ECの売上を伸ばし続けるための戦略とは？重要な8つのポイントを紹介！

更新日: 2023年02月02日

近年、多くの企業が導入しているECサイト。 ECサイトの売上を伸ばし続けるには、時代やユーザーのニーズに合った戦略を取り入れていく必要があります。とはいえ、これからのECサイト運営に求められるポイントがわからない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ECの現状や将来性とともに、これからのECサイト運営で注意すべきポイント、成功事例などについて紹介します。

ECサイトの現状と今後の動き

近年はコロナ禍による巣ごもり消費の増加により、EC市場の規模は拡大し続けています。以下のグラフにもあるように年々拡大している傾向にあるため、EC事業に参入する企業も増加することが予想されます。

EC事業に参入する企業も増えるということは、今後は競争が激化する可能性が高いと言えるでしょう。そのため、これからも売上を伸ばし続けるには競合に引けを取らないよう、戦略を随時見直していく必要があります。

EC市場の動きについては、以下の記事にて詳しく紹介しています。

ここでは、これからのEC運営で注意すべき点を2つ紹介します。

これからのEC運営においては、サイトに最低限必要な機能や、ユーザーが使いやすくなるような機能を揃えておくことが重要です。機能を充実させることで、効率的なサイト運営が可能になるだけでなく、顧客満足度や購買意欲の向上が期待できます。

ECサイトの機能には、大きくフロントエンドとバックエンドの2種類があります。それぞれの例を紹介するため、自社サイトに不足している機能があれば導入を検討しましょう。

フロントエンドの機能は、主にユーザーが目にして使用する機能を指し、以下のようなものが該当します。

機能	概要
商品検索	ユーザーが欲しい商品を探すための機能
FAQ・問い合わせ	ユーザーの不明点を解消するための機能
お気に入り	検討段階にある商品を登録するための機能
レコメンド	一緒に買われることの多い商品や、ユーザーの興味がありそうな商品を自動で紹介する機能
口コミ	購入者がレビューを投稿・確認できる機能
ソーシャルログイン	InstagramやTwitterなどのSNSと連携させるための機能

近年はSNSで情報収集を行うユーザーが増えてきているため、商品をSNSで共有・紹介してもらえるソーシャルログイン機能が特におすすめです。

バックエンド機能とは、ECサイト運営を効率化するための機能を指します。「配送のミスや在庫切れをなくしたい」「顧客の情報を活用したい」といった場合は、以下のような機能を追加するとよいでしょう。

機能	概要
受注・発送管理	商品の注文や発送、配送などのステータスを把握するための機能
在庫管理	商品の在庫や入荷日などを確認できる機能
顧客管理	顧客の氏名や住所、購入履歴、問い合わせ履歴などを把握するための機能
キャンペーン管理	キャンペーンやセールの開始・終了日時、売上などを管理できる機能
問い合わせ管理	ユーザーから届いた問い合わせにスムーズ対応するための機能

ECサイトの売上を伸ばすには、決済手段を多様化させることも重要です。現在は様々な支払方法があり、ユーザーの決済手段も多様化しているからです。

「クレジットカードのみ対応」といったように使用できる決済手段が限られていると、それ以外の方法で購入したいユーザーを逃してしまう可能性があります。

決済手段には以下のような種類があるため、自社ECサイトの顧客層に合わせて複数の手段を用意しておきましょう。

売上アップのための３要素.png
ECサイトの売上を伸ばすには、「販売手法」「在庫」「集客」という3つの要素が重要となります。ただし、集客のみに力を入れても売れるECサイトの土台ができていなければ売上につながりにくいため、まずは「販売手法」と「在庫」の2つに取り組みましょう。

ここでは、これからのECサイト運営に求められる8つのポイントを解説します。

まずは、ECサイトの売上を伸ばすために欠かせない販売手法についてのポイントを3つ紹介します。

ECサイトだけでなく実店舗もかまえている場合は、その店舗と同じような購入体験ができるサイト設計にしましょう。

なぜなら実店舗がある場合、ユーザーの購入体験は店舗が基準となっているケースが多いからです。ECサイトと実店舗の間で違いがあると、ユーザーは違和感を覚えて離脱してしまう可能性があります。

そのため、実店舗と同じポイントが使えるようにしたり、決済方法を揃えたりといった対策を行いましょう。

ECサイトを運営していく上では、ユーザー目線に立ったサイト作りを意識しましょう。商品の情報が見にくかったり、検索・購入がしにくかったりすると、ユーザーが離脱してしまう可能性があるからです。

ユーザーがスムーズに使えるようなサイトにするには、商品検索機能やお気に入り機能などを導入するのがよいでしょう。

また、欲しい商品をカートに入れてから購入するまでの導線をシンプルにしたり、商品ページを見やすく工夫したりといった方法も有効です。

ECサイトで結果を出していくためには、常に目標達成のための施策を実行する必要があります。ECサイト運営の目標となる指標としては、CVやLTVなどがあります。それぞれの数値を改善するための施策例は、以下の通りです。

種類	施策例
CVアップ施策	・コンテンツの拡充・ターゲティングメールの配信・セール・広告の分析
LTVアップ施策	・商品のレコメンド・セット販売・顧客分析