ユーザーにとっての利便性を常に追求しなければ生き残れない

かつて企業のプロモーション企画でも重宝されていたVineの存在ですが、隆盛から数年のうちにサービス終了へ至る運びとなりました。Vineを語る上で欠かせないのが、やはりVinerを生み出すコミュニティの存在だと考えられます。

様々な外的要因によってコミュニティが縮小してしまったことから、ユーザーにとって魅力的な場であり続けることができず、Twitterにとっては動画共有手段の1つに成り下がってしまったのかもしれません。

また、Vineはサービスリリース前に会社ごとTwitterへ売ってしまったことから、本発表を受けた創業者が「会社は売るな!」というツイートを投稿する事態にまで至りました。

確かにTwitterへの売却後、Twitterサービス内への積極的な統合が行われなかった面もあり、ただただサービス終了への道筋を辿るかのように時が過ぎてしまった印象もぬぐえません。

今回の事象から、どんなサービスであってもツールとして止まっているばかりではいけないことが読み取れます。
ユーザーにとって魅力的かつ積極的なコミュニケーションが行われる場であり続けることが、動画共有サービスとしても大切なのかもしれません。

目まぐるしく動き続ける動画共有サービス市場

Vineのサービス終了から読み取れるように、現在の動画共有サービス市場は混沌としています。ひっそりと終わるサービスもあれば、2015年にリリースされた「C Channel」のような新たなサービスもあり、こうした環境の変化に取り残されないよう、最新のトレンドを常に追い続ける必要があります。

ちょっとした仕様変更でも業界としては大きな変化が起こっている可能性もあります。
積極的に情報を収集し、次のトレンドを推測することを心がけましょう。

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