なぜこの方法を選んだのか

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黒瀬氏:リクルートライフスタイルさんはSEO、弁護士ドットコムさんはニュースからの流入、ラフテックさんはバイラルを通じてSNSからの流入が中心となっていますが、皆様なぜそれぞれその集客手法を選ばれたのか教えてください。

伊藤氏:
僕らは元々マンガ投稿サービスとマンガ制作サービスをやってたんですが、その時からマンガのような娯楽・エンタメコンテツはSEOと相性が悪いなと感じていました。

そこでソーシャルメディアで集客しようと思って、研究していると、どうやらバイラルメディアがトレンドみたいだったので、ソーシャルメディア集客のために実験的にバイラルメディアを始めました。
初月から900万PVいきましたね。

 

酒井氏:
弊社の場合、メディアごとに戦略が違うので全てSEOを重視しているわけではないんですが、集客戦略として、SEOを重視しているメディアも多いです。。

弊社が運営する主なサービスは、カスタマーとクライアントのマッチングビジネスです。そのため、コンテツメディアのページビューを増やすことは大切ですが、マッチングに繋がらなければ意味がないと考えています。

そう考えた時、SNSで拡散されたり、ニュースサイトに配信することも大切ですが、何かに悩んで検索する人にコンテンツを届けることのほうが大切だったりします。

SEOを重視したコンテンツは、一定の知識があれば検索キーワードを参考に役立つ記事を簡単に制作できるので、取り組みやすいとも思います。

 

亀松氏:
弁護士ドットコムニュースは僕がいない時から始まっていて、戦略は現社長が決めました。
なぜニュースをやろうとなったのかというと、ニュースの概念がネットの登場で変わってきているからというのが大きいです。

社長がYahoo!ニュースをながめていたら、昔からあるようなマスメディア以外の、今まで聞いたこともないようなメディアの記事が載っている。じゃあ自分の会社でそういうニュースを発信すればヤフトピに載るんじゃないかと。

実際にYahoo!ニュースの担当者に会って、法律の知識を活かしたコンテンツを出したら取り上げてもらえるかときいたら、可能性はあると言われたので始めてみたわけです。そうすると何本かヒットして、再度Yahoo!に相談し、Yahoo!ニュースへの配信を承諾してもらいました。

黒瀬氏:聞いているだけだと簡単そうですが…初めて載るまではどのように進めたんでしょうか。

亀松氏:
ニュースコンテンツで重要なのは、記事を出すスピード感と本数です。社長が編集長を兼務していたときは月10本ぐらいの記事を出して、1本がヤフトピに載るか載らないかぐらいでした。それでもかなり高い掲載率ですが、それぐらいだと効果が少ないので、僕が編集を担当するようになったとき、社長からは「月10本を100本にしてほしい」と言われました。
だいたい半年ぐらいで、月間100本を配信できる体制になりました。

黒瀬氏:一回Yahoo!さんに載るとどれくらいくるものなんですか?

 亀松氏:
ヤフトピにのると、記事によってかなり異なりますが、1本あたり、少なくて10万、多いと数百万のPVがあります。これはヤフー側の閲覧数ですが、その1割程度の読者が、配信元である我々のサイトに流れてくるので、かなり影響力があります。サーバーがダウンしたりすることもありました。