昨今、ビジネスにおいて「データドリブンな意思決定ができる組織づくり」に注目が集まっている中、データベースに関する知識を持たない人でも、社内に蓄積した膨大なデータを容易に取り扱うことができる「BIツール」にもまた、注目が集まっており、さまざまな製品が数多く登場しています。

そこで本記事では、BIツールの導入初期費用と月額運用費用という「価格相場」を切り口に、7つの製品を比較、解説していきます。

誰でもデータ分析を容易にできる「BIツール」

「BIツール」とは「Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)ツール」の略で、ビジネスにおける膨大なデータを取り扱うためのITツールの総称です。その役割は、主に以下のようなものです。

  • 社内に蓄積された、さまざまなデータを一元管理
  • 複雑なデータ分析を自動で行い、ビジネスの意思決定をアシスト
  • プレゼンテーションや各種レポートを自動生成

BIツールを導入することで、データベースに関する専門的な知識を持たない人でも、自分自身の手元で独自に分析を進めることが可能になるのです。

提供形態「オンプレミス型」と「クラウド型」の違いとは?

これからBIツールの導入を検討する方は、まずは製品の提供形態に注目すると良いでしょう。双方を比較してみると、導入フェーズから運用フェーズまで、大きな違いがあります。

オンプレミス型

「オンプレミス型」とは、自社内で構築したサーバーにソフトウェアをインストールして利用する形態のことです。「クラウド型」よりもセキュリティ面がより強固であることが大きなメリットです。

また、既に社内で利用している他のソフトウェアとサーバー上で連携しやすく、自由度が高く柔軟に運用ができることもポイントです。

ただしその一方で、システム構築までにある程度時間がかかる点や、社内サーバーの保守管理コストが掛かることも理解しておきましょう。

クラウド型

「クラウド型」とは、インターネット上のサーバーに接続してソフトウェアを利用する形態のことです。インターネットに接続できる環境さえあれば、どこからでも利用でき、アカウント登録後、すぐに利用を開始できることが大きなメリットです。

「オンプレミス型」とは異なり、自社内でサーバーを構築し保守管理するコストや手間が不要であるため、比較的安価に利用できる点もポイントです。

「クラウド型」の導入や利用に関して留意すべき点としては、外部ネットワークを介したアクセスが必要なため、セキュリティ面でのリスクがある程度伴う、ということです。

また、他のソフトウェアとの連携は、製品提供側が許すものだけに限られる、という点も挙げられます。特にBIツールの場合、他ソフトウェアのデータとどこまで連携して運用できるか、が大きな焦点となります。

クラウド型BIツールを選ぶ際には、自社で活用したいデータ形式に対応しているかどうか、導入前によく確認しましょう。

なお、現在のBIツール市場では、比較的安価かつ容易に利用できる「クラウド型」が主流になりつつあります。また、一つの製品で「オンプレミス型とクラウド型のいずれかを選べる」という提供形態も見られます。