まとめ

以上となります。お金のデザインのMA活用に至るまでの動機、そして実際にどのような目的・方法で活用し、結果的にどのような成果を体感しているのか、というのを具体的にご紹介してきました。おそらく皆さんの中には「なるほど、このような活用方法があったのか」と感じていただけたのではないでしょうか。

きちんと顧客データを整理・管理して、お客様にどのような態度変容を起こして欲しいのか、というのをしっかりとイメージすることで、より効果的なシナリオ設計が可能となります。

今後、お金のデザインでは、MAを使って時間帯ごとのメール開封率の分析を進め、開封してもらいやすい時間帯を狙ってメール配信するというように、開封率向上を目的とした施策も検討しているそうです。

最後に森山様はMAの効果を最大化するため、PDCAを回す時に気を付けていることとして、下記の8つを挙げました。

1. 観るべきデータを定義し、測定できるようにする
2. 聴くべき声を定義し、把握できるようにする
3. データを見る、声を聴く、想像する
4. 仮説を立てる
5. 施策を設計する
6. 実装する(コンテンツ作成、ツール設定)
7. 実施する
8. 設計どおりの動作をしているか検証する

データを定量情報・定性情報組み合わせて少人数でクイックに回すことが、PDCAを回す際のポイントだと強調されていました。