サイトリンクに対してどのような対策ができるのか

では、そのサイトリンクに対してどのような対策や取り組みができるでしょうか。

アルゴリズムにより決定される仕組みとは言え、多くのサイトリンクを分析する中で、重要な要素が存在することもわかっています。
  

1. サイト構造とナビゲーションがわかりやすい状態を心がける

サイトリンクを表示させる上で、サイトの全体像やそのページ間の関係性などをGoogleが理解しやすい状態に整えておくことが重要です。そのためにも、サイト構造とそのナビゲーションが論理構造としてわかりやすい状態かどうかを確認しましょう。

関連性があるページ間は内部リンクを使い、ユーザーにとってサイト内で必要な情報にたどり着きやすい構造を目指すと良いでしょう。
  

2. ナビゲーション内にページへのリンクを設置する

多くのサイトを見ると、サイトリンクに表示されるリンクは、グローバルナビゲーションやサイドバー、フッターナビーションに含まれているリンクであるケースが多く見受けられます。実際に弊社の例で見ると、6つ表示されたサイトリンクの内、5つはグローバルナビゲーションに含まれるリンクとなっています。

cross1027_004c.png

cross1027_005b.png
  

3. XMLサイトマップに記述し、最新の状態を保つ

XMLサイトマップは、Googleがあなたのサイトやページを発見する手助けになります。設置するだけではなく、常に最新の状態を保てるよう心がけましょう。

Googleサーチコンソールからサイトマップを送信することもできますので、新規に作られたページなどをいち早くGoogleに認識して貰いたい時にも活用できます。SEOを実施していく上でXMLサイトマップはぜひ設置しておきましょう。
  

4. ページ要素とリンクの張り方を最適化する

サイトリンクの表示文言ですが、ここの法則性や表示ロジックは解明されておらず一概には言えないのが現実です。ですが、タイトル部分には、通常の自然検索同様ページのtitle要素が引用され、説明文にはmeta description要素が引用されるケースが散見されます。
※例として活用しているページこちら

cross1027_006b.jpg

cross1027_007b.png

<title>会社概要|クロスフィニティ株式会社</title>

<meta name="description" content="サイト価値向上支援のクロスフィニティ【公式サイト】会社概要ページ。">

※上記は例として活用しているページのソースコード

また、title要素以外にもサイト内リンクで使用されている文言(アンカーテキスト)がそのままサイトリンクに表示されるケースも存在するため、画像でリンクしている際などはAlt属性が適切かどうか見直す必要もあるでしょう。リンク先がどんなページであるかがわかるよう、簡潔なアンカーテキストを使い、繰り返しを避けましょう。

cross1027_008a02.png

cross1027_009a.png

<li><a href="http://www.crossfinity.co.jp/business/"><img src="/images/b2.jpg" alt="事業内容 Business Lines"></a></li>

<li><a href="https://www.crossfinity.co.jp/heart/"><img src="/images/b5.jpg" alt="社員の想い Heart"></a></li>

  

5. 構造化データマークアップを実装する

グローバルナビゲーションが重要な要素であることは先ほど述べましたが、検索エンジン目線で見た際には、グローバルナビゲーションと言えど、あくまでリンクの羅列であることも確かです。ですので、このリンクは単なるリンクではなく「サイト内におけるナビゲーションである」ということを伝える必要があります。

そのためには、「構造化データマークアップ」を活用することをオススメします。構造化データマークアップは、サイトの記述文言に対して「意味合い」をメタデータとして持たせることで、検索エンジンがその文言の持つ内容を解釈することを手助けします。

サイトのナビゲーションを意味する構造化データには、schema.org の SiteNavigationElement というマークアップ形式を使用してみましょう。

以下が、グローバルナビゲーションに構造化マークアップを実装した際の例となります。

<ul itemscope itemtype=”http://www.schema.org/SiteNavigationElement”>

<li itemprop=”name”><a itemprop=”url” href=” https://www.crossfinity.co.jp/profile/”>会社概要</a></li>

<li itemprop=”name”><a itemprop=”url” href=” https://www.crossfinity.co.jp/business/”>事業内容</a></li>

<li itemprop=”name”><a itemprop=”url” href=” https://www.crossfinity.co.jp/news/”>ニュース</a></li>

<li itemprop=”name”><a itemprop=”url” href=” https://www.crossfinity.co.jp/heart/”>社員の想い</a></li>

</ul>