Googleが運営する動画共有サービス「YouTube」。
2014年度の日本国内の月間アクティブユーザーは約4,000万人にのぼり、日本人の3人に1人が利用している計算になります。

参考:
5大ソーシャルメディアのユーザー数まとめ!Facebook、Twitter、LINE、Google+、YouTube

膨大なトラフィックを持つYouTubeは、バナー広告等のWeb広告の他に、「トゥルービュー広告」と呼ばれる独自の広告を配信しており、トラフィックを活かした収益拡大を図っています。

「トゥルービュー広告」は2種類存在しますが、その中でなにかと話題にあがりやすいのが動画を再生する直前に流れる「インストリーム広告」です。
ユーザーが閲覧したい動画の再生を邪魔するような形式の為、ユーザビリティが悪くなるという意見がある反面、サービスとしては堅調に伸びており、更にユーザーに鬱陶しいと思われないための工夫が凝らされたものも生まれ始めています。
今回は、今後の動向に注目が集まる「インストリーム広告」について理解できる記事をまとめました。

1.YouTubeのトゥルービュー広告とは?

トゥルービュー広告は、GoogleがYouTubeのみで展開している動画広告の総称です。
一定時間視聴されるかクリックされて初めて課金が発生する仕組みで、ユーザーの趣向に合わせた内容の広告が配信されます。表示形式は下記の22種類に分けられます。

・インディスプレイ広告
・インストリーム広告

(以前は動画検索画面に配信されていた、イメージ的にはリスティング広告に近い「インサーチ広告」が独立して存在していましたが、インディスプレイ広告に統合されました。)

インディスプレイ広告とは?

インディスプレイ広告

インディスプレイ広告は、動画再生ページの右側、関連動画が表示されるている列の一番上に表示されます。クリックするとすぐに動画が再生され、クリックされた時点で課金が発生します。

インストリーム広告とは?

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画を閲覧する直前に流れる広告です。
動画一覧画面でサムネイルをクリックし、再生画面に入ると自動的に再生されます。ほとんどのインストリームは時間制限がなく、5秒閲覧するとスキップできるのですが、純広告型のインストリーム広告は再生時間が15秒間に決められており、スキップもできない仕様になっています。
 
以下からは、インストリーム広告の現状と今後の展望について書かれている記事を紹介します。

2.インストリーム広告をスキップする人は実は減少傾向にある

オプト調査結果
YouTube動画広告「毎回スキップしている」は昨年より10ポイント減【オプト動画視聴行動調査】

2015年1月にオプトが実施した調査結果によると、動画広告を「最後まで見たことはある」ユーザーは30%に達し、昨年から9%増加しました。
また、70%が「スキップできるのであればよいと思う」と回答し、「毎回スキップしている」は59%で昨年より10%減少しました。

・TVCMでは見られない面白いものが流れるので積極的に視聴したい
・ついつい見てしまう
・TVCMより面白いと思う

という回答が増加しており、トゥルービュー広告に対してポジティブな印象をもつユーザーが増えているようです。

3.スキップを防ぐためにユーザーの興味を引く広告動画を

見るだけゲーム
動画広告をコンテンツ化したキャンペーン「見るだけゲーム in YouTube」

トゥルービュー広告は5秒以上見てもらって興味を引けなければそのままスキップされるので、コンバージョンにつなげることはできません。
ではスキップを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。最近では、サントリー食品インターナショナル、JAL、ロッテなどの大手企業中心に広告自体をコンテンツ化させる取り組みが始まっています。
広告内にクイズを仕込み、正解を確認したいという気持ちを掻き立ててユーザーの興味を広告に惹きつけるというもので「見るだけで遊んで楽しめるゲームコンテンツ」を目指したとのことです。

まとめ

トゥルービュー広告は、一見するとユーザーの「動画を観たい」という欲求を分断し、ニーズにそぐわないのではないものに見えてしまいます。
実際、動画広告配信当初はフルで広告を閲覧しなければいけず、ユーザーから大きな反感を買って現在のようなスキップ機能がついたという経緯もあるので、動画広告を支持するというユーザーは本来は少ないと考えた方がいいでしょう。

しかし、上記で紹介したようなコンテンツとして魅力的な動画広告のような、ユーザーの気を引くような内容のものであれば比較的受け入れてもらえるようです。
トゥルービュー広告Googleが運営しているだけあってターゲティングも高い精度で行えるため、ターゲットユーザーに受け入れてもらえる動画広告を配信できれば一定の効果を得ることができるのではないでしょうか。

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