Facebookが2016年10月にリリースしたビジネス向けSNS「Workplace by Facebook」について、どのようなサービスなのかいまいちわかっていない方は多いのではないでしょうか。
「個人用で利用するFacebookとは違うの?」と感じている方もいるかもしれません。

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今回はWorkplace by Facebookの概要と主な機能6つを解説します。Workplace by Facebookには、業務効率化の役に立つチャットボットやファイルストレージとの連携機能など、個人のFacebookページとは異なる機能が提供されています。

社内のコミュニケーションツールを探している方は、どういった機能を持っているのか今のうちに把握しておきましょう。

Workplace by Facebookとは

Workplace_by_Facebook_―_新しい仕事のかたち.png
https://www.facebook.com/workplace

「Workplace by Facebook」とはFacebookが提供しているビジネス向けのSNSです。

企業のコミュニケーションツールとして利用することを想定しており、企業単位でページを開設します。

2017年6月現在、スターバックスやAir Asiaといった企業が導入事例として紹介されています。2017年5月時点で全世界に19億4,000万人もの月間アクティブユーザーを抱えているFacebookが提供していることもあり、今後も注目されるサービスとなるでしょう。

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無料プランのほか、利用するユーザー数に応じて料金が異なるプレミアムプランが用意されています。例えば1000ユーザーまでであれば、1ユーザーあたり2ドルで利用できます。非営利団体や教育機関であれば、プレミアムプランでも無料で利用できるのも特徴的でしょう。

参考:
[Facebookのエンタープライズ向けSNS「Workplace」が正式リリース | TechCrunch Japan] (http://jp.techcrunch.com/2016/10/12/20161010facebook-workplace/)
【最新版】2017年5月更新! 11のソーシャルメディア最新動向データまとめ|Social Media Lab

Workplace by Facebookの主な機能

では、Workplace by Facebookにはどんな機能があるのでしょうか。
6つの機能をFacebookと比較しながら紹介します。

1.コンテンツの投稿

Workplace by Facebookでは、企業のタイムラインまたは作成したグループ内のニュースフィードにコンテンツを投稿できます。
写真や動画を挿入や同僚をタグ付けできるだけでなく、通常のFacebookとは異なり、見出しや太字、箇条書きなどをマークダウンによる表現も可能です。

投稿に対しては「いいね!」やコメント、シェアといったフィードバックが可能なので、同僚同士のコミュニケーション手段として利用できるでしょう。

2.グループ

Facebook同様に、特定のユーザーだけを集めて独自のグループを作成することができます。グループのカテゴリは「チーム・プロジェクト」「部署」「オープンディスカッション」などビジネス利用を想定したものとなっています。

グループでは自社以外のユーザーを含めることもできるので、複数の企業が関わるプロジェクトにも活用できるでしょう。

3.イベント

通常のFacebookでも提供されているイベント機能がWorkplace by Facebookでも利用できます。入社式や忘年会といった社内イベントの告知のほか、飲み会のような小規模なイベントを開催する際にも使いやすいでしょう。

4.Work Chat

Workplace by Facebookには「Work Chat」というチャット機能が提供されています。
メッセンジャーのように特定のユーザーに対してメッセージを送れるだけでなく、チャットグループを設定して複数人数とやりとりすることもできます。

5.チャットボット

プレミアムプランでは、チャットボットを利用したタスク管理が可能です。
会話形式でボットに返答していくだけで、自動的にアラートを設定できるので、タスク管理の効率化につながるでしょう。
また、Converse、PullString、The Bot Platformといった複数のチャットボットプラットフォームと協力し、100種類以上ものチャットボットを提供しています。

6.音声通話・ライブ通話

メッセンジャー同様、音声通話及びライブ通話が可能です。
社内の連絡手段としてだけでなく、社内セミナーの実況中継などにも活用できるでしょう。

7.他社サービスとの連携機能

Workplace by Facebookでは、OneDriveやGoogleドライブ、Salesforceといった他社のアプリとの連携機能を追加できます。

例えばGoogleドライブやOneDriveといったファイルストレージと連携させれば、ニュースフィードへの投稿時にファイルストレージから直接ファイルを選ぶことができます。

参考:
[Workplace by Facebookが大幅にパワーアップ―、他社サービスとの連携やボットの導入も | TechCrunch Japan] (http://jp.techcrunch.com/2017/04/19/20170418workplace-by-facebook-continues-to-mature/)

まとめ

Workplace by FacebookはFacebookが提供しているビジネス向けのSNSであり、ニュースフィードの構成や機能の利用方法はFacebookと似ています。
メッセンジャーや音声通話などFacebookの基本機能が利用できるので、社内のコミュニケーションツールとしても使いやすいでしょう。

2017年4月には他社サービスとの連携機能とチャットボットが導入され、より使いやすいビジネス向けSNSとして機能を拡充しています。
LINE WORKSやLinkedIn、SlackのようなビジネスSNSサービスと比較し、自社にとって使いやすいサービスを選んでいきましょう。

参考:
LINEとつながる唯一のビジネスチャット | LINE WORKS
Slack: Where work happens
LinkedInとは〜ビジネス特化型SNSの使い方と活用事例を紹介|ferret [フェレット]