今年も様々なIT企業関連のニュースが世間を賑わせました。新規サービスが急速な成長を見せた2014年、各社の決算はどのようになっていたのでしょうか。
今回は、主要IT企業の2014年の決算書を集めました。今年話題に上がったものを中心にまとめたので、Web担当者の皆様は今年の流れを把握するためにも是非チェックしておきましょう。

SEO/広告

1.株式会社アイレップ

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http://www.irep.co.jp/ir/library/pdf/141107_kessansetsumei.pdf
SEOやリスティングを主力とする株式会社アイレップが2014年7月に出した通期の決算資料です。
上期では前年比売上17%増加のみ込みだったものが一転して前年同期比28.4%減の4億円に下方修正されています。
新規事業への投資による影響が大きいとしていますが、大幅な下方修正という事態を受け、渡辺代表はご自身の役員報酬月額の7%を6ヶ月間減額という措置をとりました。

※訂正 
「渡辺代表」と記載しておりますが、正しくは「紺野俊介代表」です。誤った記載をしてまい大変申し訳ございませんでした。またご指摘頂き誠にありがとうございます。

2.アウンコンサルティング株式会社

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https://www.auncon.co.jp/ir/pdf/20141010.pdf
SEOやリスティングのコンサルティングをメインに行うアウンコンサルティング株式会社が2014年10月に出した第一4半期の決算資料です。
売上高は上がっているものの、大幅に経営損失を出してしまっています。

3.株式会社フルスピード

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http://www.fullspeed.co.jp/ir/pdf/5371b017ad517ec13fe5074a968a9097.pdf
アドテクノロジーSEO事業を展開する株式会社フルスピードの2015 年4月期の決算資料です。
売上高は前年に比べて上がっているものの、利益は減っています。SEM広告ソリューションをコンテンツマーケティングにシフトしている影響が大きいようです。

4.GMOインターネットグループ株式会社

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http://ir.gmo.jp/pdf/presen/20141031_01.pdf
GMOインターネットグループ株式会社が2014年12月に出した第三四半期の決算資料です。
売上、利益どちらも順調に伸ばし、売上274億、利益35.9億と過去最高の数字です。ネットインフラに積極的に投資を行い、それがそのまま実ったことが大きな要因のようです。

5.株式会社オプト

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http://www.opt.ne.jp/files/topics/2540.pdf
インターネット広告を扱う株式会社オプトが2014年11月に出した第3四半期の決算資料です。
売上高は約5%減少したものの、経営利益が昨対比350%、純利益が約500%増という成績が出ています。データベース事業、ソーシャルコンシューマー事業が好調なようです。

6.株式会社セプテーニホールディングス

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http://www.septeni-holdings.co.jp/ir/irnews/presen141104.pdf
株式会社セプテーニホールディングスの2014年9月第4半期の決算資料です。
営業利益が67.9%増の12億9,300万円と好調に推移しており、主力事業のネットマーケティング事業の好調に加え、スマホ広告事業も大きく躍進したようです。

7.株式会社サイバーエージェント

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http://pdf.cyberagent.co.jp/C4751/XN1V/nPnv/F2bp.pdf
株式会社サイバーエージェントが2014年9月に出した通期の決算資料です。
売上高2,052億円と、昨対比+26%の大幅な成長を記録しています。営業利益も昨対比2倍で推移しており、Ameba事業とインターネット広告事業の好調ぶりが窺えます。

8.ヤフー株式会社

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http://ir.yahoo.co.jp/jp/archives/present/
(2014年度第1四半期の「プレゼンテーション資料」をクリックするとダウンロードできます)
ヤフー株式会社の2014年10月第2四半期の決算資料です。
売上は微増しているものの、利益が昨年に比べ7.6%減少しています。今後は更にスマホ上でのシェアを取り、スマホ広告を強化していく方針のようです。

9.株式会社フリークアウト

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http://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08108/187afb84/78e2/476b/97c8/ae09211bdc67/20141028120428387s.pdf
DSP広告を扱う株式会社フリークアウトの2014年9月通期の決算資料です。
7月に上場を実施し、今最も勢いのある会社の1つとして数えられます。売上が前年比約50%プラスと、その勢いが数字にもしっかり反映されています。

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スマホゲーム事業

10.グリー株式会社

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1193271
スマホ向けのゲーム開発を行うグリー株式会社が2014年11月に発表した2015年6月期第1四半期の決算資料です。
売上高は前期に比べ減少したものの、広告費の削減等により利益は確保している状態です。今後はネイティブゲーム(必ずしもネット環境に依存しないゲーム。App StoreやGoogle Playからダウンロードするアプリも含まれる)の開発に大々的に注力し、巻き返しを図るようです。

11.Klab株式会社

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2137282
Klab株式会社の2014年第3四半期の決算資料です。
昨対比から増収増益と好調に推移しており、ゲームアプリの「ラブライブ!」などの人気タイトルが成長を支えているようです。

12.株式会社DeNA

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http://goo.gl/TKR6eI
株式会社DeNAの2014年度 第2四半期決算資料です。
ゲーム事業が予想を上回る伸びを見せ、前期よりも増収増益となりました。10月に、キュレーションメディアである「MERY」と「iemo」を50億で買収しており、今後はキュレーションメディアにも注力していくようです。

13.株式会社mixi

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=34653&code=2121
株式会社mixiの2014年度第二四半期の決算資料です。
主力だったSNS事業の不振が続いていましたが、ここにきて昨年リリースしたスマホ用ゲームアプリ「モンスターストライク」が大ヒットを記録し、業績が回復してきています。今年もゲームの人気は継続中で、LINEキャラクターとのコラボや海外展開など、今後更に攻めていく方針のようです。

14.ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社

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http://www.gungho.co.jp/ir/uploads/irs20141029_2.pdf
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の2014年第3四半期の決算資料です。
2012年にリリースし爆発的ヒットを記録したスマホ用ゲームアプリ「パズル&ドラゴン」の影響で2013年は急成長していましたが、徐々に売上が鈍化し、今期は減収減益という結果に終わっています。

15.株式会社イグニス

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid=11181&code=3689
株式会社イグニスの2014年9月期の決算資料です。
スマホ用アプリの開発を主力事業としており、リリースしたアプリは累計で6,000万DLを突破しています。業績も順調に推移しており、今期も増収増益となっています。無料アプリの領域においては国内屈指の規模を誇ります。

その他

16.楽天株式会社

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http://corp.rakuten.co.jp/investors/documents/results/
(2014年度第3四半期 「スライド資料」をクリックするとダウンロードできます。)
楽天株式会社の2014年度第3四半期の決算です。昨対比から増収増益を記録し、グローバルECの流通総額も着実に伸ばしています。モバイルでの使用率が43%というところまで来ているため、今後は更にモバイル対応を強化していくようです。また、買収した無料通話アプリ「Viber」の機能強化や、低価格スマートフォンである「楽天モバイル」にも注力しているようです。

17.株式会社リブセンス

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http://www.livesense.co.jp/ir/result.htm
株式会社リブセンスの2014年12月期 第3四半期の決算資料です。
7月に主力事業である求人サイト「ジョブセンス」が、不正なリンクが原因でGoogleペナルティを受けました。一時期株価が急落するなど深刻な影響が出たかに見えましたが、結果的にはそこまで大きな影響は無かったようです。

18.株式会社ドワンゴ

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http://pdf.irpocket.com/C9468/XN1V/uEJr/o822.pdf
株式会社ドワンゴの2014年9月に発表された通気決算資料です。
メイン事業であるニコニコ動画のプレミアム会員(有料会員)数が24万人増加し、売上も24億円増収となりました。利益も約50%増益となっており好調のようです。10月にKDOKAWAと経営統合した株式会社ドワンゴが、今後どのような動きを見せるのか期待がよせられます。

19.株式会社アイスタイル

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=34478&code=3660
株式会社アイスタイルの2014年度2015年6月期 第1四半期の決算資料です。
化粧品の口コミサイトである「@コスメ」を軸に、ECや実店舗を展開するアイスタイルですが、サイトも小売事業も好調のようで大幅な増収増益を達成しています。
11月にはTSUTAYAとコラボした新しい業態の化粧品販売店を大阪に実験的に開店するなど、今後更に小売を強化していく方針のようです。

まとめ

今回ご紹介して企業は、この1年で世間を驚かせるような発表をしたところばかりです。IT企業として着実に成長し、生き残っていくためには、通常では思いつかないようなイノベイティブな発想と変化に柔軟に対応できる姿勢が不可欠なのでしょう。
これらの企業が今後注力していく分野は、成長分野であることは間違いないでしょう。Web担当者の皆様は、これらの企業の動向から今後何が流行るのかを予測し、自社に取り入れられるものはがあれば同業他社より先に手を打ちましょう。

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