安全な管理方法は?

9076_001.jpg

改めて、無線LANの暗号化についてまとめておきます。

WEP:64か128ビットによる共通鍵暗号
WPA:WEPに暗号鍵の更新やユーザー認証といった機能を付加したもの
WPA2:WPAの新バージョンにあたり、対応機器ならばWPA通信機器

これら3種類を適切な機器(デバイスやルータ、アクセスポイント)において活用することで、ネットワークセキュリティが強固になります。

このネットワークセキュリティキー=パスワードの管理を徹底してください。決して人にパスワードを知られることのないようにすることはもちろん、簡単に解析できるようなパスワードを設定しないことです。

市販のセキュリティ対策ソフトを利用することで、ワイヤレスLAN利用時のセキュリティをさらに強化することもできます。

ご使用のセキュリティ対策ソフトに、ファイアーウォールや特定の機器からの接続を拒否するよう設定する機能がある場合は設定します。詳細については、ご使用のセキュリティ対策ソフトのマニュアルなどを確認してください。
※セキュリティの設定によっては、ネットワーク、またはネットワーク上のほかの機器に接続できなくなる場合があります
※パスワードを共有している場合や、脆いアルゴリズムを利用している場合は、同じアクセスポイントに接続するユーザーから解読できてしまうという危険性があります

また、公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)は外出先で手軽にインターネットを利用できてとても便利。家や会社で利用している環境とは異なり、公衆のものであるためセキュリティリスクが生じます。だからといって、利用することがそもそも危険だということではありません。大事なことは、セキュリティリスクを認識しそのための防備をしっかり行うことです。
  

ネットワークセキュリティキーを忘れてしまったら?

9076_002.jpg

PCからパスワードを復旧する

仮に「ネットワークセキュリティキーを忘れてしまったら」、普段、皆さんはどうされてますでしょうか。

ネットワークに接続したことがある方ならお気付きかもしれないですが、最も簡単な方法はそのネットワークに接続したことがあるPCを利用することなのです。

ちなみに、WindowsでもMacでも、保存しているパスワードを簡単に確認することができますが、AndroidやiOSなどのモバイル端末になると簡単にはいきません。現実的には、初心者にはムリだと考えたほうがよいでしょう。
  

無線LANルーターから調べる

パスワードは、多くの場合、無線LANルーターから調べられます。無線LANにアクセスできないとしても、Ethernetケーブルを差し込めばインターネットに接続できるはずです。接続を確認できたら、ルーターのIPアドレスを調べてみましょう。IPがわかれば、無線LANルーターの管理者アカウントでログインし、無線LAN設定に進むとパスワードが表示されているはずです。変更したい場合もここからできます。
  

無線LANルーターを初期設定に戻す

しかしながら、万が一、上記の方法でもできない場合はこれからご紹介する方法を試してみてください。

無線LANルーターを初期設定にすることで、最初に設定したパスワードが利用できるようになります。ルーターにあるリセットボタンを押すだけと、初期設定に戻すのは簡単です。仮に、前述の方法でできない場合はこちらを試してみてください。
※また、この方法を実行する前に、ルーターのマニュアルをメーカーページから入手しておくことも忘れず行ってください