マーケティングでも大きな力を発揮する動画

7. 最も好まれているコンテンツの種類は「動画」

HubSpotが昨年行ったコンテンツ消費トレンドに関する調査によると、人々が最もじっくり視聴・閲覧するコンテンツとして、動画が1位に挙げられました。SNS投稿、ニュース記事がそれに続いています。日々、大量のコンテンツが消費される今の時代、人々の注意を引き付けることが年々難しくなっていますが、動画にはその点においても優位性があると捉えることができそうです。

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参考:
The Future of Content Marketing: How People Are Changing the Way They Read, Interact, and Engage With Content
  

8. Facebook動画へのエンゲージメント率が1年で2倍以上に増加

NewsWhip社がFacebook上に投稿されているニュース系・情報系メディアからのコンテンツについて分析。その結果、Webページ上の記事へと誘導するリンク投稿型のコンテンツに対するエンゲージメント(いいね、シェア、コメント等)が減少する一方で、動画コンテンツに対するエンゲージメント獲得数は増加傾向にあることが明らかになりました。近年は分散型動画メディアも活況を見せていますが、SNS上のコミュニケーションにおいて動画が有効であることが改めて示されたデータと言えるでしょう。

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参考:
Three Charts That Show How Big Facebook Video Is Getting
  

9. Twitterでは静止画よりも動画の方が6倍リツイートされやすい

Twitterによると、2013年以来、モバイルデバイスでのTwitter動画消費量が170%も増加しています。さらに、静止画付きの投稿よりも、動画付きの投稿の方が6倍も多くリツイートされていることも明らかになっています。
  
参考:
Leaning into video trends on Twitter
※このWebページは2023年6月現在公開されていないためURL削除しました
  

10. SNS上で商品の動画を視聴後、実際に購入した人が46%も

Brightcoveの昨年のレポートによると、5,500人のアンケート回答者のうち74%が、SNS上での動画視聴が、その後の商品購買の意思決定に影響していると回答しました。さらに動画視聴後に実際に購買行動を起こした人は46%にのぼり、「購入を検討した」と回答した人も32%いました。

動画というコンテンツが、商品の購入意欲を高める有力なツールであることがわかります。
  
参考:
The Science of Social Video
  

11. 動画広告をスキップされても一定程度のブランドリフト効果が期待できる

動画広告を初めて実施する際、多くの企業がまず検討対象とするのがYouTubeのTrueView広告でしょう。TrueView広告は“スキップできる”プレロール動画広告として有名です。もちろんスキップされずに動画広告を最後まで視聴されるのが理想的ですが、スキップされてしまったとしても5秒間の視聴で一定のブランドリフト効果が期待できることも、MagnaとIPGの研究から明らかになっています。

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参考:
Media Trial Report: MAGNA and IPG Media Lab Turbocharge Skippable Pre-Roll Campaign
  

12. ライブ配信動画に対するエンゲージメント率が高い

昨年から徐々に話題に上がることが増えている「ライブ配信動画」。マーケティング活動にライブ動画を本格的に取り入れている企業はまだそれほど多くありませんが、ユーザーの間では確実に浸透してきているようです。

Facebookはフィード上に流れる動画コンテンツの1/5をライブ配信が占め、ライブ動画の視聴時間もこの1年で4倍以上増加したことをつい先日公表。さらに昨年4月の発表では、通常の動画よりもライブ動画の方が平均で10倍も多くコメントを獲得していることも明らかにしています。

リアルタイム性、コメント機能を介した視聴者との直接対話など、通常の動画にはないライブ動画のメリットを活かしたマーケティング施策が今後国内でも増えていくことが期待されています。
  
参考:
Facebookアカウント|fidji.simo
Introducing New Ways to Create, Share and Discover Live Video on Facebook