世界のITサービスを牽引してきたApple、Google、Facebook、Amazonの4つの企業を知らない方はいないのではないでしょうか。
これらの企業は商品・サービスの売上もさることながら、常に新しいサービスを生み出し続けてきました。

4社のことをGoogleの親会社であるAlphabetの会長エリック・シュミット氏は「Gang of Four(四天王)」と例えており、IT業界のリーダー的存在と言えるでしょう。
今回は、Apple、Google、Facebook、Amazonの2016年通期決算情報と各社の特徴を紹介します。
Webに少しでも関わりのあるビジネスパーソンにとって意識しておきたい4企業について、この機会に基本知識をおさえておきましょう。

参考:
[Google, Apple, Amazon, Facebook - the Gang of Four's winning ways]
(https://www.intheblack.com/articles/2017/02/01/google-apple-amazon-facebook-gang-of-four)
[AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配する]
(http://www.gizmodo.jp/2016/06/post_664717.html)

1.Apple

Apple.png
https://www.apple.com/

Appleは2016年通期の売上高として前年比8%減の2156億3900万ドル(約23.5兆円)、最終利益が14%減の456億8700万ドル(約5兆円)を計上しています。

Appleでは、MacやiPhone、AppleWatch、iPodなど革新的なデバイスを次々と生み出してきました。なかでも、iPhoneはスマートフォン市場を現在も牽引し続けており、世界のスマートフォンシェア22.8%を占めています。

また、デバイスだけでなく、iTuneやApple Storeといったプラットフォームも特筆すべき点でしょう。AppleStoreでは2016年6月時点で1000億回ものアプリダウンロード数を記録していおり、 1300万ものデベロッパーが存在します。

こういったプラットフォームは、膨大な会員数を土台として様々なサービスの展開が可能となります。
実際、AppleはAppleTVやAppleミュージックなど、AppleStoreを土台としたサービスを展開しており、今後も目が離せません。

参考:
米アップル、3四半期連続で減収減益 iPhone販売伸びず、通期も15年ぶり減収減益に
iPhoneもiPadも増加 - 1月OSシェア(モバイル)
AppleのApp Store、アプリ数200万本、総ダウンロード数1300億回、デベロッパーへの支払い総額は500億ドルに

2.Google(Alphabet)

Google_について___Google.png
https://www.google.com/intl/ja/about/

Googleの親会社であるAlphabet社では、2016年通期決算として前年比20%増の902億7,200万ドル(約10兆3,000億円)純利益として19%増の194億7,800万ドル(約2.1兆円)を計上しています。

Google=検索エンジンというイメージがつようかもしれませんが、現在では複数のサービスへと裾野を広げています。
例えば、スマートフォン向けのOSであるAndroidの開発や、アプリストアであるGoole Play、Google Cloudといったサービスが挙げられるでしょう。

また、近年では音声検索システムの開発にも乗り出しており、2015年には音声検索とスマートウオッチの開発を行っている中国の新興企業「Mobvoi」に出資を行うなど積極的な姿勢を見せています。

参考:
[Alphabet、2016年Q4決算発表 ー 脱検索に向けた投資が実を結びだす]
(http://jp.techcrunch.com/2017/01/28/20170126alphabets-bets-beyond-search-are-starting-to-look-better/)
[Google、音声検索とスマートウオッチを手がける中国新興企業に出資]
(http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/102103458/)

3.Facebook

Facebook___ページ情報.png
https://www.facebook.com/pg/facebook/about/

Facebookは2004年に設立され、2016年通期の売上高として前年比54%の276億ドル(約3兆円)を計上しています。

月間アクティブユーザー数は18億6000万人を超え、引き続きSNSのなかで世界トップのユーザー数を保有しています。
また、2016年第4四半期の広告比売上高のうち84%をスマートフォンからの流入が占めており、モバイル分野での成長も堅調でしょう。

Facebookは収入のほとんどを広告が占めており、ユーザーにとっていかにFacebook内の広告を見てもらうかが課題となっています。

例えば、ユーザーがFacebook上にいながら他のニュースメディアの素早く閲覧できる「インスタントアーティクル」を提供することでユーザーの滞在時間を伸ばし、広告に触れる機会を増やしています。
さらに2016年12月にはオリジナルの動画コンテンツを検討していることを明かしており、もし採用されれば、よりユーザーの滞在時間は長くなるでしょう。

参考:
[Facebook好調、モバイルMAUは21%増--第4四半期決算]
(https://japan.cnet.com/article/35095943/)
[【最新版】2017年4月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ]
(https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/)
[“今度は”成功するか、Facebookの新サーヴィス「Instant Articles」]
(http://wired.jp/2015/05/20/instant-articles-facebook/)
[Facebook、オリジナル動画コンテンツを検討]
(https://japan.cnet.com/article/35093774/)

4.Amazon

Amazon___本__ファッション__家電から食品まで___アマゾン.png
https://www.amazon.co.jp/

Amazonでは2016年通期の売上高として前年比27%増の1359億8700万ドル(約14.8兆円)、純利益は前年比298%増の23億7100万ドル(約2600億円)を計上しています。

2015年には米国ウォルマートの売上高を超え、小売企業として世界トップ企業となりました。

ネットショップとしての側面だけでなく、アマゾンプライムやKindleなど独自のサービスも打ち出しているのも特徴的でしょう。
音声検索やドローンによる配達など、新しい技術の開発にも乗り出しており、今後も目が離せない企業の1つです。

参考:
教えて!Amazon(アマゾン)って何が凄いの?
[Amazon.comの2016年Q4は増収増益も、売上高と今後の見通しは期待外れ]
(http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/ncd/14/457163/020302139/)
[アマゾン、ついに「ドローン配送」を実施:英国で]
(http://wired.jp/2016/12/15/amazon-first-drone-delivery/)

まとめ

コンピューターメーカーであったApple、検索エンジンGoogle、SNSのFacebook、ネットショップのAmazonと、4つの企業はもともとは異なる分野で成長してきました。
現在では各社は様々な分野に進出し、AppleのiOSGoogleAndroidのように競合する商品も出てきています。

これら4つの企業に共通しているのは、全てがプラットフォームを提供している企業だということです。
プラットフォームを提供することで膨大なユーザーを獲得している4企業は、さらに新しいサービスにつなげていくことが可能でしょう。

また、技術分野での活躍も目が離せません。
GoogleやAmazonが取り入れている音声検索や、Facebook、Amazon、Googleなどが提携を発表しているAI(人工知能)などは、Web業界でも注目されている分野です。

Apple、Google、Facebook、Amazonの4社は今後も、IT業界だけでなく社会に大きなインパクトを与えていくかもしれません。
ぜひ牽引役である4社に注目して、インターネットの世界がどのように変化していくかを見逃さないようにしましょう。

参考:
[Facebook、Amazon、Google、IBM、MicrosoftがAIで歴史的な提携を発表]
(http://jp.techcrunch.com/2016/09/29/20160928facebook-amazon-google-ibm-and-microsoft-come-together-to-create-historic-partnership-on-ai/)