設定方法

さて、実際にFacebook広告A/Bテストをやってみましょう。A/Bテストの設定方法は以下です。広告マネージャを操作します。

1)キャンペーンの作成
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最初にキャンペーンを作成します。「マーケティングの目的は?」と聞かれますので、目的を選択してください。A/Bテストは「コンバージョン」の列にある「来店数の増加」以外なら設定できます(2019年10月時点)。選択する目的に応じて、この後のステップで設定する項目が異なります。

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目的の選択が終わると、画面下に設定項目が表示されます。この画面は「コンバージョン」を目的にした場合のものです。「キャンペーン名」には、自分でわかりやすい名称を入力してください。デフォルトでは「コンバージョン」になっています。次に「A/Bテストを作成」のスイッチを「オン」に変えます。すると「何をテストしますか?」と変数となるものを尋ねられますので、「クリエイティブ」「配信の最適化」「ターゲット」「配置」の4つの中から好きなものを選択します。1つのキャンペーンで指定できる変数は1種類ですので、いろいろな変数でテストをしたい場合はテスト時期を別で設定しましょう。「広告アカウントを設定」をクリックしてキャンペーン設定は完了です。

2)広告アカウントの設定
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アカウント情報として、「アカウントの国」「通貨」「時間帯」を設定します。日本で設定しているアカウントであれば、アカウントの国は「日本」、通貨は「日本円」で設定されているかと思います。時間帯は「Asia/Tokyo」を選択しましょう。この部分は、広告の請求やレポートのデータに記録されるものです。設定が終わったら「次へ」をクリックします。

3)広告セットを設定します。
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A/Bテスト広告セットを作成します。広告キャンペーンで選択した広告の目的によって設定する項目が異なります。たとえば、「コンバージョン」を目的として設定した場合、コンバージョンの対象を設定するのが最初です。「ウェブサイト」「アプリ」「Messenger」「WhatsApp」から選択します。デフォルトのまま「ウェブサイト」しておくと、計測するためのピクセル情報の記載とコンバージョンイベントの選択がありますので、該当する「イベント」を選択してください。
これが「トラフィック」を広告の目的にした場合は、コンバージョン対象の設定はなく、宣伝するFacebookページの選択が表示されます。複雑なものは表示されませんので、適宜設定しましょう。

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下にスクロールすると、「A/Bテストの予算と期間」という項目があります。予算は、どの広告目的でも設定が必要になる部分です。
予算は、1日の予算として、Facebook広告の推奨金額が入っていますので、必要に応じて変更します。金額の入力欄の下に「テストの推定パワー」という項目がポイントです。テストの推定パワーが80%以上になる予算を設定することが推奨されています。80%以上に設定するとテストが成功する可能性が高まります。

次に「期間」という項目があります。3日未満は十分なデータを得られない可能性があるため、テストの実施は少なくとも4日間の実施が推奨されています。

4)広告をセットして配信
配信する広告を設定しますが、変数によりセットする広告が異なります。「クリエイティブ」を変数にする場合は、広告Aと広告Bを作成しなければいけません。「配信の最適化」「ターゲット」「配置」の場合は、1つの広告を作成します。いずれも通常の広告作成のように、広告の形式やメディア、テキスト広告リンク先などを設定しましょう。確認の上、実行して配信を開始します。