自己紹介

黒瀬氏:
「コンテンツを使った集客手法」をテーマに、登壇いただいている3名にディスカッションしていただきます。まずは自己紹介から進めていきます。

私はGinzamarketsの日本カントリーマネージャーを務めています。
当社はアメリカと日本を主な拠点として活動しており、GinzaMetricsというコンテンツマーケティングとSEOのデータ分析ツールを提供しています。
会社として「マーケティングインテリジェンス」をテーマに活動しています。
皆様が、マーケティングを行うにあたり、適切な判断をできるための支援を行っています。

 

酒井氏:
リクルートライフスタイルの酒井と申します。
弊社は日常消費領域に特化した事業を行っています。ホットペッパービューティーやじゃらんなど、現在35サイト以上を運営しています。私はWebマーケティンググループという部署に所属しており、担当サイトの外部集客を担当しています。

私はコンテンツマーケティングチームのリーダーを担当しています。
リクルートライフスタイルの中でコンテンツマーケティングに携わっているのは10名ほど、その他業務委託で携わっている方も含めると20名、その他外部企業とのやり取りもあります。

弊社のコンテンツメディアは結構たくさんあってですね。現在、ライフスタイルで10サイト以上あります。
基本的にはじゃらんやホットペッパービューティーなど、既存のサービスに紐づくかたちのオウンドメディアを運営しています。

メディアの戦略が一本化されていることはなく、どのようなカスタマーを集めたいのか、どのような目的で行うのかを各サービスの担当者が裁量権を持って、強化する施策を決定して運営しています。

 

亀松氏:
弁護士ドットコムニュースの編集長をしている亀松と申します。弁護士ドットコムは、依頼者と弁護士をマッチングさせるためのサービスで、弁護士のネットワークを活かしたオンライン相談所を設置しています。

弁護士ドットコムはユーザー層を3つに分けて考えています。
今何か法律が関係するような問題を抱えていて、すぐに弁護士に相談したいという方、裁判というほどではないけど少し法的なトラブルを抱えている方、後は、ほとんどの方がそうだと思いますが、今はトラブルを抱えていないという方の3つです。

今トラブルを抱えていないという方にも弁護士ドットコムを知ってもらいたいということで始まったのが弁護士ドットコムニュースです。
問題を抱えていない方にも興味を持ってもらえるよう、時事的なネタを法律的な目線で掘り下げた内容を配信していて、外部のポータルサイトやキュレーションメディアからの流入が大きいですね。
弁護士ドットコムニュースだけだと、月間訪問者数は400~600万人です。

 

伊藤氏:
株式会社ラフテックの伊藤と申します。お笑い特化型笑うメディア「CuRASY」を運営しています。現在は月間4000万PVで、SNSからの流入が全体の60%で、バズが得意なお笑いメディアとしてやってます。元々キュレーションメディアの文脈で語られることが多いんですが、僕らはオリジナルコンテンツを作っていたりします。
めざましテレビなどのテレビ番組にデータやオリジナルコンテンツを提供したりしています。

僕らはメディアの人間1人もいなくて、元々エンジニアチームだったんですね。
メディアを運営しなが分散型メディア向けアナリティクスも作ったりしています。
日本語や英語圏のメディアの全記事をクローリングして、シェア数を分析しています。
Netflixがよくやっているんですが、記事にタグ付けをして、トレンド解析を行ったりもしています。

特に力を入れているのが分散型メディアへの移行でして、いわゆる分散型メディアとなると、国内だとPVという指標が大きいんですが、僕らはそこを再定義しようと考えていまう。

例えば最近日本に上陸したBuzzFeed、国内メディアでは月間50億PVって紹介されてるんですが、英語圏では50億CVと書かれてるんですね。

CVというのは「Content Views」の略で、PVに加えて、SNSなどの外部サイト上での動画再生回数や画像クリック数なども含めています。
分散型メディアが進む海外では既にPVからCVに切り替わりつつあります。
それらをまとめて分析できるツールが今無いので、自分たちで独自のアナリティクスを作ったりしています。