Twitterの活用方法は「実名」に紐づいた運用

ただし、企業やサービスの公式アカウントのみで発信してしまうと、SNSの特性からして最初はフォローされないケースも少なくありません。

そのため、Twitterでのコミュニケーションを行う場合には、プロダクト・サービス開発に携わっている人が、自身の個人アカウントと紐付けて発信することが大切となります。

特に、プロダクトを1つのみしか抱えていない企業の場合、またはスタートアップとして間もないフェーズの企業の場合は、社長さん自身の振る舞い、発言、行動に注目が集まることから、こうした方々の*Twitter上での「見つけられやすさ」*がサービスのグロースに大きな影響を及ぼします。

BtoBプロダクトの場合は「ビジネスにおける信頼感」が導入における大きな障壁となるケースが多いため、事業主の顔が見えていることは、利用者様にとっての心理的安全性を担保します。

また、既に会社として複数のプロダクトを抱えている場合、もしくは従業員規模の拡大に伴い、社長さん自身がサービスから離れているケースなどの場合には、プロダクトオーナーやプロダクトマネージャーが情報発信を担うと良いケースもあります。

筆者もプロダクトオーナーという身分ではありますが、自身のTwitterアカウントから継続的に発信をしています。そうした立場の人が積極的にインターネット上のクチコミや情報を収拾し、サービス改善や新機能開発のアイデアに役立てることは、もちろんのこと重要な仕事の一つです。

自身が携わるサービスへの思い、サービスの魅力を伝える上でも、「拡散性」と「即時性」を兼ね備えているTwitterを使いこなすことは、非常に重要であると捉えられるでしょう。

サービス担当者が情報発信をする例

Twitterでは「自身の興味関心」に即した内容を呟こう

個々人に紐づいたTwitterアカウントで大切なことは、「自身の興味関心」に即したツイートをすることです。

「芸能人でもないし、そんなに呟くことはないんだけど......」と最初は思ってしまうかもしれません。しかし、肩肘張らずに普段の仕事における気づきや、自身が担当しているサービス・プロダクトに関わる情報のシェアを行うだけでも、思わぬリアクションをもらえるケースは多々あります。

実際にferretの飯髙創刊編集長も、サービスや自身の立場に紐づいた内容を率先して呟くことにより、世の中から多くの反響をいただく結果となり、その活用方法が記事にもなりました。

Twitterって、自分が思うこととか好きなことをつぶやけばいいと思っていて。それに対して共感する人がリプライしてきて会話が盛り上がって、自然とフォロワーが増える。そんな楽しみ方が好きなんだよね。

なにかに偏ったツイートばかりするのも嫌だし、なによりそれが(公式 アカウント運用のような)「仕事」になってしまったらつまらない。もちろん、 Twitterが仕事になったり、活用する場面もあるんだけれど、基本的には好きなことをつぶやきたい。

メディアや ソーシャルメディアが成長するための「お作法」ももちろん理解はしているけれど、ナチュラルに楽しみたいよね。

引用元: ferret編集長の“休日夜のツイート”が16万インプレッション!その秘密を聞いてみた|ferret [フェレット]