
Youtubeのインストリーム広告について理解しよう
- 2015年3月5日
- ニュース
Google
が運営する動画共有サービス「YouTube」。
2014年度の日本国内の月間アクティブ
ユーザー
は約4,000万人にのぼり、日本人の3人に1人が利用している計算になります。
参考:
5大ソーシャルメディアのユーザー数まとめ!Facebook、Twitter、LINE、Google+、YouTube
膨大なトラフィックを持つYouTubeは、 バナー広告 等のWeb 広告 の他に、「トゥルービュー 広告 」と呼ばれる独自の広告を配信しており、トラフィックを活かした収益拡大を図っています。
「トゥルービュー
広告
」は2種類存在しますが、その中でなにかと話題にあがりやすいのが動画を再生する直前に流れる「インストリーム
広告
」です。
ユーザー
が閲覧したい動画の再生を邪魔するような形式の為、
ユーザビリティ
が悪くなるという意見がある反面、サービスとしては堅調に伸びており、更に
ユーザー
に鬱陶しいと思われないための工夫が凝らされたものも生まれ始めています。
今回は、今後の動向に注目が集まる「インストリーム
広告
」について理解できる記事をまとめました。
1.YouTubeのトゥルービュー 広告 とは?
トゥルービュー
広告
は、
Google
がYouTubeのみで展開している動画
広告
の総称です。
一定時間視聴されるかクリックされて初めて課金が発生する仕組みで、
ユーザー
の趣向に合わせた内容の広告が配信されます。表示形式は下記の22種類に分けられます。
・イン
ディスプレイ広告
・インストリーム
広告
(以前は動画検索画面に配信されていた、イメージ的には リスティング広告 に近い「インサーチ 広告 」が独立して存在していましたが、イン ディスプレイ広告 に統合されました。)
イン ディスプレイ広告 とは?
イン ディスプレイ広告 は、動画再生 ページ の右側、関連動画が表示されるている列の一番上に表示されます。クリックするとすぐに動画が再生され、クリックされた時点で課金が発生します。
インストリーム 広告 とは?
インストリーム
広告
は、動画を閲覧する直前に流れる
広告
です。
動画一覧画面で
サムネイル
をクリックし、再生画面に入ると自動的に再生されます。ほとんどのインストリームは時間制限がなく、5秒閲覧するとスキップできるのですが、純
広告
型のインストリーム
広告
は再生時間が15秒間に決められており、スキップもできない仕様になっています。
以下からは、インストリーム
広告
の現状と今後の展望について書かれている記事を紹介します。
2.インストリーム 広告 をスキップする人は実は減少傾向にある
YouTube動画広告「毎回スキップしている」は昨年より10ポイント減【オプト動画視聴行動調査】
2015年1月にオプトが実施した調査結果によると、動画
広告
を「最後まで見たことはある」
ユーザー
は30%に達し、昨年から9%増加しました。
また、70%が「スキップできるのであればよいと思う」と回答し、「毎回スキップしている」は59%で昨年より10%減少しました。
・TVCMでは見られない面白いものが流れるので積極的に視聴したい
・ついつい見てしまう
・TVCMより面白いと思う
という回答が増加しており、トゥルービュー 広告 に対してポジティブな印象をもつ ユーザー が増えているようです。
3.スキップを防ぐために ユーザー の興味を引く 広告 動画を
動画広告をコンテンツ化したキャンペーン「見るだけゲーム in YouTube」
トゥルービュー
広告
は5秒以上見てもらって興味を引けなければそのままスキップされるので、
コンバージョン
につなげることはできません。
ではスキップを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。最近では、サントリー食品インターナショナル、JAL、ロッテなどの大手企業中心に
広告
自体を
コンテンツ
化させる取り組みが始まっています。
広告
内にクイズを仕込み、正解を確認したいという気持ちを掻き立てて
ユーザー
の興味を
広告
に惹きつけるというもので「見るだけで遊んで楽しめるゲーム
コンテンツ
」を目指したとのことです。
まとめ
トゥルービュー
広告
は、一見すると
ユーザー
の「動画を観たい」という欲求を分断し、
ニーズ
にそぐわないのではないものに見えてしまいます。
実際、動画
広告
配信当初はフルで
広告
を閲覧しなければいけず、
ユーザー
から大きな反感を買って現在のようなスキップ機能がついたという経緯もあるので、動画
広告
を支持するという
ユーザー
は本来は少ないと考えた方がいいでしょう。
しかし、上記で紹介したような
コンテンツ
として魅力的な動画
広告
のような、
ユーザー
の気を引くような内容のものであれば比較的受け入れてもらえるようです。
トゥルービュー
広告
は
Google
が運営しているだけあってターゲティングも高い精度で行えるため、
ターゲットユーザー
に受け入れてもらえる動画
広告
を配信できれば一定の効果を得ることができるのではないでしょうか。
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