ここ数年、スマートフォンにカードリーダーを差し込んで決済できるサービスが多数登場し、日本でも注目を浴びています。
カードリーダーを使った決済サービスですが、同様のサービスでも登録の手軽さ、利用にかかる手数料、使いやすさがそれぞれ異なります。

今回は、主要なクレジットカードリーダー決済サービスの個々の特徴をご紹介します。
今後導入を考えている方は、参考にしてみてください。

カードリーダーを使った決済サービス9選

1.Square

Square
Square
イベントでの利用に便利なクレジットカードリーダー決済です。
通常のクレジット決済といえば入金までに時間がかかるイメージがありますが、Squareなら最短翌営業日入金ですので、現金と同じように扱うことができます。
事業形態、業種にかかわらず様々なシーンで活用でき、個人事業主でも利用が可能です。
決済で使う端末はSquareリーダーという小型端末で、スマートフォン・タブレットアプリを入れればすぐに決済サービスを使うことができます。
端末は無料で、別途購入する必要がなく、費用は決済手数料3.25%になります。

2.Coiney

Coiney
Coiney
誰でも手軽に使えて簡単なクレジットカードリーダー決済です。
使う手順はスマートフォン・タブレットに、無料で貰えるCoineyリーダーをセットするだけです。
たった3ステップでカード決済が利用できます。

例えば、飲食店の出前先、アートイベントといった場所でいつでもどこでも決済が可能です。
申込も約3分で完了する手軽さで、審査通過後は最短2営業日から利用できます。
費用は、決済時手数料3.24%からになります。

3.Paypal Here

Paypal Here
Paypal Here
クレジットカード決済でおなじみの、Paypalが提供しているクレジットカードリーダー決済です。
ビジネスアカウントを事前に開設しておき、デバイスアプリをダウンロードして専用リーダーを差しておけば、いつでもクレジット決済が可能です。
専用カードリーダーはオープン価格となっており、販売は一旦休止となっています。

月額利用料は不要で、決済毎に手数料3.24%になります。
銀行口座への振込み手数料は無料なので、引き出し回数が多い方には特に嬉しいポイントです。

4.楽天ペイ

楽天ペイ
楽天ペイ
ネットショッピングモール大手「楽天市場」を運営する、楽天株式会社のクレジットカードリーダー決済です。
手持ちのスマートフォンまたはタブレットに端末をセットすると、決済、履歴確認をどんなシーンでもおこなうことができます。取引確認はパソコンからでも可能です。

利用後の控えはアプリからメールで送信することができますので、面倒な紙での管理は不要となっています。
利用手数料は一律3.24%で月額固定費、維持費はかかりません。
カードリーダーは通常7,980円ですが、タイミング次第ではキャッシュバックを受けることができ、実質無料で手に入れることができます。

5.PAYGATE

PAYGATE
PAYGATE
PAYGATE AIRとBluetooth接続することでサービスが利用できるクレジットカードリーダー決済です。
端末は、スマートフォン決済セキュリティーガイドラインに準拠しており、セキュリティ面も十分考慮した設計となっています。
Bluetoothですので端末をデバイスに差し込む必要はなく、アプリをダウンロードするだけで決済機能を導入することが可能です。

利用にかかる費用は、PAYGATE AIRバーコードリーダー有の場合50,000円、無しの場合は40,000円です。
プランは3種あり、月額費用0円から、決済手数料は3.2%からとなっています。
また、プラン次第ではトランザクション処理料が別途10円/件かかります。

6.AirPAY

エアペイメント
AirPAY
リクルートが2015年11月から提供を開始する、クレジットカードリーダー決済です。
暗証番号入力が可能なPINパッドに加え、ICカード、磁気カードに対応した高性能なカードリーダーを使っての決済処理が可能です。

決済手数料が3.24%で、最大月6回手数料無料で入金してもらえるのも嬉しい点です。
カードリーダーは通常9,980円ですが、キャンペーン適用期間中であれば全額キャッシュバックを受けることができます。(2015年8月28日時点)

7.Link Processing

Link Processing
Link Processing
専用アプリとリーダーで、いつでもどこでも直感的に利用できるクレジットカードリーダー決済です。
PCI DSS V2.0に完全準拠しており、セキュリティ対策も万全です。
主要クレジットブランドに対応するほか、中国を中心に拡大している銀聯にも対応しています。
スタンダードプラン、プロフェッショナルプランの2通りを用意しており、状況に応じて選択することが可能です。

決済手数料は、スタンダードの場合3.48%+10円/件、プロフェッショナルだと3.2%+10円/件です。
なお、プロフェッショナルに関しては別途システム利用料月2,000円/台がかかります。
初期費用は42,700円です。

8.mpos

mpos
mpos
インターネット決済代行業を営む、DGフィナンシャルテクノロジー(旧 ベリトランス株式会社)が提供しているクレジットカードリーダーです。
VeriTrans mPOSはリアル店舗を持つ業者を対象としていて、店頭でスマートフォンを使って決済することが可能になります。
現在、招待プログラムで提供しており、利用を希望する場合には問い合わせが必要です。

9.paw

paw
paw
決済代行事業15年の実績を誇る、ルミーズ株式会社が実店舗向けに提供しているクレジットカードリーダー決済です。
店内で使えるパソコン向け、外出時に便利なiPhone・iPad向けの2タイプを用意しています。
端末は自由に増やすことができ、複数台で利用した場合でも一元管理できます。
また、継続課金に対応している点も特徴的です。

初期費用は0円、決済手数料3.2%〜となります。