オウンドメディアやコンテンツマーケティングといった言葉を聞くうちに、ふと「メディアとコンテンツってなにが違うの?」と感じたことはありませんか?
なんとなくはわかっていても本質的な違いはわからないまま、関連する用語ばかり覚えてしまっている方もいるかもしれません。

今回はメディアとコンテンツの違いを解説します。
特にこれからオウンドメディアを構築していこうとする人にとって、この2つの違いをおさえておくのは必須です。ぜひこの機会に違いを覚えて、他のメンバーと共通の認識を持てるようになりましょう。

メディアとコンテンツの違いとは

メディアとコンテンツという言葉はともに社会になかで幅広く使われている言葉です。
Webマーケティングにおいても「バイラルメディア」や「オウンドメディア」「コンテンツマーケティング」といった言葉を聞くことも多いでしょう。

では、それぞれの言葉はどういった意味を持つのでしょうか。
メディアとコンテンツ、また同時におさえておきたい「メッセージ」という言葉も合わせて説明しましょう。

メディア

メディア(media)とは「媒体」や「手段」を指します。
特に新聞・テレビ・雑誌・ラジオのようなマスメディアの意味で使われることもあります。

関連用語)メディアリテラシー、メディアミックス、分散型メディアなど

コンテンツ

コンテンツ(contents)とは、放送やインターネットで提供されるテキスト・音声・動画などの情報の内容を指します。

関連用語)コンテンツマーケティング、コンテンツライティングなど

メディアとコンテンツの関係としては、下記のようなものが挙げられるでしょう。

メディア コンテンツ
新聞 記事
テレビ 番組
雑誌 記事
ラジオ ラジオ番組

このように、メディアから発信される情報がコンテンツとも言えます。
今ご覧になっているホームページ「ferret」もWebメディアの一種であり、毎日Webマーケティングに関連したコンテンツを発信しています。

企業がユーザーに向けて発信した情報はすべてコンテンツになりえます。
商品のサービス案内だけでなく、会社の沿革やTwitter公式アカウントからのツイートもコンテンツの一種だと認識するとよいでしょう。

参考:
『広辞苑第六版』(岩波書店/2009)

メッセージ

企業からの情報発信と聞くと「メッセージ」とは何が違うんだろうと考える方もいるかもしれません。

メッセージには「伝言」といった意味があり、コンテンツの1つとして捉えられるでしょう。また、「声明」という意味を持っていることから、制作者側の意図を強く含んだコンテンツに対して用いられることもあります。

コンテンツのなかでも特に制作者側が伝えたい思いを強く含んだものを、メッセージと使うのが妥当でしょう。

オウンドメディアとコンテンツマーケティングの関係性

近年、Webマーケティングにおいて話題となることも多い「コンテンツマーケティング」と「オウンドメディア」という単語、この違いも「メディア」と「コンテンツ」の違いから認識することができます。

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が運営するメディアを指します。オウンドメディアが登場するまで「メディア」というと新聞や雑誌、テレビなど情報発信自体を事業としているメディアのイメージがありました。

ですが、メディアとは必ずしも、それ自体が事業化されているわけではありません。
自社が営んでいるビジネスに関連したコンテンツを配信するのも一種のメディアでしょう。

参考:
[大手企業だけじゃない!全ての事業者が運用するべき「オウンドメディア」とは?]
(https://ferret-plus.com/244)

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、価値あるコンテンツを制作および提供し続けることで、ユーザーを惹きつけその状態を維持し、エンゲージメントを生み出すことによって、最終的な収益に繋がる行動をユーザーに取ってもらうための一連の手法を指します。

つまり、コンテンツを利用した手法はすべてコンテンツマーケティングであり、オウンドメディアはその一種と言えるでしょう。

オウンドメディアだけでなく、YouTubeのような動画プラットフォームを活用したコンテンツの発信もコンテンツマーケティングと認識できます。

参考:
[コンテンツマーケティングとは?今さら聞けない基礎知識と使われる13の手法]
(https://ferret-plus.com/2644)

メディアとプラットフォームの違い

ここまで説明してきたようにメディアでは複数のコンテンツを発信していきます。
では、AmazonやTwitterのような「プラットフォーム」とは何が違うのでしょうか。

プラットフォームとは、複数の情報やサービス・商品を「土台(platform)」に乗せたものを指します。
プラットフォームには、SNSやモール型ネットショップのほか、食べログやクックパッドといったユーザー制作型のものもあります。

情報を媒体しているという意味ではメディアとプラットフォームは似ているでしょう。
ですが、これらの特徴として運用している企業が発信している情報はあくまでサブとして配置され、他の企業やユーザー自身にとって発信された情報がメインとなることが挙げられます。
情報を発信していくのを目的としたメディアと、情報が発信できるような場を作るのを目的としたプラットフォームではコンテンツの性質が異なると認識しておきましょう。

まとめ

下記のようにメディアとは消費者に情報を届けるための媒体を指し、その中で発信される情報をコンテンツと言います。また、コンテンツの中には制作者側の意思として「メッセージ」が含まれているでしょう。

 ・メディア…情報が掲載される媒体
・コンテンツ…情報そのもの
・メッセージ…制作者側の意思が特に強いコンテンツ

マスメディアの1つである新聞を例にとると、新聞そのものがメディアであり、新聞を構成している記事がコンテンツと言えます。
そのため、企業による情報発信媒体であるオウンドメディアは、情報発信を活用したマーケティング戦略を指すコンテンツマーケティングの1種として捉えられるでしょう。

これらの用語は持つ意味は異なりながらも、同じ場面で使われることがあり混同してしまうかもしれません。ぜひそれぞれの意味をおさえて正しい認識で理解を深められるようになりましょう。