Facebook(フェイスブック)のハッシュタグ(#)の付け方の基本とは?知っておきたいメリット・デメリット
ソーシャルメディアの特徴の1つといえば「ハッシュタグ(#)」です。Twitter、インスタグラムでは当たり前のように使用する機能ですが、Facebookでも同じようにハッシュタグ機能があることをご存知でしょうか。
Facebookをマーケティングに活用する際に実用したいハッシュタグですが、使う際に知っておきたいメリット・デメリットもあります。
今回は、そもそもハッシュタグとは?という基礎的な部分からメリット・デメリットまでまとめて紹介します。ぜひご覧いただき、Facebook運用時の参考にしてみてください。
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1. そもそもハッシュタグ(#)とは
ハッシュタグとは「#」がついたキーワードのことで、TwitterをはじめとしたSNSで用いられています。ハッシュタグを検索することで同じハッシュタグの付いた投稿をまとめて見ることができます。
ハッシュタグをクリックすると、以前の投稿も検索することができますので、気になるブランドや特定のフレーズに関する話題を追いかけることが可能です。また、自分の投稿をグルーピングするのにも使えます。
Facebookのタイムラインでは通常時系列に投稿が流れてしまうため、古い投稿を探すのに手間がかかりますが、ハッシュタグを利用すれば過去の投稿であっても瞬時に引っ張ることができて便利です。
2. Facebook(フェイスブック)のハッシュタグ(#)の付け方
Twitter、インスタグラムにあるように、Facebookにもハッシュタグがあります。ハッシュタグを作成する方法は、フレーズに「#」を付けるだけです。
例として以下のような作成方法があります。
例:
猫と遊んでいるよ!#猫
オシャレなカフェに来ています #カフェ
ハッシュタグを作ると、投稿内のフレーズやトピックが、文章からクリックできるリンクに変わります。投稿を閲覧している人がハッシュタグをクリックすると、ハッシュタグを含む投稿を表示することができますので、興味・関心のある投稿を素早く見付けられるようになります。
ハッシュタグについて気を付けるべき点としては、以下のようなものがあります。
・ハッシュタグのフレーズは、スペースの無い1語にしなければならない。
・ハッシュタグには数字の使用ができるが、句読点や特殊文字は使えない。
3. 良いハッシュタグ(#)と悪いハッシュタグ(#)
ハッシュタグはとても便利ですが、何でも付けてしまえばいいというわけではありません。パターンは以下の3つが基本ですので、パターンに沿ってワードを選択するといいでしょう。
a. 名詞・固有名詞を使う
広く使われている言葉、誰でも知っている言葉のハッシュタグには、検索してもらいやすいというメリットがあります。
例:
#映画
#旅行
#日本
#料理
しかし、多くのユーザーが利用する可能性が高いため、検索されやすくとも検索結果に埋もれてしまう可能性は十分にあります。ファンになってくれる可能性のあるユーザーに向けて広くアピールするにはいいのではないでしょうか。
b. 商品名・ブランド名・サービス名を使う
より具体的に商品名やサービス名をハッシュタグに使うことで、ピンポイントの投稿を探しているユーザーにリーチすることができます。
例:
#ファーストフード → #マクドナルド
#コスメ → #シャネル
#コーヒー → #スターバックス
デメリットは、設定した商品名やブランド、サービスのことを知らない人には投稿を見てもらえないという点です。すでにファンの人には投稿を見てもらえるものの、名前を知らない人は検索しようがないのでファンを増やすのには不向きです。既存ファンに向けて、お得なセール情報やキャンペーンの紹介をしたい時にぴったりなのではないでしょうか。
c. 季節・トレンドのワードを使う
その時期のイベントや季節に関することなど、トレンドのワードは検索されやすい傾向にあります。
例:
#クリスマス
#花見
#お正月
ただし、ハッシュタグと投稿の中身が合っているか、商品やブランドと合っているかに注意して投稿しましょう。ハッシュタグの中身によっては、一覧で見た時にほかの投稿の影響を受けてイメージダウンになる可能性も考えられます。
4. Facebook(フェイスブック)におけるハッシュタグ(#)の使いわけと併用
便利なハッシュタグという機能ですが、大量に付け過ぎたりすると宣伝色の強い記事になってしまい、ユーザーを遠ざけることにもなりかねません。アピールをし過ぎると逆効果になってしまいますので注意しましょう。
また、ハッシュタグを付けるのであれば、投稿を見てくれるユーザーにメリットを提示しましょう。
例えば以下のようなハッシュタグですと、ユーザーがクリックしてやすいのではないでしょうか。
a. メリットがあることがはっきりと伝わるもの
コンプレックスに関するキーワードは、メリットがあることが明確に分かるため、ハッシュタグをクリックしてもらいやすいのではないでしょうか。
例:
#シミ対策
#美白ケア
#アレンジ動画
#セルフヘアアレンジ
#簡単レシピ
b. クリックへの抵抗が少ないもの
Facebookでは日常の写真をシェアするという利用方法が一般的なため、イベント、季節に関するキーワードのハッシュタグは、クリックへの抵抗が少ないものと思われます。
例:
#クリスマスケーキ
#ハロウィン仮装
#年越しそば
c. 場所・地域情報を入れたもの
具体的な場所情報などを入れると、ニッチなユーザーにリーチすることができます。抽象的なキーワードに比べるとあまりクリック数が伸びない可能性はありますが、関心の高いユーザーに見てもらえるのではないでしょうか。
例:
#○○(具体的な場所)イベントレポート
#○○(具体的な場所)開催状況
5. ハッシュタグ(#)のメリット・デメリット
Facebookにおいてハッシュタグを設定する最大のメリットは、リーチ(広告を全体のうちどれくらいのユーザーが閲覧したか)を増やせることではないでしょうか。単に見てもらえる範囲が広がるのではなく、キーワードに関心がある人に投稿を届けることができます。
Twitter、インスタグラムが自分からフォローできるのに対して、Facebookではページがユーザーをフォローすることはできません。そこで、コンテンツを発見してもらう可能性を高めるためには、やはりハッシュタグを使う必要があります。
また、Facebookのハッシュタグを使うことはブランドを浸透させることにもつながります。会社、ブランドのオリジナルのハッシュタグ用キーワードを考え、ハッシュタグで情報をまとめていくといいでしょう。
キャンペーン、お得情報などをユーザーに効果的に配信できるというメリットもあります。ターゲットとなりえるユーザーがよく使っているハッシュタグを投稿に含めることで、ユーザーの関心を引くことができます。
デメリットは、ハッシュタグの使い方によっては宣伝色が強まったり、関係のないハッシュタグを使用することにより、ブランドイメージが悪くなりかねないことでしょう。
頻繁にユーザーが使用している人気のハッシュタグであっても、ブランドとの関連性が低い場合にはたくさん入れることはオススメできません。関連のあるハッシュタグであっても、あまりに大量に設定すると宣伝色が強くなってしまうので注意が必要です。
6. Facebook(フェイスブック)におけるハッシュタグ(#)活用で期待される効果
Facebookでハッシュタグを活用すれば、以下のような効果が期待できます。
a. グラフ検索によるハッシュタグ(#)の普及
Facebookは、2013年に「グラフ検索」機能を発表しました。「グラフ検索」機能とは、様々な条件でお店・友人・写真などを検索できる機能のことです。これにより、従来よりもさらに細かく検索ができるようになりました。
日本語検索には現時点では完全対応していないものの、今後対応化が進んでいけば、Facebookで検索を使用するのが当たり前になるのではないでしょうか。検索する頻度が増えることで、同じようにキーワードを使って検索するハッシュタグを利用するユーザーが増えることも考えられます。
b. 表示順位をアップできる可能性
Facebookの投稿は、独自のアルゴリズムで表示順が決まっており、時系列に並んでいるわけではありません。ハッシュタグの活用次第では、グラフ検索によるキーワード検索が本格的に使われるようになった時、対象キーワードで上位表示できる可能性が高くなるかもしれません。
使い方に注意しながら、ハッシュタグ(#)を活用しよう
ハッシュタグを効果的に活用すれば、自社ブランドの投稿をターゲットユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。Facebookをビジネスに利用するのなら、ぜひ活用してみたいものです。
しかし、使い方が悪ければ宣伝色が強くなったり、悪い印象を与えてしまうこともあります。ハッシュタグを利用する際には、使い方にも注意をして活用しましょう。
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