商品紹介動画を120%有効活用する方法

以上、ご紹介した商品紹介動画の多くは、個別の商品ページに掲載されていましたが、動画の活用場所はこれだけではありません。そこで最後に、商品紹介動画をさらに有効活用する方法を目的別にご紹介しましょう。
  

目的:集客

YouTubeチャンネル

上のThrive Marketの事例でも触れましたが、制作した動画をYouTube上で公開し、YouTubeチャンネルを運営してみましょう。SEO効果はもちろんのこと、チャンネル登録してもらえれば、新しい動画の公開時に通知が届き、頻繁にアクセスしてもらえるようになります。

YouTubeから確実にECサイトへと誘導するために、カードや終了画面等の設定、説明文内へのURLの記載等を忘れずに行うことも重要です。
  

Facebookページ

Facebookページを持っている場合は、Facebookでも動画を配信していきましょう。

Facebookでは動画の投稿を優先的に表示させるアルゴリズムを採用しているため、フォロワーのフィードに表示されやすくなると言われています。魅力的な動画であれば、フォロワーがシェアすることで新しいフォロワーの獲得も期待できます。

なお、Facebookで動画を配信する際は、必ず動画ファイルを直接Facebookにアップロードしましょう。YouTube動画のリンクを掲載するだけでは、上述のメリットを享受することはできません。
  

動画広告

もちろん、動画広告としても、商品紹介動画を活用できます。ただし、広告効果を高めるためにはある程度のクオリティが求められます。人気商品の紹介動画のハイライトを複数集めて、広告用に編集し直すなど、ひと工夫をしてみると良いでしょう。
  

目的:リピート獲得、平均注文額UP

メール配信

メールマガジンや購入後のサンクスメール等を配信している場合は、オススメ商品等の紹介動画をメールに添付してみましょう。動画付きのメールは開封率やクリック率が高まるというデータが複数存在します。

最もシンプルな方法はメール文面内にYouTube動画等へのリンクを記載することですが、画像を入れられる場合はGIFアニメやサムネイル画像を加えるだけでもアイキャッチ力が大きく高まります。さらに有料の動画メール配信サービスを利用すれば、より複雑で効率的なメール配信も可能になります。
  

まとめ

これまで動画を制作したことがないネットショップ担当者は、費用や手間が懸念材料となり、なかなか動画活用に着手できなかったかもしれませんが、動画の重要性は今後確実に高まっていきます。

その一方で、最近では簡単に動画を撮影・編集するアプリやツールも登場していますので、動画制作のハードルは随分と下がっています。

今回ご紹介した動画事例のようなしっかり作り込まれた動画はある程度の予算も必要となりますが、たとえスマートフォンで撮影した動画であっても写真よりも高い情報伝達力を期待できますので、まずは気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。