初心者がSlackを使いこなすために知っておきたい6つのポイント
この記事は、2017年8月30日に公開された記事を再編集しています。
「Slack」は2013年にサービスが開始されてから、絶大な人気を誇っているチームコミュニケーションツールです。
MacやWindowsなどのデスクトップはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンでも利用することができます。
2018年6月にはDAU(1日あたりの利用ユーザー数)が全世界で800万人を突破。
Slack社の発表によると、300万人以上が有料プランを利用しており、日本国内でも有料プランユーザーは15万人と米国に次いで世界2位のユーザー数を誇っています。
Slackでは、スラッシュコマンドと呼ばれるたくさんの便利コマンドや、複数人で構成されるチームの中にチャットルームを作ることができるチャンネル機能など、数多くの便利機能が存在します。
つまり、ただSlackをチャットツールとして使うこともできますが、これらの機能を適切な場面で使うことではじめて*「Slackを使いこなせた」*と言うことができそうです。
そこで今回は、初心者がワンランクアップしてSlackを使いこなすために知っておきたいツールや機能をピックアップしてご紹介していきます。
初心者がワンランクアップしてSlackを使いこなすために知っておきたい6つのこと
1. リマインダーコマンドで自分や相手にリマインドを設定する
Slackには、「/」(スラッシュ)で始まるコマンドを入力することでさまざまな機能を利用できるスラッシュコマンドと呼ばれる機能があります。
Slackでは、ほとんどのことがスラッシュコマンドで行えるといっても過言ではないほど、たくさんのスラッシュコマンドが存在します。
Slackで標準で使えるスラッシュコマンドの中には、リマインダー機能があります。
例えば、14:00に外出しなければならない場合には、次のようなスラッシュコマンドをテキストボックスに入力します。
/remind me XX商事まで外出 at 14:00
と入力すると、14時になれば*「XX商事まで外出」*とリマインドを返してくれます。
また、Slackのリマインダーは、相手にリマインドを勝手に設定することもできます。
例えば、報告書の提出をお願いするときに、
/remind @boss 報告書いただけますでしょうか in 45 minutes
のように入力すれば、45分後に特定メンバーにリマインドを送ることができます。
時刻は指定してもしなくても構いませんが、*「in X minutes」「at X pm tomorrow」「on January 7」「every Monday」*など、ほとんどの英語の慣用表記に対応しています。
また、
/remind list
と入力することで、現在の自分のリマインドリストを確認することができます。
「complete」をクリックすることで、リマインドを完了させることも可能です。
2. Googleカレンダー連携をしてSlackから更新通知やイベント通知を受け取る
Googleカレンダーアプリを使用することで、イベントのリマインダーや更新情報をSlack内で受け取ることができるようになります。
この機能が便利なのは、カレンダーイベントの通知を、自分の設定した場所やタイミングで受け取ることができることです。
チャンネルにリマインダーが投稿されると、チームメンバーはそのリマインダーをクリックして展開し、詳細情報を確認することができます。
手順はいたってシンプルです。
まず、SlackのGoogle Calendar Appページにアクセスし、Installをクリック。
スクリーンショット:2017年8月
続いてGoogleアカウントでログインします。
スクリーンショット:2017年8月
次にSlackで更新情報を受け取りたいカレンダーと投稿するチャンネルやDMを指定します。
スクリーンショット:2017年8月
更新情報を自分だけが受け取りたい場合は、リストから「Privately to you via @slackbot」を選択します。
この下で受け取りたい通知の種類を設定します。
スクリーンショット:2017年8月
今後の予定のリストをサマリーで受け取ることもできます。
スクリーンショット:2017年8月
カスタマイズが終了したらSave Integrationsをクリックし、次の画面でI’m done(終了)をクリックしたら設定完了です。
これで、Slackにカレンダーのリマインダー通知を指定先に送ることができます。
スクリーンショット:2017年8月
Google Calendar Appページにアクセスすることで、設定をいつでも変更可能です。
3. Slackにお気に入りのブログの更新情報を追加する
SlackのRSSインテグレーション機能を使うことで、お気に入りのブログの更新情報を見逃さずにチェックすることができます。
まず、RSS Appページにアクセスし、Installをクリックします。
スクリーンショット:2017年8月
Add RSS integrationをクリックして、Feed URLに更新情報が欲しいWebサイトのフィードのURL、Post to Channelに投稿先のチャンネルやDMを選択します。
スクリーンショット:2017年8月
設定が完了したらSubscribe to this feedをクリックします。
注意しなければならないのは、URLにはフィードのURLを指定しなければなりません。
指定サイトのRSSが分からない場合には、RSSフィード取得・検出ツールなどを使って調べてみるとよいでしょう。
ちなみに、ferretの更新情報を受け取るには下記のRSSフィードURLを指定してみてください。
http://ferret-plus.com/.rss
これでferretの更新を見逃がすことはありません。
スクリーンショット:2017年8月
さらに、
/feed list
と上記のスラッシュコマンドを指定することで、チャンネルに登録されているfeedリストを確認することもできます。
たくさん登録をしているとどんなfeedが登録されているのかを忘れてしまうので、このコマンドは重宝するでしょう。
4. デスクトップ版Slackでショートカットキーを使う
デスクトップ版Slackでは、マウスを縦横無尽に操作しなくとも、ショートカットキーだけでほとんどのことができてしまいます。
例えば、Command+Kを使えば、プライベートチャンネルに移動したり、別のSlackチームへ移動したり、新しいチャンネルを作ったりすることができます。
また、*Command+Shift+*(バックスラッシュ)では、メッセージの最後にAdd reactionと呼ばれる「いいね」などを返せる機能があります。
マウスを使わなくてもいいので非常に便利です。
さらに、Command+.(ドット)で右側にTipsが表示されている窓を表示・非表示させることができます。
ショートカットはメッセージで*/shortcuts*と入力し、送信すれば、ショートカットの一覧が確認できます。
キーボードショートカットはSlackヘルプセンターでも確認することができるので、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
5. Slackbotに自動レスポンスをカスタマイズ
Slackに搭載されているSlackbotは、自分が設定したキーワードや文章に対して、自動でレスポンスを返すように設定することができます。
これを使えば、オフィスのWiFiパスワードを聞かれた時に自動でレスポンスを返す、というように業務でもさまざまな場面で使用することができます。
スクリーンショット:2017年8月
カスタマイズはSlackbotの設定ページで行うことができます。
スクリーンショット:2017年8月
まず、トリガーとなる単語やフレーズを入力し、それに対してSlackbotに返答させたいレスポンスを入力します。
返答をランダムにしたい場合は、改行して複数のレスポンスを入力します。
レスポンスには、絵文字やURLを含めることもできます。
もちろん、仕事上のことだけでなく、娯楽用のコミュニケーションとしてチームメンバーに楽しんでもらうように設定することも可能です。
設定次第で、さまざまな使い方ができそうです。
6. Gmailで特定のメールを受信したらSlackに通知する
IFTTTと呼ばれる、異なるプラットフォームを連携させるツールを使うことで、SlackとGmailを結びつけて利用することができます。
ここでは、IFTTTを使って特定のメールを受信したらSlackに通知するように設定してみましょう。
参考:
iftttとは?異なるプラットフォームを連携する便利ツールの使い方とアプレット10選
まずIFTTTにアクセスし、New Appletをクリックして新規アプレットの作成画面に進みます。
スクリーンショット:2017年8月
+ thisをクリックしてGmailを追加し、トリガーの選択画面でNew email in inbox from(新しいメールを受信ボックスに受信したら)を選びます。
スクリーンショット:2017年8月
スクリーンショット:2017年8月
次に、+ thatをクリックしてSlackを追加し、アクションの選択画面でPost to channelをクリックします。
スクリーンショット:2017年8月
Complete action fields画面で、メッセージを受信したいチャンネルを選択し、Create Actionをクリックし、最後にFinishを設定すれば完了です。
スクリーンショット:2017年8月
これで、重要メールを受信したらすぐに知らせてくれるようになりました。
まとめ
Slackはチームコミュニケーションツールとしても非常に有能で、DAUが800万人に増えている理由は、その便利な機能性にあります。
リマインドやSlackbotなどを使いこなすことで、生産性も向上することは間違いありません。
その他にもApp directory には様々な便利機能が隠されていますので、時間がある時に設定してみるとよいでしょう。
参考:
Slackの醍醐味「インテグレーション機能」を設定する方法とオススメサービス11選
- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- テキスト
- テキストとは、純粋に文字のみで構成されるデータのことをいいます。 太字や斜線などの修飾情報や、埋め込まれた画像などの文字以外のデータが表現することはできませんが、テキストのみで構成されたテキストファイルであれば、どのような機種のコンピューターでも共通して利用することができます。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- アカウント
- アカウントとは、コンピューターやある会員システムなどサービスを使うときに、その人を認識する最低必要な情報として、パスワードと対をなして使う、任意で決めるつづりです。ユーザー、ID、などとも言います。
- RSS
- RSSとは、ブログやホームページが更新された際に、更新情報(コンテンツ)の要約を直接訪れることなく受け取れるソフトウェアを指します。
- ブログ
- ブログとは、ホームページの一種です。運営者はブログシステムに登録し、利用開始をすることで、ホームページ制作のプログラム技術を修得する必要なく、本文のみを投稿しつづければ、公開・表示はおろかページの整理や分類なども効率的に行えるシステムを言います。
- RSS
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- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
- URL
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- URL
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- URL
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- RSS
- RSSとは、ブログやホームページが更新された際に、更新情報(コンテンツ)の要約を直接訪れることなく受け取れるソフトウェアを指します。
- RSS
- RSSとは、ブログやホームページが更新された際に、更新情報(コンテンツ)の要約を直接訪れることなく受け取れるソフトウェアを指します。
- URL
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
- フォーム
- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
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