組織や事業の成長フェーズに伴って、mercanも変化していく

2016年5月のリリースから1年以上が経過し、mercanは次に何に取り組むのでしょうか。松尾さんは、最後にmercanの次のステップについても語ってくれました。

「メルカリの事業や会社の成長とともに、mercanも変化していく必要があると思っています。メディアとしての最適なあり方を、もう一度模索している状態ですね。mercan自体の成長のためにも、0からの立ち上げではなく、1から10、10から100に成長させていくためのコンテンツを考えられる仲間を増やせればいいなと。まさに自分とは違ったスキルや経験、志向をもったインハウスエディターを求めているところですね(松尾さん)」

会社は時間と共に事業や組織のフェーズが変わっていきます。会社の情報を発信するオウンドメディアもまた、フェーズに合わせた変化が必要になります。最後に、松尾さんはメルカリでインハウスエディターとして働く上で、どのようなやりがいを感じているのかを語ってくれました。

「編集やメディア運営のスキルは、メディア業界以外の人には中々わかりづらく、評価されにくいものだと思います。ですが、企画が面白いかどうかといった部分も含めて、メルカリではそれを適切に評価してくれます。社長の小泉もmercanの記事を全て読んでくれるし、Podcastも聞いていて、『あの記事良かったよ』とフィードバックしてくれる。社内の人が見てくれているからこそ、よりいっそう頑張れますね(松尾さん)」
  

さいごに

このような観点から組織体制を考え直すと、情報発信に取り組みやすくなるはずです。情報発信を効果的に行っていくためには、組織として取り組むことも欠かせません。

皆さんも、情報発信のみならず、組織づくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。