今、世界で最も勢いがある業界と言っても過言ではないIT市場。
トレンドの移り変わりが非常に早いため、様々な産業が生まれては消え、生まれては消えを繰り返しながらIT業界自体は急角度で成長し続けています。

変化が激しく、生き残るだけでも難しいIT業界において、大きな成功を収めている企業のトップは、どのように考え、行動しているのでしょうか。

今回は、過去にferretが取材したイベントの中から、ITベンチャーのリーダーが自身の理念や思想について語ったものを厳選してまとめました。

1.オイシックス CMO(最高マーケティング責任者) 西井敏恭氏 (どうすればCMOを日本に根付かせられるか-Kaizen Growth Drive 2015-)

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https://ferret-plus.com/1980

KAIZEN PLATFORM主催のマーケティングイベント「Kaizen Growth Drive 2015」にて、オイシックス株式会社のCMO(最高マーケティング責任者)を務める西井氏が「どうすればCMOを日本に根付かせられるか」をテーマにプレゼンテーションされました。

アメリカではその重要性が理解されているにも関わらず、日本ではなかなかCMOが根付かない原因として、西井氏は「経営者の理解不足」ではなく「CMOになり得る人材が不足している」ことが一番の原因だと語っています。
では人材自体が不足しているなかでどのようにCMOを根付かせればいいのか。西井氏が実践されていることを踏まえながら持論を展開されています。

2.DeNA南場氏・カヤック柳澤代表・クラウドワークス吉田代表他 (スタートアップカンファレンス2015)

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https://ferret-plus.com/871

ベンチャーキャピタルである日本テクノロジーベンチャーパートナーズが主催した学生向けスタートアップイベント「スタートアップカンファレンス2015」では、起業を考えている学生を支援するため、急成長中のITベンチャーやベンチャーキャピタルが集結し、様々な豪華セッションが催されました。
DeNA取締役/ファウンダーの南場氏やクラウドワークス代表の吉田氏、面白法人カヤック代表の柳澤氏など、今をときめくIT企業のトップが一堂に会し、未来を担う学生に向けての想いを語られています。

3.コルク佐渡島代表・NewsPicks佐々木編集長・メタップス佐藤代表(日本のファーストペンギン3名が語る、ベンチャー成功に必要な「3つのちから」 )

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https://ferret-plus.com/831

「勝手にマーケティング大学」主催の特別対談「「先を読み、未来を描き、壁を突破する」ベンチャー成功に必要な「3つのちから」」についてのレポートです。
日本経済新聞社編集委員の大西氏やコルク代表の佐渡島氏、NewsPicks編集長の佐々木氏、メタップス代表の佐藤氏など、通常のイベントではまず集まることがないであろう方々によるトークセッションは終始白熱したものとなりました。

4.C Channel代表森川氏・DeNA南場氏 (スタートアップとテクノロジーの祭典!」SLUSH ASIA)

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https://ferret-plus.com/1351

元はフィンランドのスタートアップ企業支援を促進することを目的として開催されたスタートアップイベント「SLUSH」の東京版、「SLUSH ASIA」のレポートです。
主宰のAntti氏は、起業家精神が生まれにくい日本で起業しやすい環境を作り、なおかつ日本発のベンチャーが世界で活躍できる機会を提供したいという思いのもとでイベントを開催しました。
まる1日かけて行われたイベントには、元LINE代表の森川氏やDeNA南場氏、ガンホーの孫泰蔵氏などのメガベンチャーのトップが登壇した他、新進気鋭のスタートアップを支援するためのピッチコンテストも開催されました。

5.元Apple日本法人代表前刀氏(グローバルで通用する人材になるために必要なのは?)

FireShot_Capture_9_-_グローバルで通用する人材になるために必要なのは?-Vol.1(元Apple日本法人代表前刀氏)__-_https___ferret-plus.com_1795.png
https://ferret-plus.com/1795

こちらは、株式会社メタップス主催のイベント「元アップル社長 前刀禎明 × 株式会社メタップス代表 佐藤航陽 が考えるグローバルキャリアイベント」にて、元Apple日本法人社長の前刀氏による「グローバルキャリア」をテーマにした講演の様子をレポートしています。
前刀氏はApple日本法人にて、日本独自のマーケティング手法で、iPod miniを大ヒットさせ、大きな成功を収めましたが、その成功に執着することなく、あっさり日本法人代表の座を降り、自身で1からベンチャー企業を立ち上げました。
なぜそのような決断ができるのか、一般的には理解しがたいその行動の裏に、グローバルで通用する人材に必要な要素が隠れているようです。

まとめ

上記でご紹介したのは非常に個性的な方ばかりですが、ところどころ共通して話されていたことは「日本なら失敗しても死なない」というフレーズです。
彼らにとってはほとんどのことが失敗ではなく、生きている限りは何でも挑戦できるという考えが根底にあるようです。

新しいビジネスにチャレンジする時、普通の人であれば「失敗したらどうしよう」「お金がなくなったらどうしよう」という不安が多少はよぎるはずですが、成功されている方達はそのような不安がよぎる間もなく行動を起こしていたのでしょう。

彼らの「失敗を恐れずまずは飛び込んでみる」という姿勢が、一番の成功の要因になっているのかもしれません。

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