多くの企業が、企業やサービスの認知と利用促進のためにホームページを開設しています。
現在の一般的な消費行動は、興味を持った商品はまずインターネットで検索し、商品情報を確認するところから始まります。

営業職の方は、訪問先の企業を事前に調査するために企業ホームページを確認することもあるでしょう。

ホームページは、自社について知ってもらうための大切なプラットフォームです。インターネットが普及した今は、89%以上の企業が開設しています。

ホームページは、目的に応じていくつか種類があります。マーケティング施策と同じく、誰にどんな情報を、どのように伝えるのかを意識して制作する必要があります。

今回は、ホームページの目的別の種類と、上手く使い分けている他社の事例を解説します。

インターネットの普及

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参考:
平成28年版情報通信白書|総務省

インターネットの利用者は年々増加しています。2015年時点では、人口の83%が利用しているとされています。多くの人が、情報収集の方法としてインターネットを利用していることがわかります。

今では、顧客がサービスや商品を検討するときは、必ずと言っていいほどインターネットで検索を行います。ここからも、企業のホームページの重要性がうかがえます。

89%以上の企業がホームページを開設している

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参考:
平成27年通信利用動向調査報告書(企業編)|総務省

総務省の調べによると、現在自社のホームページを開設している企業の割合は89.5%(前年比2.4%増)にも上っています。大企業の割合が高いものの、規模に関わらずホームページ開設が一般化してきていることが分かります。

目的に応じたホームページ制作を

前述したとおり、ホームページはそのターゲットや目的で種類が異なります。なんでも詰め込んでしまわず、目的に応じて使い分けることをオススメします。

ホームページの種類

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、企業公式のホームページのことです。
顧客だけでなく、従業員、株主、取引先など、企業に関わる全てのステークホルダー(利害関係者)に向けたホームページです。

企業の事業内容などの基本的な情報はもちろん、IR情報(財務情報)やCSR(企業が社会的責任を果たすための活動)の情報なども明記します。
自社の理念、事業内容、そこに関わる従業員や資金、対外的な活動を示すページです。

例:株式会社ベーシック

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株式会社ベーシック

ステークホルダーにひと目で自社の方向性を理解してもらうことを目的にした構成となっています。サイトメニューから企業の情報や最新のお知らせなどを確認できます。

プロモーションサイト(ブランドサイト)

プロモーションサイトとは、特定の商品や期間限定のイベントを取り上げて認知度をあげるためのホームページです。認知度だけでなく、ブランドとしてのイメージの定着を重視している場合は、ブランドサイトとも呼ばれます。

いつもの企業ホームページとは違う特別なホームページです。デザインやメッセージを工夫し、ユーザーの印象に残るよう工夫します。

例:株式会社資生堂

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MAQuillAGE|株式会社資生堂

化粧品ブランドMAQuillAGEのプロモーションサイト(ブランドサイト)です。ターゲットである大人の女性向けにデザインされています。

ティザーサイト

ティザーサイトとは、新しいサービスを開発している段階で、ユーザー向けに発表するホームページです。発売前のプロモーションとして利用します。

サービスの発売日までユーザーに期待してもらい、購入意欲を高めるため、サービスの一部の情報や機能を紹介します。予約特典をつけ、発売前の予約を促すキャンペーンを行うこともあります。

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

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ポポロクロイス物語|株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

配信前から事前登録が可能で、事前登録者数に応じてプレゼントキャンペーンを行っています。ホームページ上で、商品名がタグ付けされたTwitterのツイートも見られるため、ファンの様子を見て「私も登録してみよう」と意欲が喚起される構成になっています。

メディアサイト

メディアサイトとは、専門の記事やニュースをコンテンツとして提供しているホームページです。ferretも、Webマーケティングに特化したメディアサイトのひとつです。

近年はコンテンツを充実させ、顧客に有益な価値を提供することで見込み客をつくり、段階的に購入まで勧めるためのコンテンツマーケティングが広がっています。

ライフネット生命保険株式会社

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ライフネットジャーナル|ライフネット生命保険株式会社

「人生と仕事とお金について考えるメディア」というコンセプトで情報提供しているメディアサイトです。インタビュー記事などもあり、幅広い視野から情報を集められる内容です。

リクルートサイト

リクルートサイトとは、会社が人を採用するためのホームページのことです。
企業で社員やアルバイトとして働きたいと考えている方に向けたホームページです。

企業の社風や実際の仕事内容を理解してもらうために、社員インタビューや職場の写真を掲載し、「ここで働きたい」と思ってもらえるようなページを構成します。

例:株式会社星野リゾート

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RECRUITING SITE|株式会社星野リゾート

新卒採用と中途採用のリクルートサイトです。募集職種の内容だけでなく、職場で働く方々の声や、入社後のキャリアプランなどもコンテンツとして用意されています。

イントラサイト

イントラサイトとは、企業・組織の従業員向けのホームページです。内部のネットワーク上のサーバーに構築され、外部のインターネットからは入れないようにできています。

営業資料など業務に関する資料や機能があったり、従業員同士が交流できる場があったりと、企業によって内容は異なります。全て、従業員が円滑に日々の仕事に取り組めるよう制作されたコンテンツです。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、インターネットにアクセスするときの入り口となるホームページです。「potal(ポータル)」は、「玄関、入り口」の意味をもっています。私たちに身近なポータルサイトといえば、「Google」と「Yahoo!」などがあげられます。

検索エンジンから調べたい情報を検索するだけでなく、地域の天気情報や注目のニュース、メール機能など、様々なサービスを提供しています。

ヤフー株式会社

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Yahoo! JAPAN|ヤフー株式会社

Googleと並んで私たちにとって身近な検索サービスのポータルサイトです。インターネット検索の入り口の他、ニュースや天気予報など、様々な情報が集まっています。

ECサイト(ネットショップ)

企業で扱う自社または他社の商品を、インターネット上で販売するホームページです。
ECは「electronic commerce(エレクトロニックコマース)」の略語で、「電子商取引」を指します。

ECサイトには、「モール型」と「自社サイト型」の2種

類があります。「モール型」はひとつのECサイトに複数の企業が集まり、ユーザーがまとめて検索、購入できる形式です。「自社サイト型」は、ECサイト構築から運用までひとつの会社が自社で行う形式です。

phocase

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phocase|株式会社ベーシック

自社サイト型のECサイトです。このECサイトのターゲットは、「20〜30代前半の女性で、DocomoのAndroidを持ったファッションに敏感な人」と明確なので、サイト構成もそれに合わせてデザインしています。

まとめ

サービス開発と同じく、ホームページ制作でも「誰に、どんな内容を、どのように伝える(提供する)のか」を考えることが重要です。目的に応じて制作することで、ユーザーにとっても分かりやすいホームページになります。

既存のホームページを見直したり、新しいホームページを制作したりする際に参考にしてみてください。