なぜリーダー表示の機能を提供するのか?

ここ最近のトレンドとしては、「ユーザーの満足度を向上するため」の施策であるとの見方が強いとされています。Googleページ評価基準としても「記事の高速表示」は重要な要素とされており、Accelerated Mobile Pagesへの対応の一環ともされています。

AMP(Accelerated Mobile Pages)とは?今から導入するための基礎知識と手順書マニュアル

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今なにかと話題になっているAMPについて解説します。AMPページの詳しい作成方法などは分からなくても、Web業界に関わる方であればその概要だけでも把握しておく必要があります。まだ概要がよくわからない方はもちろん、すでにご存知の方も再確認として一読しておくことをオススメします。

また、リーダー表示が報告された事例は、全てiOSアプリによるものでした。Apple社としては元々Safariで導入した実績などからアドブロック機能を搭載することに積極的であったため、今回iOSアプリでのリーダー機能提供に繋がったとも推測されます。

リーダー表示機能の今後

テスト提供としての機能であるため発展途上のリーダー表示ですが、広告が多く掲載されているホームページなどではスッキリと閲覧できるメリットがあります。

以下のページでは、テキストのみを見る分にはリーダー表示の方が見やすいメリットがあります。しかし、その分取りこぼしてしまう情報も多く、機能としては一長一短であるかもしれません。

くらべーる比較.jpg
留学くらべ〜る - 今ドキ英語 - nerd=オタク…!?
左図:通常の表示 右図:リーダー表示

上記の比較を見てのとおり、しばらくは用途に応じて使い分けるというのが一つの解と言えます。
ブラウザでの情報収集において、関連情報を入手していきたい場合は「通常表示」、単純にワードの意味のみを収集したい方は「リーダー表示」を利用することがオススメです。

まとめ

リーダー表示が本格的に利用されるまでは時間が掛かりそうですが、Twitterを始めこうした機能を検討している企業は少なくありません。

今回のように事前の説明なく導入されるパターンもありますので、モバイルでの急な仕様変更があった際でも、臨機応変に対応できるようにしましょう。