昨年、Web界隈で話題となったキーワード「グロースハック」、皆様はご存知でしょうか。
「グロースハック」とは簡単に言うと「お金をかけずにホームページを成長させる施策」という意味です。

近年急成長を遂げているWebサービスの多くがグロースハックを取り組んでおり、昨年は多数のグロースハック成功事例が紹介されました。

今回は、Ferretでこれまで公開した記事の中から、グロースハックの基礎的なフレームワークや他社の成功事例など、グロースハックを行う際に知っておくと役に立つ記事を集めました。

1. グロースハックとは?

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https://ferret-plus.com/words/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AF

グロースハックは、元々は資金が無い中でなんとかWebサービスを成長させなければいけないスタートアップ界隈で使われていた言葉で、それが広まり、あらゆる企業で取り組まれるようになりました。
DropboxやTwitter、Facebookなどの急成長の原動力となったのがグロースハックだとも言われており、グロースハックを専門で行う「グロースハッカー」という役職をおく企業もあります。

2. ホームページ成長戦略の基本、AARRRモデルとは

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https://ferret-plus.com/298
グロースハックを行う上で欠かせない概念が「AARRR(アー)モデル」です。
AARRRモデル」は成長戦略の1つで、「アクセスを集め、再訪を促し、利用率を高め、紹介制度で拡散し、収益最大化を目指す」という一連の流れを指します。
グロースハックは、「グロースエンジン」と呼ばれる成長を促す仕組みを作り出すことが肝となります。グロースエンジンを5つのフェーズのうちのどこに置けばいいのか考えてみましょう。

3. 【2014年話題】グロースハックが良く分かるSlideshare厳選6スライド

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https://ferret-plus.com/495
昨年急成長したアプリ「bokete」や、安定した成長を続けるクックパッドなど、今注目のベンチャー企業のグロースハックを解説したスライドをまとめています。
最後に紹介されている「桜新町の主婦が教えるGrowth Hack」は、作成者は不明ですが、グロースハックについて非常にわかりやすく解説されているので理解しきれていないと感じている方はぜひチェックしてみてください。

4. 会員獲得を目的としたグロースハック事例6選

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https://ferret-plus.com/373
グロースハックを行い、大量の会員獲得に成功したWebサービスの事例を紹介しています。
Dropboxのように、秀逸なアイデアで一晩で7万人もの会員を獲得した事例もあれば、nanapiのように緻密なSEO設計を行い、サービスを成長させた事例など、各企業独自のグロースハックを展開されています。
会員サービスを運営されているWeb担当者様はぜひご確認ください。

5. ホームページの効果改善を継続的に行うグロースハックとは。ツール「KaizenPlatform (PlanBCD)」の紹介

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https://ferret-plus.com/609
グロースハックには、ホームページの一部のデザインやページそのものを複数パターン用意し、それらを不規則に表示させ、どちらがより多くクリックされたか、より多く申し込みがあったかなどを検証する「A/Bテスト」が欠かせません。
A/Bテスト」は画像やデザインを数パターン用意しなければいけないため、制作リソースが不足している場合実施が困難です。
ただ、こちらで紹介されているA/Bテスト専用ツールには、A/Bテスト用のデザイン制作依頼を行える「オファー機能」を利用することで社内にリソースが確保できなくても十分なA/Bテストを行うことが可能です。

まとめ

できるだけお金をかけずにサービスを成長させる、というのは運営者にとってはメリットしかありません。
ただ、アイデアをひねり出すのは難しく、かといって工数もなかなか割けないので本腰入れて取組めていない企業が多いのが現状です。
お金をかけないということはその分なにかで補填しなければいけないということなので、そう簡単には行えないことは明白ですが、現在はグロースハック関連の情報や事例、ツールが豊富にあるため、以前よりははるかにグロースハックに取り組みやすい環境になりました。
上記で紹介したグロースハックの基本概念を理解したうえで、他社の成功事例を参考にA/Bテストツールなども利用しながら、少しずつでもグロースハックを始めてみてはいかがでしょうか。

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