【インタビュー】「一般人」が撮影した「普通」の写真でクリック率340%アップ!?スナップマート代表 えとみほ氏が語るインスタ時代の写真の価値
企業がTwitterやFacebook、インスタグラムなどSNSを活用してマーケティング施策を行うことが一般的になりました。
ただ、自社でもSNS運用を開始したものの手応えを感じられないWeb担当者は少なくないのではないでしょうか。
SNSにおいては、ユーザーが自然にシェアしたくなる投稿を行うことが大切です。プロが撮影した美しい写真やキャッチコピーではなく、日常を捉えた「自然体」なSNS投稿の方がエンゲージメントが高くなる傾向にあります。
一般ユーザーの写真を提供するプラットフォーム「スナップマート」では、誰で写真を販売・購入できます。
なぜ一般ユーザーの、プロレベルには遠く及ばないような写真が売れるのでしょうか。
一般ユーザーが撮影した写真には、どのようなニーズがあるのでしょうか。
今回、スナップマート株式会社 代表の江藤美帆(通称:えとみほ)氏に、同社の成功事例や企業のSNSマーケティングの新しい流れについて、ferret 創刊編集長 飯髙悠太がインタビューを行いました。
SNS運用に悩まれているWeb担当者の皆様はぜひ確認してみてください。
スナップマートのローンチから現在に至るまでの変化とは?
飯髙:
スナップマートはローンチ当時から現在に至るまでどのような変化がありましたか?
江藤氏:
まず1つ目が写真の枚数が増えたことです。ローンチから約1年で80万枚くらいの写真を集めることができました。
飯髙:
かなり増えましたね。企業の利用も増えているかと思いますが、現状どういった用途で利用されているんですか?
江藤氏:
企業で最も多いのが、SNS広告とオーガニック運用の素材ですね。ジャンルで言うと、コスメやファッション系が多いです。スナップマートのターゲットユーザーが女性寄りということもありますが、女の人が好きそうな写真が多いですね。
他にも、メディアや個人ブロガーにも活用していただいており、記事のアイキャッチなどにスナップマートの写真を使っていただく機会が増えました。
飯髙:
企業はスナップマートのどういった点に目をつけて依頼されるのでしょうか?
江藤氏:
まず企業の課題として、企業が自分たちでSNS運用をしているけれど、掲載する写真素材がないということがあります。
撮影するけど“SNS的に”良い写真が撮れないという意見を良く耳にします。そして、プロのカメラマンに依頼しても、インスタグラムっぽくならないことがあるそうです。
インスタグラムに載せる写真は「インスタグラマーに撮影してもらえば良いのではないか」ということで、半信半疑ながら依頼をしていただくことがありました。そこで撮影した写真は、自分たちにはマネ出来ないと気に入っていただき、リピートされる企業が多いですね。そのほかにも、企業が「お題」を出して作品を競う「フォトコンテスト」もよく利用されています。
“素人撮影”の写真でクリック率340%向上!フォトコンテストの企業活用事例
飯髙:
フォトコンテストは具体的にどのように行っているんですか?
江藤氏:
フォトコンテストには2パターンありまして、広く一般の方から写真を投稿してもらう通常の「リクエスト」と、事前に撮ってもらいたい商品などをお送りする「ダブルチャンスリクエスト」があります。
通常のコンテストは、スナップマートのトップページから「欲しい写真をリクエスト」ボタンをタップして募集要項を入力すればどなたでもすぐに開催が可能です。
ダブルチャンスリクエストの場合は、まず最初にスナップマートのアプリで「新商品の○○がもらえるフォトコンの参加者を募集しています」と告知広告を出して、そこに集まったユーザーさんから企業が参加して欲しい方を選定します。その際、Twitterやインスタグラムのアカウントを参照できる仕組みになっており、「どういう写真をアップしていて、どのようなフォロワーがいるユーザーか」がわかるので、自社に合った方を選択できるのが特徴です。
そしてその選ばれたユーザーさん限定でフォトコンテストを開催するのですが、ここでは1万円以上の賞金がもらえるので、お一人で何枚も応募される方も多く、だいたい50名くらいに商品をお配りすると300-600枚くらいの写真が集まります。
ちなみに、通常のリクエストは主催者が独占的に利用できるのは受賞作品のみですが、ダブルチャンスリクエストのほうは、集まった写真すべてを独占利用できます。このメリットを活用して、集まった写真を自社のSNS投稿や広告にご活用いただいています。
飯髙:
そうなんですね。企業が募った写真はSNS広告やアイキャッチに活用されるとのことですが、プロカメラマンが提供する既存のストックフォトと比べてどういったメリットがあるのでしょうか?
江藤氏:
プロカメラマンの写真との一番の違いは「自然体」であることですね。
たとえばストックフォトの写真は、加工しやすいようにわざと余計な“写り込み”がない写真になっていることが多く、どうしても不自然な印象を受けます。
一方で、スナップマートは加工を前提にしていないので、ほとんどのユーザーさんは撮ったそのまま写真を投稿しています。そういった写真というのは、SNSに投稿したとき違和感なく馴染みます。実際に「いかにも広告」という感じがしないため、実際にコスメ系商材で利用した際、クリック率が340%向上したという実績があります。
https://snapmart.jp/contests/27/photos
飯髙:
340%ですか!利用されてる企業は、コスメやファッション系ジャンルが多いとのことですが、今後やっていきたいジャンルはありますか?
江藤氏:
そうですね、女性ユーザーが全体の約7割を占めており、「料理」や「食べ物」に関して良い写真を撮れるユーザーが多いので食品系のジャンルをやっていきたいです。
特にテーブルフォトのクオリティが高いと感じています。料理の脇に調味料を置いて撮ることもできますし、商材を絡めたお題にも対応できます。
飯髙:
食品といえば「ホットスムージー」がお題のフォトコンテストなどもありますが、撮影方法などは基本的にすべてユーザーにお任せしているんですか?クオリティもかなり高いですよね。
江藤氏:
そうですね。ホットスムージーの素のサンプルを提供して、好きなように撮影して良いですよという方法でした。なので、単にパッケージだけを撮影しても良いわけですが、料理を作ってアレンジレシピを書いたり、思いもよらない投稿が多くて面白いなと感じました。コンテストの受賞作品には良い作品が多かったですね。
クオリティに関しても、本当に高いですね。皆さん普通の学生さんや主婦など、プロカメラマンではないんですけど、写真を撮り慣れていて凄いですよね。クオリティのコントロールも特にしていないので、販売されている写真はピンキリですが全体的に質が高いと思っています。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- シェア
- シェアとは、インターネット上で自分が見つけて気に入ったホームページやブログ、あるいは、Facebookなど自分自身が会員登録しているSNSで自分以外の友達が投稿した写真、動画、リンクなどのコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的をもって、SNSで自分自身の投稿としてコンテンツを引用し、拡散していくことをいいます。
- キャッチコピー
- キャッチコピーとは、商品などの宣伝の際に使用される文章のことです。 宣伝をする対象のイメージや特徴を簡潔にまとめつつ、見た人の印象に残る必要があります。一言で完結するものから数行になる文章など、実際の長さはバラつきがあります。 キャッチコピーの制作を職業とする人のことを、「コピーライター」と言います。
- エンゲージメント
- エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。 以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- オーガニック
- オーガニックとは、検索結果ページに表示されるリストのうち、広告以外のものを指します。「オーガニック検索」、「自然検索」、「ナチュラル検索」などとも言われます。
- ターゲットユーザー
- ターゲットユーザーとは、自社の商品やサービスを利用するユーザー、または、運営するホームページの閲覧を増やしたいユーザーを、性別、年代、職業など、様々な観点から具体的に定めることを指します。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- トップページ
- インターネットのWebサイトの入り口にあたるページのことをトップページといいます。 一般的には、階層構造を持つWebサイトの最上位のWebページをさします。サイト全体の顔としての役割も果たすため、デザインなどで印象を残すことも考えたサイト作りも有効となります。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
- タグ
- タグとは、原義では「モノを分類するために付ける小さな札」のことです。英語の「tag」を意味するものであり、荷札、付箋といった意味を持っています。特にインターネットに関する用語としてのタグは、本文以外の情報を付与するときに用いられます。
- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- 広告
- 広告とは販売のための告知活動を指します。ただし、広告を掲載するための媒体、メッセージがあること、広告を出している広告主が明示されているなどの3要素を含む場合を指すことが多いようです。
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