唯一の正解は「愚直にやること」

**清水:**もうひとつ質問があります。お金をかけてマーケティングをやるとなった時、ゆくゆくはインハウスでやれる体制を作ったほうがいいのか、代理店と向き合うべきなのか、どっちなんでしょうね。

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**西井:**インハウスで向き合えれば最高ですけど。リスティング広告とかをインハウスで向き合うと、その担当者一人のノウハウになってしまって、その人が抜けた瞬間にガタッと下がるリスクがあります。

例えば、リスティング広告に5人くらいの体制で挑まなければならないくらいの事業だったら、インハウスにしてもいいかなと思います。代理店に任せる場合でも、絶対に社内に一人は、デジタルマーケティングに詳しい人は置かないとダメですね。

代理店のよさは、横軸を持っているところです。Facebookの広告の仕様が変わったりしても、僕らでは中々わからない。でも代理店に聞くと、情報を持っていたりする。そこが代理店のよさですね。もしかしたら、今後は代理店もメディアの提案というより、コンサルみたいな感じになっていくのかもしれませんね。

やはり、ソーシャルが弱いという企業やメディアは多くて、TABIPPOはほんとうにうまくソーシャルメディアを使っているなと思います。

**清水:**Facebookページは、いろいろ試行錯誤しながら毎時間投稿しています。時間がかぶらないようにするということもそうですし、PDCAを回さないといけないですし。昔は4時間おきにしたりといろいろやっていました。

僕もたまに、仲のいい会社にマーケティングについて教えるということをやっているんですが、正解がないんですよね。特にソーシャルメディアに関しては、向き合うしかない。

**西井:**愚直にやるということなんでしょうね。例えば、1日100回つぶやけるかという。

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**清水:**ロジックじゃないんですよね。これはなんでよかったのか悪かったのか、数字だけじゃわからないんです。こんな変な一言がこんなに広まるんだみたいなことがあるわけじゃないですか。あれはほんとうにロジックじゃないんで。

**西井:**ひとつだけ正解があるとしたら、愚直にやることなんですかね。

**清水:**ほんとうにそうですね。真摯に向き合うことだと思うんです。

ソーシャルメディアはすぐ変わりますし。昔、Facebookには動画なんてなかった。今、動画はすごいですからね。
僕が個人でFacebookに動画投稿すると、多い時は2万回再生される。これって本当にすごいことですよね。この前、Facebook個人でリンク投稿したら、8000回クリックされました。CPC計算したらすごい高いなと思って。

**西井:**例えば、メールマーケティングをがんばって10万件のメルマガを配信しても、8000クリックいくなんてほぼ不可能ですからね。そういうことなんですよ。

ただ、メールが重要じゃないのかというとそうでもなくて。今のフェーズくらいになったら、うまい具合にデータ統合をしていくとか、いろいろなところで使い分けできるようになるのが、次に実施することかなと思います。