人を基点としたこれからの「People Driven Marketing」

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2017年、電通グループは「人」を基点とした新しいマーケティングフレームワークPeople Driven Marketing」を開発しました。「People Driven Marketing」では、以下7つのプロセスを繰り返します。

1.ゴール明確化・KPI設定
2.インサイト調査・分析
3.セグメント規定
4.ジャーニー
5.コミュニケーション設計
6.クリエイティブ・施策開発
7.実行・PDCA

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「People Driven Marketing」の成果を高めるには、顧客に関する適切なデータが基点となっていることが重要です。以下5つの要素を揃えることで、より顧客のニーズに寄り添った価値提供が可能となります。

・RIGHT PERSON:適切な人
・RIGHT TIME:適切なタイミング
・RIGHT PLACE:適切な場所
・RIGHT MESSAGE,CONTENTS:適切なメッセージ・コンテンツ
・RIGHT FEEDBACK:適切な分析

「本日のプログラム名でもある『Data Driven Creative』は、『People Driven Marketing』の中で、適切なデータを正しく活かしてクリエイティブを改善し続け、より良いクリエイティブを創っていくことを意味しています。」(並河 氏)

動画広告を活用する「P動CA」

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「『People Driven Marketing』では、データに基づいた戦略をスピーディに打ち出し、ユーザーにとって必要なタイミングで必要な情報を提供することが重要です。」(並河 氏)

株式会社電通デジタルは、「People Driven Marketing」におけるクリエイティブをよりスピーディーに改善していくため、株式会社Kaizen Platformと合同で「P動CA」というソリューションを発表しました。「PDCA」の「D」が、「動画」を表す「動」になっています。

「P動CA」では、株式会社Kaizen Platformのクリエイターがターゲット(「RIGHT PERSON」)に対して、多くのパターンの60秒動画(「RIGHT CONTENTS」)を作成します。

配信後はその結果を分析(「RIGHT FEEDBACK」)し、より良いクリエイティブのためにPDCAを回し、改善していきます。

クリエイターのクリエイティビティをスピーディに活かしていく

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株式会社Kaizen Platformは、「KAIZEN Ad」という動画広告の改善サービスを提供しています。サービスに携わるのは、世界中約40ヶ国、7,000名のクリエイターです。

「今、動画広告は主流となりつつありますが、作ったら作ったっぱなしになっていることが多いですね。LINEを始め、Facebook、Googleなど、それぞれのプラットフォームに合わせたクリエイティブにしていくため、改善する必要があると考えています。」(須藤 氏)

同社は、より良いクリエイティブを生み出すために、クリエイターの“働く環境”にも気を配っています。クラウドワーカーの平均的な時給が約1,000円と言われる中、同社のクリエイターの平均時給は約5,000円。どうすれば質の高いアウトプットが生まれるかという視点でクリエイターを支援することも重要だと、須藤氏は語ります。

「今はどこにいても情熱と才能で仕事ができる時代。いかにクリエイターさん達のクリエイティビティを、それぞれのプラットフォームに最適な形で活かしていくか、そこをお手伝いしたいなと思っています。」(須藤 氏)