ノーコードツールとは？選び方や種類別おすすめツールを紹介

更新日: 2023年05月01日

マイページにお気に入り

サイトやアプリの制作にはプログラミングの知識が必須ですが、ノーコードツールがあれば少ない知識でも制作可能です。

しかし、ノーコードツールと言ってもさまざまな種類があります。目的や予算に合うものを選ばなければ、効率よく使えません。そこで、ノーコードツールの基本知識とともに種類別のおすすめツールを紹介します。

ノーコードツールとは
ノーコードツールのメリット・デメリット
ノーコードツールを選ぶ際の4つのポイント
サイト制作におすすめのノーコードツール4選
ECサイト制作におすすめのノーコードツール2選
アプリ開発におすすめのノーコードツール2選
業務効率化におすすめのノーコードツール3選
最適なノーコードツールを導入してビジネスを加速させよう

▼ノーコードでサイト制作・更新ができるCMS「ferret」

圧倒的に使いやすい！見たまま編集のCMS｜ferret

サイト制作・リード獲得・ナーチャリングも1つで完結するCMS

詳しくはこちら

ノーコードツールとは

ノーコードツールとは、プログラミング不要でサイトやアプリなどが開発できるツールのことです。プログラミングの知識がない方でも使用できるツールで、ドラッグ＆ドロップなど直感的な操作でサイト構築が行えます。

WebサイトやECサイトをコーディングによってプログラミング開発をする場合はエンジニアが必要ですが、社内に最適な人材がいない場合にはノーコードツールの導入がおすすめです。

ノーコードツールの種類

ノーコードツールの主な種類は以下の通りです。

アプリ開発
Webサイト制作
ECサイト制作
業務効率化
顧客管理
人材マッチング

ノーコードツールの種類.png
出典：一般社団法人NoCoders Japan協会｜「ノーコード・カオスマップ」
（2022年8月版）

各種類で多数のノーコードツールが展開されているため、目的に応じて選ぶ必要があります。また、アプリ開発ひとつ取ってもモバイルアプリやビジネスアプリなど、多数の種類があるため目的に応じて選びましょう。

ローコードツールとの違い

ノーコードツールはソースコードなしでサイトやアプリなどの開発ができますが、ローコードツールは最小限のコードが必要です。

必要なパーツを簡単な操作で組み合わせてシステムが作れるため、使用するのに専門的な知識はそこまで必要ありません。とはいえ、ある程度の知識が必要なため、初心者には難しく感じる可能性があります。

ただし、ローコードツールはノーコードツールより自由度が高いのが特徴です。自社でカスタマイズ性の高いサイトやアプリを開発したい場合は、ローコードツールも検討してみましょう。

▼ローコードツールについては以下の記事をご参照ください
ローコード（Low Code）のメリット・デメリットとは？おすすめの開発ツール5選

ノーコードツールのメリット・デメリット

ノーコードツールには、さまざまなメリット・デメリットがあります。ここでは、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

ノーコードツールのメリット

まずは、ノーコードツールのメリットを3つ紹介します。

● プログラミングの知識なしで構築できる

プログラミングの知識をつけたり、エンジニアを雇ったりしようとすると時間とコストがかかりますが、ノーコードツールがあればプログラミングの知識なしでサイトを制作できます。

また、ノーコードツールはソースコードなしでWebサイトやECサイトが構築できるだけでなく、直感的な操作で思い通りの仕上がりになりやすいのが特徴です。

● 開発までのスピードが早い

ノーコードツールはソースコード不要かつ直感的な操作で使用できることから、開発完了までがスピーディーに進みやすいのが特徴です。そのため、短期間で仕上げたい場合にも便利に使えるでしょう。急ぎで構築したいサイトがある場合には、積極的に取り入れるのがおすすめです。

● 費用や時間などのコストを削減できる

ノーコードツールを使うと、費用や時間などのコストを大幅に削減できます。プログラミングが必要な開発はエンジニアを雇う必要があり、開発にもある程度の時間がかかります。

しかしノーコードツールを使えば、社内にエンジニアがいなくてもすぐに開発がスタートできる上にプログラミングが不要のため、短期間での作成も可能です。

ノーコードツールを使用するには費用がかかりますが、人件費や教育コストと比較しても安く済む場合が多いでしょう。

ノーコードツールのデメリット

次に、ノーコードツールのデメリットを見ていきましょう。デメリットも知っておくことで、より効率よくツールを使えるようになります。

● 自由度が低い

ノーコードツールはすでに作成されているコードで開発を行うため、定型的なサイトやアプリ開発に長けています。そのためイチから開発する場合と比較すると自由度が下がり、柔軟性には乏しいでしょう。プログラミングの知識がある方にとっては、もどかしく感じてしまうかもしれません。

自由度が低すぎると感じる場合には、ローコードツールを活用するのも一つです。ローコードツールならほどよく自由度があり、イチから開発するよりも手間がかかりません。

● プラットフォームに依存する可能性がある

ノーコードツールを使った開発では、少なからずプラットフォームに依存する可能性があります。例えば各ツールが利用料の値上げをすれば、その料金に従わざるを得ません。また仮にサービスが終了した場合、移行の手間がかかります。

移行先で作り直さなければならないケースもあり、その際はかなりの手間が発生するでしょう。

● 複雑・大規模な開発には不向き

ノーコードツールは便利ではあるものの、自由度が低く、複雑・大規模な開発には不向きです。ドラッグ＆ドロップで開発ができるノーコードツールは、複雑な開発に対応できない可能性が高いため、必要に応じてシステム開発を別途検討しましょう。

▼ノーコードでサイト制作・更新ができるCMSはこちら

使い勝手で選ばれる！ノーコードのCMS｜ferret

サイト制作・リード獲得・ナーチャリングも1つで完結するCMS

ノーコードツールを選ぶ際の4つのポイント

次に、ノーコードツールを選ぶ際の4つのポイントを見ていきましょう。

1. 目的に合うツールを選ぶ

ノーコードツールにもさまざまな種類があるため、自社の利用目的に合うツールを選んでください。サイト作成ツールでも、それぞれのツールで機能や料金が異なります。自社の求める条件やコストに合うものを選びましょう。

2. モバイルデバイスに対応しているツールを選ぶ

モバイルデバイスに対応しているツールを選ぶのも、ノーコードツールを選ぶ際のポイントです。サイト閲覧やネットショッピングではスマホやタブレット経由のユーザーも多いため、モバイルデバイスへの対応は必須です。

3. 日本語対応のツールを選ぶ

海外発のノーコードツールの中には、日本語に対応していないものもあります。外国語のツールだと理解するまでに時間がかかり、余計なコストがかかりやすいでしょう。

手早く開発を行いたい、適宜サポートを受けたい場合は、日本語対応のツールを選ぶのがおすすめです。

4. 予算に合うものを選ぶ

ノーコードツールの利用には費用がかかりますが、無料トライアルやお試しプランを用意しているツールも多くあります。

特に初めてノーコードツールを使う場合には、トライアルが用意されているツールを選ぶと、本格的な導入前に使用感が把握できて便利でしょう。

ノーコードツールの利用料は継続して支払う必要があるため、長い目で見て無理のない金額のものを探すのがおすすめです。高ければ良い、安いから悪いわけではないため、使いやすさなどを加味しながら予算と照らし合わせて選びましょう。

サイト制作におすすめのノーコードツール4選

ここからはおすすめのノーコードツールを紹介します。まずはサイト制作におすすめのノーコードツールを見ていきましょう。

▼サイト作りのポイントは以下の記事で詳しく解説しています
成功するWebサイト作りに必要な7つのポイントとは？サイトの「軸」を固めるブリーフィングの方法

ferret

ferret One.png

出典：ferret

● BtoBマーケティングに特化したツール

ferretはBtoBマーケティングに特化した、さまざまな用途に使用できるノーコードツールです。ferret CMSではサイト作成や更新の課題を解決し、ferret MAではマーケティング施策や運用の課題を解決可能です。

またferret コンサルティングでは、戦略作りからサポートしています。LPの作成もコーディング不要で簡単にでき、運用や情報更新も簡単に行えるのが魅力です。アクセス解析や顧客管理などもferret内のサービスで解決します。

料金：初期費用10万円、月額費用10万円〜
無料トライアル：なし（無料デモ体験あり）

ペライチ

ペライチ.png
出典：ペライチ

● テンプレートを選ぶだけでサイト作成が可能

ペライチはテンプレートを選ぶだけで簡単にサイト作成できるノーコードツールです。アプリに対応しているサイトが直感的な操作で気軽に作れるため、初心者に特におすすめです。

オンライン決済や予約システム、メルマガ配信など、さまざまな機能が充実しています。

料金：月額費用1,465円〜（無料プランあり）
無料トライアル：あり（30日間）

STUDIO

出典：STUDIO

● デザインの自由度が高いノーコードツール

STUDIOはコードやテンプレートに頼らず、自由にサイトを作成できるツールです。直感的な操作で自由に制作できるため、自社らしいサイトが作成できます。サイトの作成から運用、保存まで一括して管理できるのも魅力です。

料金：月額費用980円〜
無料トライアル：なし（無料プランあり）

Webflow

出典：Webflow

● 上級者向けで汎用性の高いツール

Webflowはノーコードツールの中でも汎用性が高く、コードのエクスポートも可能です。おおまかな部分をノーコードで作成し、細かな部分をプログラミングを用いて調整できるため、より自由度の高いサイトを作成できます。ただし基本的な説明は英語で書かれているため、注意が必要です。

料金：月額費用$14〜
無料トライアル：なし（無料プランあり）

ECサイト制作におすすめのノーコードツール2選

次に、ECサイト制作におすすめのノーコードツールを2つ紹介します。

▼ECサイト構築ツールは以下の記事で詳しく解説しています
おすすめのECサイト構築ツール18選！EC事業者必見のツール選び方も紹介

Shopify

出典：Shopify

● 小規模から大規模まで対応可能なプラットフォーム

Shopifyは個人向け〜大企業のECサイトまで、幅広い規模のECサイトが開発できるツールです。サイトの規模にあわせてプラットフォームを乗り換える必要がなく、一貫して管理できるのが特徴です。

連動できるアプリも豊富なため、立ち上げから運営までをスピーディーに行えるでしょう。価格もリーズナブルなので、初めてECサイトを立ち上げる場合にもおすすめです。

料金：月額費用$25〜
無料トライアル：あり（3日間）

BASE

出典：BASE

● モバイルデバイス対応！スマホでも使いやすいツール

BASEはECサイト開発のノーコードツールの中でも知名度が高く、人気のツールです。モバイルデバイスに対応しているだけでなく、操作自体もスマホで簡単に行えるのが特徴です。

テンプレートのデザインが豊富なため、商品のジャンルにあわせて使い分けられます。SNSとの連携にも対応しており、マーケティングのサポートもあることから、初心者にもおすすめです。

料金（スタンダードプラン）：初期費用・月額費用ともに0円・サービス利用料3％・決済手数料2.9％
料金（グロースプラン）：初期費用0円・月額5,980円・決済手数料2.9％〜

アプリ開発におすすめのノーコードツール2選

次に、アプリ開発におすすめのノーコードツールを2つ紹介します。

Click

出典：Cilck

● 国内管理によりセキュリティも安心

Clickはデータベースやサーバーを国内で管理できるため、セキュリティ面で安心なツールです。大学や高校などで行われているアプリ開発の授業で用いられており、信頼のあるツールとして知られています。

日本語に対応しているので扱いやすく、アプリ開発初心者でも使用可能です。在庫管理などBtoB向けのアプリ開発もできるため、便利に使えるでしょう。

料金：月額費用1,480円〜
無料トライアル：なし（無料プランあり）

Adalo

出典：Adalo

● ネイティブアプリやWebサービスを簡単に開発可能

AdaloはネイティブアプリやWebサービスをノーコードで簡単に作成できるツールです。スライドやドラッグ＆ドロップなど直感的な操作がメインになるため、難しい操作や知識は特に必要ありません。

決済ツール「Stripe」やノーコードツール「Zapier」などと連携しており、業務自動化ツールとして使うことができるのもメリットです。

料金：月額費用$36〜
無料トライアル：なし（無料プランあり）

業務効率化におすすめのノーコードツール3選

最後に、業務効率化におすすめのノーコードツールを3つ見ていきましょう。

Notion

出典：Notion

● 仕事で必要なツールをひとつのワークスペースに

Notionはドキュメント作成・検索・データベース・タスク管理など、業務の効率化に必須の機能を網羅したツールです。散らばった情報をまとめたり、システムを構築したりと、さまざまな要望に対応しています。

シンプルな使い方で扱いやすい上に、日本語でのサポートにも対応しているのが魅力です。幅広い用途で使えるため、多種多様な活用ができるでしょう。

料金：月額費用$8〜
無料トライアル：なし（無料プランあり）

Anyflow Embed

Anyflow Embed.png
出典：Anyflow Embed

● よく使うツールのAPI連携を最短1週間で

Anyflow Embedは独自開発された連携基盤とノーコードエディター（特許出願中）によって、最短1週間で、Hubspotなど他社SaaSとのAPI連携を自社プロダクトに組み込むことができるSaaS事業者向け組み込み型iPaaS（Integration Platform as a Service）です。

開発工数がかかりがちなAPI連携をAnyflow Embedにアウトソースすることで、ランニングコストを大きく圧縮することができます。