SEOは「手段」。そこを履き違えてはいけない。

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飯髙:
ただ、2010年頃から不自然な被リンクは「」という評価になっていましたよね。

大柴 氏
その頃だともうリスクが高すぎて、派手にリンクは貼れなくなってましたね。怖くて。
ブラックハット」「ホワイトハット」って言葉がよく言われるようになりましたけど、「その手法さえ、永年続くものではないだろうな」と思いながら過ごしていました。

飯髙:
確かに「この手法は“ブラック”で、この手法は“ホワイト”」などと、定義がずっと変わらないということは有り得ないでしょうね。

大柴 氏:
たまに、「順位上げたいんで、このページの上の方に2,000文字くらい突っ込んでおけばいいですかね?」みたいな相談を受けることがあるんですけど、「それはそうなんだけど…」と困ってしまいますね。

飯髙:
確かに、ただ単純に「どうしてもこのキーワードで順位を上げたい!」なんて言われたら、「たくさん文字を書けば、上がるかもですね」で終わってしまいますからね。

「その代わり、そのコンテンツに内容がなかったら、本当に(上位に)いるだけだよ。むしろ悪印象になっちゃうかもしれないよ」って話になりますね。目的は何かってことですよね。

大柴 氏:
そうそう。確かに順位は上がるかもしれないけれど、*あなたの目的はどこにあるんですか?*って話なんです。例えば「順位を上げたい」とか「リードを獲得したい」とか。目的がはっきりしていないから、適当なランディングページやホームページができてしまう。

目的を考えた上で、今の時代に即している手法をとることが正解に一番近いんだと思ってます。

まとめ

SEO対策については日々様々な情報が飛び交っており、中には方法論に終始している情報も多く見受けられます。しかし、時代やユーザーによってどのようなWebページGoogleから高い評価を受けるか変わり続けています。

ただ盲目的に手段に固執するのではなく、そのときの状況やユーザーのニーズを捉えた上で、好ましいホームページコンテンツを制作しましょう。
SEO対策の目的(「リードを獲得したい」「認知度を上げたい」「ブランディングしたい」等)を明確化し、それに即した対策を講じていくことが重要です。

Photo by 青木勇太