Webサイトを運営する上で、「ユーザーに見てもらいたいページへのアクセスが少ない」、「リード獲得や売上などの成果が思うように伸びていない」といった課題を感じている方もいるのではないでしょうか。

これらのWebサイトの課題を解決する方法の1つとして、サイト内の導線を改善することが重要です。

この記事では、Webサイト導線を改善するメリット改善のステップなどについて解説します。Webサイトの運営に携わる方はぜひ参考にしてください。

また、下記の資料ではWebサイトコンテンツの中でも、特にFAQ(よくある質問)の導線を改善する方法が解説されています。よりわかりやすいFAQページを作成し、問い合わせ対応の効率化や顧客体験の向上に取り組みたい方は、あわせてご参照ください。

目次

  1. Webサイトの導線を改善するメリット
  2. Webサイトの導線を改善するステップ
  3. Webサイトの導線改善に取り組む際のポイント
  4. 導線の改善でユーザーにとってわかりやすいWebサイトを作ろう

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ユーザーの「自己解決」につながるFAQを最速で作り上げるための4つの改善ステップ

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Webサイトの導線を改善するメリット

Webサイト導線を改善すると、マーケティング施策の成果向上だけでなく、カスタマーサポートの業務効率化なども期待できます。ここでは、Webサイト導線を改善する主なメリットとして、次の3つを解説します。

  • ユーザーが求める情報を見つけやすくなる
  • コンバージョン率の向上につながる
  • カスタマーサポートの負担が軽減できる

ユーザーが求める情報を見つけやすくなる

Webサイト導線がわかりやすくなると、ユーザーが求める情報をスムーズに見つけることが可能です。

例えば、多くの商品を販売しているECサイトでは、カテゴリごとに商品をまとめてリンクを作成すると、ユーザーが目当ての商品を見つけやすくなります。また、BtoB向けのサービスを扱っているWebサイトでは、サービスの詳細特徴料金プランなどをわかりやすくしておくと、導入を検討しているユーザーが情報を収集しやすくなります。

コンバージョン率の向上につながる

導線が改善すると、コンバージョン率の向上も期待できます。特に、ECサイトの場合は商品を買い物かごに入れてから、決済完了までの導線をスムーズにすることが、コンバージョンの促進に効果的です。

また、BtoBのリード獲得を目的としたWebサイトでは、サービス資料やホワイトペーパーのダウンロードページへの導線を改善することで、コンバージョンを促進できます。

カスタマーサポートの負担が軽減できる

問い合わせの件数を減らし、カスタマーサポートの負担を軽減できることも、Webサイト導線を改善するメリットです。

もし、Webサイトに関する問い合わせが多い場合、導線がわかりにくくなっている可能性があります。例えば、「探している商品・サービスが見つからない」や「料金がわからない」といった問い合わせが多い場合、導線の改善が必要です。

Webサイトの導線を改善するステップ

Webサイト導線を効率的に改善するためには、まずユーザーの行動を分析できるツールを導入した上で、データをもとに施策を進めることが重要です。ここでは、Webサイト導線を改善するステップについて解説します。

  • アクセス解析ツールを導入する
  • 見てもらいたいページのアクセス状況を確認
  • ページからのリンクを強化
  • 施策による改善効果を検証

アクセス解析ツールを導入する

まずは、Webサイトにアクセスしたユーザーの行動を把握できるアクセス解析ツールを設置しましょう。

例えば、Googleが提供する「Google Analytics」では、各ページのアクセス数やボタンのクリック数など導線改善に必要なデータを計測できます。

また、ヒートマップという機能を持つツールでは、ページがどこまで読まれたか、よく見られている箇所はどこかなどを視覚的に把握できます。特に、縦に長いページを含むWebサイトを改善したい場合には、ヒートマップツールの活用が効果的です。

見てもらいたいページのアクセス状況を確認

次に、Webサイトの中で特に重要なページへのアクセス状況を確認します。例えば、BtoBWebサイトであれば、ユーザーが訪問したページから、サービス詳細や料金プラン、資料請求などのページに遷移しているかを確認しましょう。

また、ユーザーが疑問や不明点を自己解決できるようにFAQ(よくある質問)ページを設置した場合は、FAQページへのアクセス数や、検索が行われた回数などが確認するべきデータです。

各ページからのリンクを強化

もし、見てもらいたいページへのアクセス数が少ない場合には、すでにアクセスが集まっているページからのリンクを強化し、導線を改善しましょう。

例えば、ヘッダーメニューやサイドバーなどにリンクを設置すると、サイト内のすべてのページからの遷移を促せます。

FAQページへのリンクを強化した事例

出典:ユーザーの「自己解決」につながるFAQを最速で作り上げるための4つの改善ステップ

また、各ページの冒頭や途中、末尾などにリンクを設置したり、リンクボタンやバナー画像のデザインをより目立つように変更したりすることも、導線の強化につながります。

施策による改善効果を検証

導線を改善するための施策を行った前後で、ページアクセス数リンクのクリック数などの数値を比較し、狙った効果が得られているかを確認しましょう。

見てもらいたいページへのアクセス数や、他のページからの遷移率などが上がっていれば、導線の改善は成功です。一方、設置したリンクがほとんどクリックされていないといった場合には、原因について仮説を立てた上で、新たな施策に取り組んでみましょう。

Webサイトの導線改善に取り組む際のポイント

ここまでに紹介したステップでWebサイト導線改善に取り組む際には、次のようなポイントが重要です。

  • ユーザー側の視点に立って導線を考える
  • 最終的な成果につながっているかを確認する
  • 継続的に取り組む

ユーザー側の視点に立って導線を考える

Webサイトにアクセスしたユーザーの視点に立ち、「どのような情報を知りたいか」や「サイト内でわかりにくい部分は無いか」などを考えると、改善のヒントが得られます。

例えば、資料請求ページを改善する際は、申込フォームに情報を入力して使いやすさをチェックしてみましょう。実際にユーザーと同じ行動をとることで、「入力項目数が多い」や「確認ページで間違いを見つけ、戻って修正しようとしたら内容がリセットされてしまう」といった改善点を見つけやすくなります。

最終的な成果につながっているかを確認する

導線を改善する際は、単に重要なページへのアクセス数や遷移率を増やすだけでなく、その先の成果につながっているかを確認することが重要です。

チェックするべき成果として、ECサイトでは売上BtoB向けのWebサイトではリード獲得数などが考えられます。また、問い合わせ対応の効率化が目的の場合、Webサイト経由の問い合わせ件数が重要な指標です。これらのデータの変化を確認しながら、導線の改善に取り組みましょう。

継続的に取り組む

Webサイトにアクセスするユーザーの属性や流入経路などは、自社の広告施策や競合サイトの動向、市場のトレンドなどの影響を受けて変わる場合があります。

そのため、Webサイト導線が最適化されているかを継続的にチェックし、改善に取り組むことが重要です。

導線の改善でユーザーにとってわかりやすいWebサイトを作ろう

Webサイト導線を改善すると、ユーザーが求める情報を見つけやすくなり、コンバージョン率の向上も期待できます。また、Webサイトの利用に関する問い合わせを減らし、カスタマーサポートの負担を軽減するためにも、導線の改善が重要です。

今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひWebサイト導線改善に取り組みましょう。

下記の資料では、FAQコンテンツを改善し、ユーザーが疑問を自己解決できるようにする4つのステップが解説されています。FAQコンテンツページ導線を改善し、Webサイトの利便性を高めたい方はぜひ参考にしてください。

▼FAQの導線改善の詳細はこちら

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