ターゲットでは不十分?「ペルソナ」を設定するメリットとは

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ペルソナを設定することで具体的にどのようなメリットが生まれるのでしょうか。ここでは、ペルソナを設定することで生まれるメリット3つを紹介します。

1. 担当者間で、共通した人物像を形成することができる

担当者間で認識がズレたままでは、無駄な作業が発生したり、スケジュールが遅れるといったトラブルになりかねません。ペルソナという1人の代表的な人格を設定することで、異なる分野の担当者とも共通の人物像をイメージすることができ、効率よくプロジェクトを進行することができます。
  

2. ユーザー視点の精度を高めることができる

定量データや多くの情報をもとに詳細な情報まで設定したペルソナは、1つの人格のようなものです。ペルソナのニーズを満たすような製品を考えることは、そのほか多くのユーザーのニーズを満たすことにつながり、結果的にユーザー視点の精度を高めることができます。ユーザー視点の精度を高め、ユーザーが求めるものを製品に集約すれば、製品の完成度を高めることにもつながります。
  

3. 時間、コストの削減ができる

ペルソナを設定することでユーザー像が的確になれば、その後のプロジェクトの方針もはっきりとします。プロジェクトの方針が明確になれば、本当に効果的なアイデアだけに絞ることができるため、作業時間、実施に関わるコストなどの削減が可能です。

ペルソナ作成に必要な要素

いきなり「具体的なペルソナを立ててください」と言われても、すぐに作成するのは難しいものです。下記にペルソナ作成時に必要となる要素をまとめたので、当てはめながら考えてみましょう。

・氏名
・年齢
・性別
・学歴
・職業
・肩書き(社内での役職など)
・年収
・居住地(住んでいる場所、賃貸・持ち家など)
・家族構成(既婚・未婚、子供の数や一緒に住んでいる家族の情報)
・趣味(複数でも可)
・日課にしてること
・利用しているSNS

上記に加え、この人物が日々どのように働いているのか、最近のブームや興味を持っていること、読んでいる雑誌、困っていることなど、具体的な暮らしぶりをイメージして書き出してみましょう。すでにペルソナを設定している場合でも、不十分な情報がないか、今一度チェックしてみるのがおすすめです。

「ペルソナ」作成時の注意点

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マーケティングに有効な手段である「ペルソナ」設定ですが、精度が低ければ効果的ではありません。そこで、ペルソナを作成・活用する上で注意したいポイントを紹介します。
  

思い込み、先入観を反映しないこと

ペルソナを作成する上で注意したいのが、思い込みや先入観です。数字で表すことができない「定性的」な部分のあるベルソナ作成では、元々持っているイメージや希望をつい反映してしまいがちです。しかし、担当者のイメージを反映してしまっては、実際に購入する人物像とは大きなズレが生じてしまいます。

正確で納得感のあるペルソナを作成するためにも、SNSやブログインターネット上の口コミなどからのデータを取り入れることが重要です。また、インタビュー形式やオリエン形式で、ユーザーから直接意見を聞くという方法もあります。
  

必要な情報に絞る

ペルソナは代表的な架空のユーザー1人を作成するものです。大量にある情報を1人にまとめるのはなかなか難しいものですので、場合によっては収まりきれない部分は切り捨て、必要な情報だけに絞る必要があります。
  

担当者、関係者全員にイメージしやすいように

いくらペルソナを作成しても、作成者以外の関係者が同じイメージを持てなければ意味がありません。ペルソナ作成の目的は、代表的なユーザーの人物像を担当者間で共有することですので、イメージしやすい必要があります。

統一的な製品イメージを関係者間で常に共有するためにも、ペルソナは誰でもイメージできる平均的な人物像であることが望ましいです。イメージしやすくする方法としては、写真を使って外見も考える方法があります。
  

作りっぱなしにしない

ペルソナは実際に存在する人物像をリアルにイメージして作成していますので、参考にしているユーザーの環境、情報も常に変化します。作成したらそのままではなく、ユーザーの動向に目を向け、定期的にブラッシュアップしていく必要があります。