※本記事は、2019年4月11日に公開された記事をマケスト提供により一部再編集を行っております。

メールマガジン(以下メルマガ)を配信する際に、従来のテキストメールではなく、HTMLメールを採用する企業が増えています。画像や動画を挿入できたり、自由にデザインができたりすることから、HTMLメールへの注目は増すばかりです。

しかし、HTMLメールの作成には専門的な知識やスキルが必要なため、導入に踏み切れずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そのような時は、メールの配信ツールを利用するのがおすすめです。

今回は、HTMLメールを簡単かつ便利に作成できる、配信ツールを紹介します。またHTMLメールのメリット・デメリットや、配信までの大まかな流れも解説していくので、HTMLメールの基本を改めてしっかり押さえておきましょう。

目次

  1. HTMLメールとは? テキストメールとの違いを解説
  2. HTMLメールで メルマガ配信するメリット・デメリット
    1. HTMLメールのメリット
    2. HTMLメールのデメリット
  3. HTMLメールで メルマガ配信をする5つのステップ
    1. ターゲットを設定する
    2. イメージ案や文面を作成する
    3. コーディングを行う
    4. 表示をプレビューする
    5. メルマガを配信する
  4. 便利な配信ツールを紹介
    1. BENCHMARK(ベンチマーク)
    2. blastmail(ブラストメール)
    3. 配配メール
    4. める配くん
    5. WiLL Mail(ウィルメール)
  5. まとめ

HTMLメールとは?テキストメールとの違いを解説

HTMLメール」とは、メールの本文をHTML形式で記述したメールのことです。HTMLとは、Webサイトの作成に用いる基本言語であり、Webサイトと同じく自由度の高いメールを作成できます。

テキストのみで構成された「テキストメール」は、基本的に文章しか送れません。しかしHTMLメールであれば、文字の大きさや色、画像の埋め込み、デザインの装飾などを自由に決めることが可能です。

少し前の携帯電話はHTMLに非対応でしたが、スマートフォンの普及により、HTMLを表示できる環境が急速に整っていきました。HTMLメールの方が読みやすく、視覚的に訴えやすいことから、多くの企業で現在も導入が進められています。

HTMLメールでメルマガ配信するメリット・デメリット

HTMLメールにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットや注意点も存在します。HTMLメールを効果的に運用するためにも、メリット・デメリットの両面をしっかり理解しておきましょう。

HTMLメールのメリット

視覚に訴えられる

HTMLメールは画像や動画を挿入でき、デザインやレイアウトも自由に組めるなど、視覚に訴える表現が可能です。

「百聞は一見にしかず」というように、文章だけでは伝えにくいことも、HTMLメールを使えばイメージや情報をわかりやすく伝えられます。

また、ボタンやバナーを設置してクリックできる場所を強調することで、クリック率の増加が期待できます。

メルマガの効果を測定できる

テキストメールは、リンクのクリック数の計測はできますが、より多くの指標を得たい場合は施策を考えなければなりません。

それに対し、HTMLメールは開封率、開封した時間、リンクのクリック数など、メールの効果を詳細に測定できます。

「メールの件名を変更してA/Bテストをする」「開封したユーザーが多い時間帯に合わせてメールを送信する」というように、ユーザーの反応を見ながら施策を検証・改善し、最適化していきます。

ブランドイメージを持たせやすい

Webサイトと同様のデザインやフォントを利用することで、ユーザーに強いブランドイメージを持たせられます。

メールの中身を読む前に、ユーザーがどの企業かを直感で理解できれば、競合他社との明確な差別化に成功したと言えるでしょう。

また、Webサイトと一貫性を持たせることで信頼性が増し、クリック率や問い合わせ件数のアップが期待できます。

HTMLメールのデメリット

専門的な知識とスキルが必要

HTMLメールを作成するには、どのようにデザインするか考えたり、それをプログラミング(HTMLCSS)で実装したりなど、専門的な知識とスキルが問われます。

文章だけを作成すればよいテキストメールと違い、HTMLメールはさまざまな工程が必要となるため、それらを実行できる人材が必要です。

メール配信ツールを利用すれば、知識やスキルがなくてもHTMLメールを簡単に作成できますが、利用料が発生するものもあります。

メールのデータ容量が大きくなる

HTMLメールに画像や動画を挿入する場合、テキストメールよりもデータ容量が大きくなってしまいがちです。

容量が大きいと、メールの表示に時間がかかって離脱の原因になったり、メールソフトが自動的に迷惑メールに振り分けられたりするおそれがあります。

閲覧環境によって正しく表示されない場合がある

スマートフォン、携帯電話、タブレット、パソコンなど、ユーザーがメールを閲覧するデバイスは多岐に渡ります。使用しているブラウザやメールソフトの違いなどもあるので、「メールの本文や画像が表示されない」「レイアウトが崩れている」など、送信者の意図しない表示が起きてしまうことも。

そのような事態を防ぐために、ユーザーがどのデバイスで閲覧しても、正しく表示されるようにデザインやレイアウトを組む必要があります。

また、誰もがHTMLを表示できる閲覧環境であるとは限りません。ユーザーの閲覧環境に応じて、HTMLメールとテキストメールの表示を自動的に切り替えられるよう、配信設定を事前に行っておくべきです。これを「マルチパート配信」と言います。

HTMLメールでメルマガ配信をする5つのステップ

HTMLメールでメルマガを配信するには、大きく分けて5つのステップがあります。

1.ターゲットを設定する
2.イメージ案や文面を作成する
3.コーディングを行う
4.表示をプレビューする
5.メルマガを配信する

それぞれのステップについて、詳しい作業内容を見ていきましょう。

1.ターゲットを設定する

自社で保有しているユーザーリスト全員にただメールを送るだけでは、せっかくのHTMLメールもユーザーの心を動かすことは難しいでしょう。

まずはターゲット像を明確にし、彼らの興味を引き出せるようなメッセージを考える指標にすることで、ユーザーに響きやすいメール内容を作成できます。

2.イメージ案や文面を作成する

メール全体の構成やデザインを考え、イメージを固めていきます。

デザインはレスポンシブ対応が望ましいので、パソコンやスマートフォンでも正常に表示できるよう、複数のパターンを用意しておきましょう。

またテキストや画像、動画、イラストなど、メルマガに必要な素材も、ターゲットに合わせたものをそろえておきます。

3.コーディングを行う

メールの設計やデザインができたら、HTMLCSSといった言語を用いて、コーディングを行います。

自分の手で一から作成するという方法もありますが、その場合、プログラミングの専門的な知識やスキルが必要です。もっと手軽にHTMLメールを作成したいという場合は、メール配信ツールの利用がおすすめです。

4.表示をプレビューする

HTMLメールの作成が完了したら、レイアウトが崩れていないか、ボタンは正常に動作するかなど、表示のチェックを行います。デザインだけでなく、誤字・脱字がないかの確認も忘れてはいけません。

チェックする際には、確認の抜け・漏れを防ぐために、あらかじめチェック項目を用意しておくと便利です。

5.メルマガを配信する

チェックをして内容に問題がなければ、いよいよメルマガを配信します。

配信するタイミングは、事前のリサーチに基づきターゲットに開封されやすい曜日や時間帯を選びましょう。そうすることで、開封率やクリック率を上げることができます。

便利な配信ツール・テンプレートを紹介

初めてHTMLメールを作成する場合や、デザインやプログラミングに詳しくない場合、配信ツールを利用するのがおすすめです。

手軽かつ簡単にHTMLメールを作成できるので、これから紹介するツールをぜひ参考にしてください。

BENCHMARK(ベンチマーク)

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Benchmark(ベンチマーク)

世界中の企業での導入実績を誇る、初心者にもやさしいメール配信ツールです。

レスポンシブに対応したHTMLメールをドラッグ&ドロップで作成できるなど、誰でも簡単に操作できます。

カスタマイズ可能なメールテンプレートは500種類以上にものぼり、キャンペーン向け・教育機関向け・トラベル向けなど、目的や業種別に使い分けることが可能です。

Benchmarkは、海外でメール配信事業を営むBenchmark社によるサービスですが、説明はすべて日本語に翻訳されているので安心です。

無料トライアル:有(月250通まで配信可)
有料プラン:1,800円〜/月
導入実績:500,000社(TSUTAYA、Zoff、クラブツーリズムなど)

blastmail(ブラストメール)

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blastmail(ブラストメール)

日本での法人契約数7年連続No.1を誇るメール配信ツールです。

遅延がなく到達率の高いメール配信を得意としており、独自の配信システムによって、1時間で最大280万通を配信することが可能です。また月額費用内であれば、メールを何通でも配信できるというのも嬉しい点です。

もちろんHTMLメール作成機能も搭載しているので、知識やスキルのない方でも、クオリティの高いメールを手軽に作成できます。

無料トライアル:有(7日間まで)
有料プラン:2,000円〜/月
導入実績:8,100社(環境省、ANA、サイバーエージェントなど)

配配メール[マケスト提供]

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配配メール
導入実績6,000社!配配メールが人気の理由はこちらでチェック[マケスト提供]

メール配信・効果測定・改善活動などのメールマーケティングの施策を、一貫して行えるメール配信ツールです。

メールマーケティングの肝であるコンテンツ作成や検証・改善に注力できるよう、シンプルな操作性と充実した機能で、ユーザーをバックアップします。

またメールの一斉配信や、顧客の状況別・セグメント別の配信など、さまざまなニーズに合わせたメール配信が可能です。

10年以上サービスを運営してきた実績があり、サポートも手厚いことから、業種・規模問わず多くの企業が導入しています。

無料トライアル:有(登録アドレス100件まで)
有料プラン:要問い合わせ
導入実績:6,000社(伊藤忠商事、日経HR、阪神電気鉄道など)

める配くん

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める配くん

2002年にサービスを開始した、業界の中でも老舗にあたるメール配信ツールです。

業界最安クラスの料金プランが強みで、規模の小さい中小企業などでも気軽に導入できます。また、管理画面がシンプルで、操作に慣れていない初心者でも使いやすいと評判です。

もしも操作でわからない点があっても、FAQサイトを利用する・サポートセンターにメールや電話で問い合わせるなど、さまざまな解決方法があります。

無料トライアル:有(登録アドレス120件まで、月500件まで配信可)
有料プラン:2,037円〜/月、初期費用8,640円
導入実績:2,000社(LIXIL、BOOK-OFF、理研産業など)

WiLL Mail(ウィルメール)

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WiLL Mail(ウィルメール)

メルマガの分析機能に長けた、高機能・多機能が特徴のメール配信ツールです。

マウス操作だけでHTMLメールを作成できるのに加え、配信した結果をグラフやヒートマップでリアルタイムに把握できます。メルマガの効果をより詳しく分析することで、メルマガの改善・最適化に役立てることが可能です。

クラウドやデータセンターを使った、優秀なサービスを賞する「ASPIC クラウド・IoTアワード」では、その技術力の高さが評価され、4年連続(2015〜2018年)受賞を果たしました。

このようにクオリティの高い配信ツールですが、2週間までの無料トライアルが用意されているうえ、最低1ヶ月からのスポット契約も可能です。多機能ゆえに使いこなせるかどうか不安という方でも、まずはお試し感覚で利用できます。

無料トライアル:有(14日間まで)
有料プラン:4,000円〜/月、初期費用20,000円〜
導入実績:200社(KDDI、博報堂アイ・スタジオ、JAFサービスなど)

まとめ

現在多くの企業がHTMLメールの採用を進めているように、メルマガでより高い成果を上げるのであれば、HTMLメールの利用は必須です。従来のテキストメールと比べて、視覚的に訴求ができたり、メールの効果を計測できたりするなど、HTMLメールにはさまざまなメリットがあるからです。

メールの作成に時間や手間がかかる、専門的なスキルが必要となるなどのデメリットもありますが、メール配信ツールを利用すれば、誰でも簡単に作成が可能です。それぞれの機能やコストを比較し、ぜひ自社に最適なツールを検討してみてください。