サイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。HTMLサイトマップは訪問者を目的のページに導く案内板で、サイトを訪問するユーザー向けに使用します。一方、XMLサイトマップ検索エンジン向けに使用するものです。

XMLサイトマップ検索エンジンに通知することで、クローラーが効率よくサイトを巡回してくれます。XMLサイトマップを設置すると新しいページインデックスされやすくなるので、SEO対策に欠かせません。

XMLサイトマップを作成するにはsitemaps.orgで定義されたタグを使用する必要があり、作成に少し手間がかかると頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

今回はほとんどワンクリックでXMLサイトマップが作成できる「sitemap.xml Editor」をご紹介します。さらに、sitemap.xml Editorの使い方から、Googleサーチコンソールに登録してサイトマップを送信する方法まで解説するので、XMLサイトマップの活用を考えている方は、ぜひチェックしてください。

sitemap.xml Editorとは

7906_001.png
sitemap.xml Editor は、XMLサイトマップ自動生成ツールです。ユーザー登録やダウンロードをする必要がなく、無料で手軽にXMLサイトマップを作成できる点が魅力です。

通常はタグ入力が必要な詳細設定も、オプション設定で埋め込むことが可能な利便性の高いツールです。
  

sitemap.xml Editorの使い方

STEP1

7906_002.png
まずは http://www.sitemapxml.jp/ にアクセスします。「PCサイトマップ( sitemap.xml )を作成」と記載がある箇所に入力フォームがあるので、XMLサイトマップを作成するサイトのURLを入力します。
  

STEP2

URL入力フォームの下に「最終更新日」「サイトの更新頻度」「優先度」「除外ディレクトリ」「同一タイトルURLの除外」といったオプション設定項目があります。好みによって設定しましょう。
  

1.最終更新日

7906_003.png
「する」を選択するとページの最終更新日を自動取得します。最後のクロールよりも最終更新日が新しいと検索エンジンが再クロールするので、設定しておいたほうが良いでしょう。
  

2.サイトの更新頻度

7906_004.png
更新頻度を指定することで、検索エンジンの巡回頻度をコントロールできます。
あくまでも指定された頻度を参考にして巡回するため、必ず指定された更新頻度に合わせて巡回するわけではありません。
  

3.優先度

7906_005.png
サイトの他ページと比較して、そのURLの優先順位を示します。優先度の高いページを検索インデックスに優先して登録可能。「する」を選択すると、自動で各ページの優先度を設定します。
  

4.除外ディレクトリ

7906_006.png
サイトマップから除外したいディレクトリの指定ができます。
このツールは最大1,000URLまで取得可能です。URLが1,000を超える場合は、除外ディレクトリに指定するURLを変えてサイトマップを取得しましょう。
  
下記のように、ツール開発者も除外ディレクトリの活用を促進しています。

  1. 一度の作成で、最大1,000URLの取得が可能です。
  2. 1,000URL以上は「除外ディレクトリ」をご活用ください。例えば、1,000URL以上ある*****.com/のサイトマップを作成する際、.com/ABC/、.com/DEF/、のみのURL構成だった場合は、ABCとDEFを別々に除外ディレクトリに指定し2つのsitemap.xmlを生成します。その後どちらかにまとめて一つのsitemap.xmlとするか、2つのsitemap.xmlをアップしそれぞれ認識させます。
    (引用元:sitemap.xml Editor「ご注意事項(http://www.sitemapxml.jp/ )」より)”

  

5.同一タイトルURLの除外

7906_007.png
「する」を選択すると、パラメーターが異なる同じタイトルで同じ内容のページを除外します。重複コンテンツがあると被リンクが分散されてしまうなどの問題が生じるので、気になる場合は設定しましょう。
  

STEP3

7906_015.png
各種設定が完了したら、左下にある青ボタン「サイトマップ作成」をクリックします。

7906_008.png
サイトマップの生成が開始され、完了したらファイルをダウンロードできるURLが出現します。赤枠の「sitemap.xml」をクリックしたらダウンロード開始です。

ダウンロードしたsitemap.xmlファイルを、該当サイトのindexファイルがある階層にアップロードしてください。