- ゾーホーとは、ビジネスを進める上で顧客情報を共有したり、プロジェクト進行を管理したり、請求処理を進めたりなど、多くの情報共有やコミュニケーションを促進できるホームページサービスです。
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- プラグインは、本来あるソフトウェアに機能を拡張させるために追加するプログラムのことです。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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