動画やPodcastで活躍!無料で使えるオーディオエディター11選
一昔前は動画作成ツールや音声編集ツールは高価なものばかりで、企業向けのソフトウェアも多く、個人にはとても手が出せないケースも多かったものです。
しかし、現在ではさまざまなリソースを安価、あるいは無料で使うことすらできるようになったので、個人であっても簡単に情報発信をすることができるようになりました。
YouTubeで動画配信をしたり、Podcastでラジオ番組のような音声を配信したりするときに、必ずといっていいほど重要になってくるのがオーディオエディターです。
雑音を取り除いたり、エフェクトをかけたり、音の大きさがバラバラなものを一つにつなげて均質にすることも、オーディオエディターがあれば少しの動作を施すだけで処理することができるようになります。
そこで本稿では、無料で使えるオーディオエディター11選をご紹介いたします。
オーディオエディターはもちろん有料のものもたくさんありますが、無料だからといって機能性が劣っているわけではありません。
それどころか、*「これが無料で使えるの?」*と思わず口にしてしまうような高機能なエディターも揃っています。
無料で使えるオーディオエディター11選
1. Audacity
スクリーンショット:2017年9月
Audacityは最も人気のあるオープンソースのオーディオエディターのひとつです。
音楽制作や音声編集で、長い間多くのユーザーに利用され続けています。
録音や編集、作曲など幅広い用途で利用でき、録音中も音声データへの変換が同時進行で行われるため、言い間違えた箇所をすぐに消したり、エフェクトをすぐにかけたりすることができます。
WindowsやMacOSのほか、Linuxでも利用可能です。
2. GarageBand for MacOS
スクリーンショット:2017年9月
GarageBandはMacで標準で利用できる作曲ソフトです。
以前は4ドル99セントで購入できたiOSアプリも、現在では無料でダウンロードすることができます。
さまざまな音源に対応しており、ギターやボーカルのプリセット、ドラムのセッションを含むさまざまなサウンドライブラリを内臓しており、直感的に扱うことができるでしょう。
また、MacBook Proであれば、Touch Barを活用して編集を行うことができます。
iCloudで編集データを同期すれば、持ち運んでいるiPhoneやiPadを使って外出先で編集することもできます。
また、Appleから新しくリリースされたMusic Memosを使ってiPhoneで音楽アイデアを撮り溜めておき、GarageBandで読み込むことも可能です。
3. Soundation
スクリーンショット:2017年9月
SoundationはWebベースの音楽作成・編集ツールです。
700以上のエフェクトやループが利用でき、作曲時に選択できるバーチャル楽器の種類も豊富です。
よくある楽曲の作成数制限などもいっさいありません。
ただし、録音機能はアップグレードする必要があり、年間19.99ドルから利用することができます。
Soundationにはソーシャルハングアウト機能が付いており、最大9人まで同時にログインして同じ楽曲を作曲する機能も付いています。
また、Chromeのエクステンションも用意されているので、ダウンロードしておけばソフトウェアを使う感覚で利用することができます。
4. VIRTUAL DJ
スクリーンショット:2017年9月
VIRTUAL DJはその名の通りDJスタイルで2つのMP3音源をミックスして流すことのできるDJ音楽ソフトです。
パーティーやクラブなどの実地で活用することもできますが、録音してクロスフェードをうまく掛けながら上手に別の楽曲への切り替えを行うこともできます。
また、部分的にループをかけたり、エフェクトをかけたりして、臨場感を楽しむこともできます。
Windows・MacOSで利用可能です。
5. DarkWave Studio
スクリーンショット:2017年9月
DarkWave StudioはWindows用のシンプルなオーディオワークステーションです。
ステレオミキサーが付いているので、複数の音源を、音量を調整したりエフェクトをかけながら同時再生・編集を行うことができます。
ディストーションやノイズキャンセラーのような機能も付属しています。
VSTプラグインにも対応しているので、対応ソフトウェアをお持ちの方はぜひ利用してみましょう。
6. LMMS
スクリーンショット:2017年9月
LMMSは「Let's make music Software」の略で、GarageBandにも似たオープンソースの音楽作曲ソフトです。
さまざまなオーディオパーツを組み合わせて、1つの楽曲や音声ファイルを作ることができます。
たくさんの機能があるため最初は操作に戸惑うかもしれませんが、使い慣れてくるとどのソフトウェアよりも簡単に操作できるようになるでしょう。
非常にたくさんの音楽エフェクトや完全な作曲データも配布されているので、作り始めるとあっという間に完成します。
LADSPAやVSTプラグインサポートをしているので、対応ソフトウェアをお持ちの方は利用してみましょう。
Windows・MacOS・Linuxで利用可能です。
7. Cecilia
スクリーンショット:2017年9月
Ceciliaはシンプルなオーディオミキサーです。
もともとサウンドデザイナー向けに作成されただけあり、波形のオーディオ編集をかなり細かく、柔軟に行うことができます。
たくさんのエフェクトが用意されているので、一部分だけどもらせたり、エコーをかけたりと、音声を一工夫するときにも最適です。
WindowsとMacOSで利用可能です。
8. Live 12 Lite
スクリーンショット:2017年9月
Live 9 LiteはAbleton Liveという有料の音楽作曲ソフトの体験バージョンのソフトウェアです。
もちろん扱える楽器やエフェクトはそれほど数が多くはないものの、おおかたのユーザーにとって不便はないでしょう。
編集やミキシング、録音などの機能も操作しやすいのが特徴です。
また、最大8トラックまでの音源をミックスすることができます。
WindowsとMacOSで利用可能です。
9. orDrumBox
スクリーンショット:2017年9月
[orDrumbox]はドラムを使った音楽を作成するのに最適な音楽ソフトウェアです。
ドラムのキックやスネア、クラッシュサウンドなどをリズムエディターで自由自在に編集することができます。
また、リズムが思いつかないひとには、自動作曲機能やトラックマッチングといった機能も付いているので、誰でもクールなリズムの楽曲を作ることができます。
WindowsやMacOSのほか、Linuxにも対応しています。
10. Soundtrap
スクリーンショット:2017年9月
Soundtrapはオンラインで作曲を行うことができる多人数作曲指向性のソフトウェアです。
Webブラウザのほか、iOS・Android・Windowsモバイルアプリにも対応しています。
作曲ソフトにありがちなダークなUIとは対照的に、SoundtrapはライトなUIで、作曲ソフトに抵抗があるひとでも気軽に扱うことができます。
クロスデバイスに対応しており、外出先でもさまざまなデバイスで編集を行うことができます。
11. Audiotool
スクリーンショット:2017年9月
AudiotoolはWebベース・クラウドベースのデジタルミキサーです。
オーディオトラッカーや16チャンネルミキサー、クロスフェーダーやギターの足踏みエフェクターなど、さまざまなデジタルガジェットを組み合わせてオリジナルな音質を再現することができます。
使えるプリセットは25万種類以上で、豊富なガジェットが用意されています。
ほとんどがクリック操作ではなくドラッグアンドドロップでの操作になることに留意しておきましょう。
まとめ
今回ご紹介した無料で使える高品質なオーディオエディターを利用することで、YouTubeのバックミュージックをオリジナルで制作したり、ラジオ番組のような作品を作ったりすることも可能です。
Audacityのようにオールラウンドで対応しているようなアプリケーションもある一方で、orDrumboxのような痒いところに手が届くツール、Audiotoolのようにインストール不要で扱えるWebアプリケーションなど、それぞれに長所があるので、ぜひ自分の役に立ちそうなものを使ってみてください。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
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- プラグイン
- プラグインは、本来あるソフトウェアに機能を拡張させるために追加するプログラムのことです。
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- オンライン
- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
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- Android
- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
- UI
- UIとは、ユーザーインターフェイス(User Interface)の略で、ユーザー(使い手)とデバイスとのインターフェイス(接点)のことを意味します。
- デバイス
- デバイスとは「特定の機能を持つ道具」を表す語で、転じてパソコンを構成するさまざまな機器や装置、パーツを指すようになりました。基本的に、コンピューターの内部装置や周辺機器などは、すべて「デバイス」と呼ばれます。
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