特にパソコンを使用して業務を行っている方なら職種を問わず知られたエディタツールのひとつに、Evernoteがあります。
無料で使用できる機能も非常に多いため、愛用している方も少なくないでしょう。

そんなEvernoteですが、2016年6月29日に機能内容・価格の改定が発表されました。
大きな変更点としては、これまで無料で使用できていた機能が一部有料になったことです。

今回は、新しく発表されたプランの変更内容を解説します。
特にEvernoteを使用して業務を行っている方は、突然使用できなくなったなどの問題で慌てることのないように、必ず目を通しておくようにしましょう。

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Evernoteとは

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https://evernote.com/intl/jp/

Evernoteとは、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレット端末などから、ノートやメモ、PDFファイル、画像、名刺、音声ファイルなどさまざまな情報をまとめて保存することができるクラウドサービスです。
作成した文章やアップロードしたファイルは、インターネット環境下では自動保存されるため保存ボタンをクリックせずにアプリを終了してしまい保存できなかった、といったこともありません。

Webページをそのまま保存するなどの機能や、ほかのユーザーとノートの共有なども可能なため、2016年2月には世界で1.5億人、日本では800万人のユーザーを抱えているとの記事が発表されています。

参考
「ユーザー数が8倍に」Evernoteで実践する巻き込み型PR | Interview | GMOベンチャーパートナーズ

変更理由

プランが変更された理由として、Evernoteからは以下のような理由が説明されています。

Evernoteは、長期的な視野をもって改良し続けることを目標としています。
主要製品をよりパワフルで使用しやすく、ユーザーの利用体験の向上を図るために、改良しようとしています。
そのために必要な投資を行えるように、今回の改定が行われました。

変更内容

変更となったのは、これまで展開されていた3つのプランの内容・使用料金です。
各プランごとに改定前・改定後の内容を解説しますので、各プランをご利用の方はご確認ください。
なお、既存のプレミアム・プラスのプランを使用しているユーザーに新価格が適用されるのは2016年8月15日以降となります。
新規申し込みについては、すでに新価格が適用されています。

ベーシック

改定前

使用料金:無料
月間アップロード容量:60MB
オフラインでの保存:不可
アプリロック:不可

改定後

使用料金:無料
月間アップロード容量:60MB
オフラインでの保存:不可
アプリロック:可
その他:アプリ利用に限り、ノート等の内容を同期できるデバイスは2台までに制限されます。
Web版のEvernoteの利用は含みません。また、Apple Watch用のEvernote、Evernote for Windows Touch、Web ClipperなどのEvernote製品やサードパーティアプリについても台数制限から除外されます。
3台以上の端末でベーシックプランを利用しているユーザーには、移行期間が用意されます。

プラス

改定前

使用料金:年間2000円(月額240円)
月間アップロード容量:1GB
オフラインでの保存:可
アプリロック:可

改定後

使用料金:年間3100円(月額360円)
月間アップロード容量:1GB
オフラインでの保存:可
アプリロック:可

プレミアム

改定前

使用料金:年間4,000円(月額450円)
月間アップロード容量:10GB
オフラインでの保存:可
アプリロック:可
その他:モバイルで名刺スキャンが可能になったり、ノートの履歴表示ができたり、関連するノートを表示できたりと、プレミアムになると使用可能な機能が大幅に増えます。

改定後

使用料金:年間5200円(月額600円)
月間アップロード容量:10GB
オフラインでの保存:可
アプリロック:可
その他:変更ありません。

月間ではなく「累積データ容量」についてはどのプランも「無制限」です。