FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアの発達に伴い、バズマーケティングの重要性は増しています。オウンドメディアの運用や自社ブランドのマーケティングにおいて、「いいね!」やシェア数の把握も必須になりつつあります。

ソーシャルメディアで自社ブランド・サイト名を検索してみるエゴサーチは試したことがある方も多いかもしれませんが、自社や競合のページ・記事単位での詳細な拡散状況まで把握できているでしょうか?それを簡単に調査できるのが「BuzzSumo」です。

目次

  1. BuzzSumoとは
    1. プラン
  2. 登録方法
  3. BuzzSumoの使い方
    1. Contents Research
      1. Most Shared
      2. Trending Now
      3. Backlinks
      4. Content Analysis
      5. Facebook Analyzer
    2. Influencers
    3. Create Alert
  4. まとめ

BuzzSumoとは

1.png
http://buzzsumo.com/

BuzzSumoは、エンジニアとマーケターが制作したイギリスのソーシャル分析ツールで、ソーシャルメディア上で拡散されている記事やサイトを調査できます。「Sumo」というのは相撲のことで、サイト内でも力士のキャラクターが活用されています。

プラン

無料でも利用できますが、閲覧できる機能に制限があり、1日の検索可能回数も限られています。Pro、Agency、Enterpriseともに、14日間のトライアル期間が設けられています。登録にクレジットカードは不要ですが、認証の際に携帯電話番号が必要です。

プラン Pro Agency Enterprise
月額料金 $99 $299 $999
月額料金(年一括) $89 $239 $599
ユーザー数 1~5 10 100
アラート機能 5 30 100
トレンドフィード 10 50 100
検索数 無制限 無制限 無制限
エクスポート数 50 150 400
言語&国フィルター
コンテンツ分析レポート
ドメイン比較レポート
Facebook分析 ×
トップ投稿者レポート ×
トレンドRSSフィード ×
アドバンスドトレンドフィード ×
オーディエンスビルドフィード ×
ウェビナートレーニング

登録方法

2.png
画面右上の「Signup」ボタンをクリックします。

4.png
今回はMontlyのEnterpriseプランに登録してみます。Monthlyをクリックします。

5.png
「Start Free Trial!」をクリックします。

6.png
名前、メールアドレス、パスワードを入力し、利用規約同意のチェックボックスにチェックを入れ、「Start my Free Trial!」ボタンをクリックします。

7.png
実在の人物かどうかを確認するため、携帯電話番号の入力を求められます。Country Code(日本の場合は+81)が入力されているので、1番最初の0を抜かして番号を入力します。最後に「SEND CODE」ボタンをクリックします。

8.png
携帯電話に確認コードが送られてきます。

9.png
送られてきたコードを入力し、「VERIFY」ボタンをクリックします。

10.png
プルダウンから該当する役割を選択し、ホームページURL、ブランド名、競合名などを入力し、「Finish!」ボタンをクリックします。

11.png
「Let’s Go!」ボタンをクリックします。

3.png
登録が完了し、そのまま管理画面にログインします。

BuzzSumoの使い方

Contents Research

Most Shared

12.png
入力したキーワードに対して、ソーシャルネットワーク上で最も使用されているコンテンツを調査できます。キーワードを入力し、「Search!」ボタンをクリックします。

13.png
左サイドバーでは、検索期間・言語・国などのフィルターで絞り込みができます。特にキーワードがアルファベットの場合、検索結果に英語のサイトが混ざらないようにするためには、「Language」の項目で「Japanese」と入力し、日本語に絞り込む必要があります。

14.png
「View Backlinks」ボタンではバックリンクの状況を、「View Shares」ボタンでは、ソーシャルネットワークでの共有状況を確認できます。

右側の数字は、Facebook、TwitterLinkedIn、Pinterest、Google+での「いいね!」数やシェア数です。

Trending Now

15.png
Trending Nowでは、24時間以内にソーシャルメディアで話題になっているサイトや記事を調べられます。「All Country」のプルダウンで国を選択できますが、2017年4月時点で選べるのはアメリカ、オーストラリア、フランス、イギリスのみで、残念ながら日本は含まれていません。

Backlinks

16.png
Backlinksでは、テキストウィンドウ欄に入力したURLページへのバックリンク状況を確認できます。Most Sharedで「View Backlinks」ボタンをクリックしたときも、このビューに移動します。

Domain Linksはドメイン単位のバックリンク、External LinksはURL単位の外部リンクの数を示します。

画面下部のMost Shared Backlinksは、最もよく使用されているバックリンクのサイトを示します。これらのサイトについても、Most Sharedと同様にソーシャルネットワークでの共有状況を確認でき、元のサイトや記事が二次的に拡散されているかどうかがわかります。

Content Analysis

17.png
Content Analysisでは、特定のサイトやURLソーシャルメディアでの拡散状況を調査できます。ドメインまたはページURLを入力し、「Search!」ボタンをクリックします。画面下部は、ソーシャルメディアサイトごとのシェア数のグラフです。

18.png
画面を下にスクロールすると、曜日単位のソーシャルメディアサイト別シェア数と、文字数単位のソーシャルメディアサイト別シェア数のグラフが表示されます。

19.png
さらに画面を下にスクロールすると、人気上位のトピックス単位のソーシャルメディアサイト別シェア数と、シェア上位のコンテンツのグラフが表示されます。

Facebook Analyzer

20.png
Facebook Analyzerでは、特定のキーワードやページに関連するFacebookのポストのうち、最も「いいね!」やシェアされている投稿を調査できます。ドメインまたはページURLを入力し、「Search!」ボタンをクリックします。

21.png
「いいね!」やシェア数上位の投稿一覧が表示されます。投稿の下は「いいね!」やシェアの数です。投稿をクリックすると、Facebook上の投稿にリンクします。

Influencers

22.png
Influencersでは、特定のキーワードについて、Twitterでの評価が高いユーザーを発見できます。キーワードを入力し、「Search!」ボタンをクリックします。

23.png
Twitterでの評価が高いユーザーの一覧です。「View Links Shared」ボタンをクリックします。

24.png
そのユーザーにシェアされているリンクの一覧です。

Create Alert

25.png
Content Research > Most Sharedの画面で「Create Alert」ボタンをクリックします。

26.png
Brand Mentions、Competitor Mentions、Content from a Website、Keyword Mentions、 Backlinks、An Authorの中から、何についてアラートを作成するか選択します。今回はKeyword Mentionsを選択します。

27.png
一番上には、アラート作成したいキーワードを入力します。その下には、他に含めたいキーワード、除外したいキーワード、除外したいドメインを順に入力し、入力が完了したら「Next」ボタンをクリックします。

28.png
メールの送信頻度を選択します。初期状態は1日1回で、他に都度とアラートなしを選択できます。入力が完了したら「Next」ボタンをクリックします。

29.png
設定完了画面です。

まとめ

BuzzSumoなら、自社や競合のページ・記事単位での詳細な拡散状況を簡単に確認できます。
現状把握のみにとどまらず、自社のサービス領域で人気のある記事や、影響力のあるユーザーも入念に調査し、運用にも活かしましょう。