ferret編集部:2015年6月20日に公開された記事を再編集しています。

Webで集客をする際には、ターゲットに合わせた流入チャネル(集客手段)を選択しなければいけませんが、同時にユーザーがどのようなWebサービスを使う傾向にあるのかも知っておかなければいけません。

今回は、ユーザーとのタッチポイントとなるWebメディア・サービスについて解説します。

今利用されているWebサービスを知る

ユーザーと自社サービスが出会う場としては、大きくオウンドメディア、ソーシャルメディアの2つに分けることができます。

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が運営するメディアを指します。
コーポレートサイトやネットショップ、ブログなど、自社が保有するメディアは全てオウンドメディアに分類されます。

主なオウンドメディア

・コーポレートサイト
・ネットショップ
・自社ブログ
・スマホサイト
・メルマガ

多くの企業がコーポレートサイトを保有されていますが、ユーザーと出会う機会を増やすには自社ブログも導入すると良いでしょう。
また、スマホ対応は必須です。スマホユーザーが増えている一方でパソコンユーザーは減少しており、更にGoogle検索エンジンもモバイル対応しているホームページを優先して表示させるアルゴリズムに更新されています。

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近年は、オウンドメディアのなかでも自社サービスに関連する分野の情報を配信するメディアを持つ企業が多く、直接的な収益ではなく見込顧客の獲得を目的に運営されるタイプが増えています。

関連:
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ソーシャルメディア

オウンドメディアと並んで自社サービスの情報に触れる場を提供しているのがソーシャルメディアです。
ソーシャルメディアのビジネス活用が徐々に浸透し、FacebookやTwitterを運用する企業も増えてきました。

主なソーシャルメディア

Facebook

・国内ユーザー数約2,400万人
・他ソーシャルメディアに比べ高齢層に利用される傾向に
・実名制でプロフィールも詳細に登録されている場合が多いためターゲティングしやすい

Twitter

・国内ユーザー数約2,000万人
・10代に人気
・海外よりも日本の方がアクティブ率が高い

Instagram

・アクティブユーザー数・利用率がTwitterを超える規模に
・10代、20代に人気
・特に女性の利用率が高い

LINE

・国内ユーザー数約5000万人
・幅広い年齢層に利用されている
・メッセージングアプリとして利用されているためアクティブ率が非常に高い

ビジネスに活用しやすいソーシャルメディアはFacebookが圧倒的ですが、アクティブ率の高いLINEも非常に有用視されています。
それぞれのソーシャルメディアで属性が違うため、ターゲットユーザーが最も利用していると考えられるソーシャルメディアを選定しましょう。

ペイドメディア

ペイドメディアとは、料金を支払って広告を掲載するメディアを指します。
新聞、テレビ、雑誌、ラジオのマス4媒体を指す言葉として定着していましたが、インターネット業界ではネット広告を指す場合が増えてきました。
ネット広告にも多種多様なメニューが存在しているため、費用対効果を厳密に測定できる分、よりターゲットユーザーに合わせた広告媒体を選定する必要があります。

インターネット広告の種類についてはこちら
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まとめ

膨大な情報が行き交うインターネットの世界で、自社サービスの情報をターゲットユーザーに発見してもらうのは簡単なことではありません。
SEOリスティング広告などで集客力を向上させるのはもちろん、ユーザーと接触する機会を増やすために適切なタッチポイントを設置し、継続的に情報発信していかなければ埋もれていってしまうでしょう。

まずは、ターゲットユーザーの行動を徹底的に考え、彼らがどのようなサービスをどのタイミングで使っているかを想像してみるところから始めてみましょう。

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