詳細ページからリストへ

お客様は問題解決する為にページを見ています。

3階層以上のページからトップに来てるのは2割ぐらいです。
その2割も、たいてい競合です。

さらに、ページ閲覧行動もI型に変化しました。

検索エンジンも変化しています。
今ではディレクトリ構造ではなくリンクの構造が重要になっています。
ユーザーに優しいコンテンツを作れとGoogleも言っています。

次世代型のWebサイト

主流は「探す必要がない」提案型のWebサイトへ

これまでは「探しやすい」Webサイトが主流でした。
トップから流入したユーザーにとっていかにお目当ての情報が探しやすいかを追求していました。

これからは「探す必要がない」Webサイトが求められます。
Amazonが既にやってますよね。
例えば、皆さんAmazonにどんなカテゴリがあるのかほとんど覚えてないと思います。

なぜなら、何が目標かを忘れるぐらい、レコメンドによって潜在的な問題解決を行っているからです。
今後向かうべきはそういう「提案型サイト」です。

ニーズマッチングを行い、ユーザーごとに最適な情報を動的に提供する

今は1億円かかるような施策ですが、2年後には1,000万円ぐらいでできるようになります。なので、いずれはどこの企業でもできるようになります。

これからのWebサイトのあるべき姿は、ユーザー毎に最適化されたページを動的に提供することです。
それぞれのデバイスごとにテンプレートを用意し、ユーザーニーズに最適化したページを動的に表示する。
そして、コンテンツの管理はCMSで一元化します。

ユーザーの利用シーンごとにテンプレートを増やすだけで、お客様の属性がより多く分かるようになります。

ユーザーの行動履歴を元に、情報最適化

お客様の「行動」をもとに出し分けできるようになったら最高ですよね。
だから、最終的にマイページの概念がなくなればいいですね。

ユーザーニーズの最適化の重要性

ユーザーニーズ最適化とは、いつでも、どこからでも、誰でも、どんなデバイスからでもアクセス可能であり、常にユーザーニーズと、そのシチュエーションに応じた最適なコンテンツを提供することです。
最適化するうえで考えるべきポイントは5つあります。

最適化のポイント

1.ユーザー体験シナリオ
2.コンテンツファースト
3.粒度の設定
4.マルチデバイス対応
5.コンテンツ・データ一元管理

1.ユーザー体験シナリオ

ユーザー体験シナリオとは「お客様がニーズを満たすまでの行動の流れを可視化した設計図」です。

お客様が満足するシナリオは何かということを考えましょう。
大規模なサイトでも小さなサイトでも全て同じです。
そしてこのユーザー体験シナリオにより、「Webサイトに必要なコンテンツ」を洗い出すことができます。

2.コンテンツファースト

そもそもインターネットコンテンツはあるのかという問題があります。
クライアント企業から頂いたデータをコンバートするのはただの印刷です。
でもなぜかWeb業界における「制作」は、そのような作業を指している場合が多いですよね。

Webサイトを作ることは本来は「コンテンツを作ること」なんです。
(印刷、映像など)他の業界での制作は全て「コンテンツを作ること」ですよね。
そして作るのは、お客様の問題を解決するコンテンツです。

3.粒度の設定

粒度とはつまりテンプレートを作りましょうという話です。
テンプレート化することで、デザインの自由度は低くなります。
しかし、お客様は 、デザインを見に来ているのではなく問題解決しにきていることを念頭に置くべきではないでしょうか。

テンプレートを利用すればナビゲーションのルールも統一されるのでお客様もわかりやすくなります。

4.マルチデバイス対応

ユーザーが使うデバイスが増え、ニーズも多岐に渡っている今は、マルチエントランス&マルチデバイス対応が必須です。
(TOPページ、下層ページ関係なく)全てのページが入り口となり、どのデバイスからアクセスしても最適な表示と情報を提供する必要があります。

5.コンテンツ・データ一元管理

今後、また新たなデバイスが出現し、急速に普及する可能性は十分あります。
そのような変化に柔軟に対応できるシステム基盤を持ちましょう。
商品情報や顧客情報は一元管理し、そこからあらゆるサービスやデバイスに対応できるようにしておくのが理想です。