普段パソコンでの作業が中心となる業務を行っている方は、インターネット上で情報収集(ブラウジング)する機会も多いのではないでしょうか。
ブラウジング作業における重要なポイントのひとつに、単純作業はなるべく効率化して情報の理解を深めることや少しでも多くの関連情報を得て偏りのないように理解することに時間を割く、という点が挙げられます。
ではブラウジングに作業をより効率化するためには、どのような工夫をすればよいのでしょうか。

今回は、普段のブラウジング作業を効率アップするために知っておきたいChrome拡張機能10選をご紹介します。
ブラインドタッチをする、ショートカットキーを使いこなすなどの力ももちろん作業効率アップにつながりますが、無料で使用できるツールを使いこなすことでこれまで以上に効率よく業務を進めることができます。
本記事を参考に、少し立ち止まって普段のブラウジング作業を振り返り、適切な拡張機能をインストールしてみてはいかがでしょうか。

ブラウジング作業を効率アップするChrome拡張機能10選

1.Favorite URL Opener

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こちらは、ブラウジング作業をより効率化することができるChrome拡張機能です。
あらかじめよく閲覧するページを登録しておくと一括で開くことができるため、ひとつひとつ開いてチェックする手間が省けます。

ページを一括で開く機能はChromeの基本機能にも搭載されていますが、ブラウザを起動した際にのみ有効というデメリットもあります。
この拡張機能をインストールすると検索ボックス横にアイコンが表示されますので、右クリックしてください。
すると「オプション」という項目が表示されますので、クリックしてよく閲覧するページを登録しておきます。
ページを開く際はアイコンをクリックするだけで、いつでも一括で開くことが可能です。

2.OneFeed

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こちらは、TwitterやFacebook、インスタグラムなどの各種SNSのフィードやよく閲覧するページなどを一覧にまとめることができるChrome拡張機能です。
OneFeedを使用すれば、新規タブのトップページをカスタマイズすることもできます。

拡張機能をインストールすると検索ボックス横にアイコンが表示されますのでクリックし、フィードに追加したいSNSのアイコンをクリックしてログイン作業を行います。
すると該当SNSのアイコンがモノクロからカラーに変化しますので「Finish」をクリックしてください。

「+」アイコンからは、お気に入りのページをすぐに開くことができるダイアルの追加も可能なほかDropboxやGoogleドライブを統合することもできるため、非常に多機能なフィードリーダーとしてオススメです。

3.Switch to New Tab

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こちらは、クリックしたリンクの表示先を一番手前に表示して、ブラウジング作業を少しでも時間短縮することができるChrome拡張機能です。

例えば、たくさんのタブを開いている状態であるページを閲覧していて表示されているリンク先をクリックしたところ、新しいページがどこに開かれているのかわからなくなってしまう、ということはないでしょうか。
この拡張機能をインストールしておけば、リンクをクリックした際にリンク先がパソコンの画面の一番手間に表示されるようになります。

4.Drag image to Save

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こちらは、ホームページなどの画像をドラッグ&ドロップするだけで簡単に保存することができるChrome拡張機能です。
通常であればページ上の画像は、右クリックをしてメニューから「画像を保存」を選択して保存する必要がありますが、ドラッグするだけで保存できるため作業効率アップにつながります。

「Drag image to Save」をさらに便利に使用するためには、拡張機能をインストールした後に「設定」から「ダウンロード保存先」の設定で「ファイルごとに保存する場所を確認する」のチェックを外しておきます。
この設定をしておけば保存時に都度ダイアログが表示されなくなりますので、作業をスピードはさらにアップします。

5.Context Menu Search

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こちらも、ブラウジング作業の効率アップに役立つChrome拡張機能です。
ページを閲覧している際に文章中に出てきたキーワードについて調べたい場合に、右クリックでGoogle検索を行うことができるため、情報収集の際に活躍します。
さらに検索エンジンを「Amazon」「Twitter」などに限定することもできるため、例えば商品検索を行う際は「Amazon」で、エゴサーチや市場の反応をなどを見たい場合は「Twitter」で、英単語を調べる際は「英辞郎」や「Weblio英和」で、という使い分けも可能です。

検索エンジンについてはデフォルトで搭載されているものの他に、手動であらかじめ登録することも可能です。
海外サービスのためデフォルトでは「Bing」や「IMDB」など海外のものばかり登録されていますので「option」から使用したい検索エンジンを登録することをオススメします。

6.Gestures for Google Chrome

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こちらは、マウスジェスチャーでタブの開閉などの画面操作を行うことができるChrome拡張機能で、一度使用しはじめるとブラウジング作業に欠かせなくなります。

拡張機能をインストールしたらChromeの「設定」を開きます。
「Gestures for Google Chrome」の「Action」で、マウスジェスチャーとそれによって起こるアクション(画面の動き)を設定することが可能です。
デフォルトで搭載されているマウスジェスチャー以外に登録したい動きがある場合は「add new gesture」をクリックしてください。
灰色の画面が表示されますので、右クリックをした状態で追加したい動作を行うと、任意のマウスジェスチャーを登録することもできます。

マウスジェスチャーでの画面操作は、慣れるまでは動作ミスをしてしまったりどの動作がなにのアクションと連動しているのか忘れてしまったりと、不便に感じてしまいがちです。そのため、使い慣れる前に機能利用をやめてしまうというケースも少なくありません。
しかし、繰り返し使用して使用に慣れてしまえば、ブラウジング作業が劇的にスピードアップすること間違いなしです。
慣れるまで少し時間はかかりますが、根気よく練習することをオススメします。

7.Shortkeys

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こちらは「Gestures for Google Chrome」がマウスジェスチャーで作業効率をアップしてくれるChrome拡張機能だったことに対し、キーボードショートカットから動作を指定して作業効率をアップすることができるChrome拡張機能です。

これまでChrome拡張機能でショートカットキー拡張機能と言えば「keyconfig」が主流でしたが、Chromeのバージョンアップにより現在は使用できなくなっています。
この拡張機能の代替ツールをお探しの方には、特にインストールすることをオススメします。

設定を行う際は、拡張機能をインストール後に「option」から行います。
どの動作にどのキーを割り当てるのかを自分で設定できるため、何度か設定を調整して使用しやすいようにキーを設定してください。

8.Better History

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こちらは、Chromeにデフォルトで搭載されている閲覧履歴ページを拡張表示することができるChrome拡張機能です。
デフォルトの閲覧履歴ページでは過去の履歴に遡る際に画面を下にスクロールし続ける必要がありますが「Better History」を使用すれば曜日ごとや時間ごとなどで指定してまとまった履歴を確認することができます。
さらにブラウジングしていた時間も表示されるため、どれくらいの時間をブラウジング作業に費やしているのかを把握することも可能です。

「Better History」を使用しているGoogleアカウントを使用してブラウジングを行うのであれば、デバイスを問わず履歴の確認ができますので、例えば出退勤時にスマートフォン上で情報収集をした際に閲覧したページを、勤務中にパソコンで確認したい、という場合でもすぐに該当ページにアクセスすることができます。

9.ToDoBook

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こちらは、FacebookやTwitterをToDoアプリのような表示に変えることができるChrome拡張機能です。
FacebookやTwitterは、見始めてしまうと気がつけば想定以上のj間が経過してしまいがちです。
そこでこの拡張機能を使用すれば、FacebookやTwitterを開くとニュースフィード上にToDoリストが表示されるようになります。
ToDoアプリにあらかじめ入力しておいたタスクがすべて終了すると、その後5分間のみ本来の機能の利用が可能です。

もちろん、緊急時にFacebookやTwitterをすぐに閲覧しなければならない場合は、拡張機能インストール後に表示される検索ボックス横のアイコンをクリックして一時的に拡張機能を無効にすることもできます。

ついSNSを見て時間を浪費してしまいがちな方は、生産性向上のためにもインストールしてみてはいかがでしょうか。

10.Personal Blocklist (by Google)

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こちらは、その名からも分かるようにGoogleが公式で配信しているChrome拡張機能です。
検索を行う際に検索結果から排除したいホームページなどを個別に設定することができるため、例えばあるキーワードで検索を行った際に該当キーワードが詰め込まれてはいるものの記事の内容の信憑性や記載されている内容そのものの濃さが薄い、というホームページが何度もヒットしてしまった場合に、あらかじめ排除対象にしておくことで該当ホームページ検索結果上に表示されなくなるように設定することができます。

こちらの拡張機能は、インストールして有効にすると検索結果上に「〇〇をブロック」という表示が追加されるようになります。
この表示をクリックするだけで該当ホームページをブロックすることが可能です。
ブロックを解除したい場合は、拡張機能のアイコンをクリックすると編集画面が表示されますので「ブロックを解除」をクリックしてください。

情報収集を行う際に、あまり見たくない・参考にならないホームページが固定しているという方には、特にオススメです。